46 / 85
3章 12人の思惟
12話 蒼い龍と青い花火と・・・
しおりを挟む
大きな爆発音に、街の人は外に出て、
夜空を見上げた。
見たことがない種類の青い花火が上がったかのように、
夜空は青く輝いて、それは、とても美しい輝きだった。
それを蒼い龍が巡航ミサイルを、
撃ち落としている光景だと知る者は、
ほんの僅かなのだろう。
里山旅館の一室で、
中野綾香は青く輝く夜空を、
動画に納めていた。
夜空のショーは、数分で終わった。
綾香は旅行用のロードマップを広げ、
じっと眺めて、印をつけた。
どこかに基地があるはずだ。
多分、地下にあるのだろうが、
地中探査レーダーで地道に探すしかないのか?
かなり広い街だ。綾香は気が滅入った。
赤いキャリーバックに内蔵された、
地中探査レーダーを確かめた。
「ひたすら歩くか・・・」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「石室?」
もっと科学的で
機械的な物を想像していたニッキーは呟いた。
チーム・南の島の思惟たちが、
会璃(あいり)に、連れられて入った部屋は、
4畳半くらいの茶室サイズで、壁は石で出来ていた。
壁に割れ目が見えないという事は、
部屋自体が大きな石そのものなのかも知れない。
中に入るとひんやりとして、
石の壁が熱と音を吸収していた。
部屋の中央には、
人が1人入れるくらいの石で出来た箱があった。
「思惟オリジナルの時は、
こんな部屋には来なかったような気がするんですが・・・」
ニッキーの問いに、会璃は返答した。
「姫様と姫様の乗る神将級があれば、その場で出来るのですが、
姫様は、現在お忙しいので・・・今回は、ここで・・・」
多分、この石で出来た箱に入れって事なのだろうけど、
どう見たって棺桶にしか見えないんだけど・・・
かなり怖い・・・・ニッキーは躊躇して、他の思惟を見た。
裸族のすっぽん思惟は、目を輝かせながら。
「私、一番でいいですか!」
会璃は、「どうぞ」と涼しげな表情で微笑んだ。
ニッキーはちょっとほっとした。
つづく
夜空を見上げた。
見たことがない種類の青い花火が上がったかのように、
夜空は青く輝いて、それは、とても美しい輝きだった。
それを蒼い龍が巡航ミサイルを、
撃ち落としている光景だと知る者は、
ほんの僅かなのだろう。
里山旅館の一室で、
中野綾香は青く輝く夜空を、
動画に納めていた。
夜空のショーは、数分で終わった。
綾香は旅行用のロードマップを広げ、
じっと眺めて、印をつけた。
どこかに基地があるはずだ。
多分、地下にあるのだろうが、
地中探査レーダーで地道に探すしかないのか?
かなり広い街だ。綾香は気が滅入った。
赤いキャリーバックに内蔵された、
地中探査レーダーを確かめた。
「ひたすら歩くか・・・」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「石室?」
もっと科学的で
機械的な物を想像していたニッキーは呟いた。
チーム・南の島の思惟たちが、
会璃(あいり)に、連れられて入った部屋は、
4畳半くらいの茶室サイズで、壁は石で出来ていた。
壁に割れ目が見えないという事は、
部屋自体が大きな石そのものなのかも知れない。
中に入るとひんやりとして、
石の壁が熱と音を吸収していた。
部屋の中央には、
人が1人入れるくらいの石で出来た箱があった。
「思惟オリジナルの時は、
こんな部屋には来なかったような気がするんですが・・・」
ニッキーの問いに、会璃は返答した。
「姫様と姫様の乗る神将級があれば、その場で出来るのですが、
姫様は、現在お忙しいので・・・今回は、ここで・・・」
多分、この石で出来た箱に入れって事なのだろうけど、
どう見たって棺桶にしか見えないんだけど・・・
かなり怖い・・・・ニッキーは躊躇して、他の思惟を見た。
裸族のすっぽん思惟は、目を輝かせながら。
「私、一番でいいですか!」
会璃は、「どうぞ」と涼しげな表情で微笑んだ。
ニッキーはちょっとほっとした。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる