82 / 263
5章 最近、強くなった太陽風のせいかも知れない。
2話 単純かつ、想像力の欠片も無い発想
しおりを挟む
『西都・サマルカンド』
ハミルと繋がった扇動者に煽られた民衆は、装甲騎兵に押され、
鉱物資源企業団公社ビル前の広場に向かって敗走を始めた。
民衆の動きは、明らかに何者かに誘導されていた。
その何者が何者なのか、考えるまでもない。
鉱物資源企業団公社ビルの最上階総裁室いた総裁は、
恐怖に震え、
「ビルのゲートを閉めろ!デモ隊をビルの中に入れるな!」
と警備室に命じた。
「しかし、あの中にはわが社の社員も・・・。」
「急いで閉めろ。」
総裁の強い命令には逆らえなかった。
警備員は急いでビルのドアの施錠をしたが、
すぐに何者かに叩き壊され、
デモ隊のビルへの進入を許してしまった。
デモ隊に続き、それを追う装甲騎兵、
そして、ハミル率いる精鋭α部隊が、ビル内へ進入した。
「至急、民兵を集めろ!アレム神父を奴らに渡してはならん。
ソフィーはどうした?まだ来ないのか?
おかしいだろう!このデモは評議会に対するデモだぞ!
なぜこちらに来る?おかしいだろう!」
総裁の喚き散らす声が総裁室に響いた。
ちなみに総裁の今日の機体は、
全身を木で覆った鼻の長い人形、ピノキオ。
動き回るその姿は、とてもメルヘンだった。
その間、ハミルとα部隊は、
突然止まったエレベーターのドアをこじ開けると、
最上階総裁室へと駆け上っていた。
『地下鉄線路跡・坑道』
ソフィーとデューカ、
そして、銀色のアンドロイドとアローン兵1万2千機は、
地下鉄坑道をサマルカンドへ向けて進んでいた。
「デューカ、さっきから何が不満なの?」
デューカは銀髪を一瞥した。
「こいつだよ。こいつ信じていいのか?
大体、俺はこいつの名前すら知らない」
「俺は名乗る程の者じゃない」
銀髪は即答した。
「色々、事情があるのよ」
ソフィーはデューカをなだめた。
「名乗りたくないなら俺が勝手に名づけてやる・・・・。
お前は銀髪だから銀次だ。」
「単純かつ、想像力の欠片も無い発想。」
銀髪のアンドロイドは、地下鉄坑道の中で、呟いた。
ソフィーがちょっと笑ったので、銀髪は、さらに続けた
「一体お前の思考回路は、この5000年間何をしていたんだ?
1つの文明が始まり、終わりを告げるだけの時間だぞ。
その間、俺の髪の色が何回変わったと思ってるんだ?」
「5000年の時間の流れを説明するのに髪の色って・・・
お前の5000年の証って、髪の色・・なのか?」
「否定はしない」
「否定しろよ!5000年だぞ!」
『宇宙ステーション・アントン』
宇宙ステーション・アントン管理官ケイに、ヤーシャは報告した。
「地上から連絡で、宇宙ステーション内に滞在中の、
鉱物資源企業団公社のアンドロイドを、
拘束せよとの命令通信が届きました。」
「拘束?」
「公社自体に反乱罪の疑いが掛けられたようです。」
「反乱罪?」
管理官のケイは、青く輝く星を見下ろした。
ケイの思考回路内では、
道化のアバタ―が【厄介な命令が来たもんだ】
と嘆いていた。
宇宙ステーション内で公社の連中は、
重要な技術者の集まり。
色々面倒な事になりそうだ・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございます。
毎週、土曜日更新です O(≧∇≦)O イエイ!!
ハミルと繋がった扇動者に煽られた民衆は、装甲騎兵に押され、
鉱物資源企業団公社ビル前の広場に向かって敗走を始めた。
民衆の動きは、明らかに何者かに誘導されていた。
その何者が何者なのか、考えるまでもない。
鉱物資源企業団公社ビルの最上階総裁室いた総裁は、
恐怖に震え、
「ビルのゲートを閉めろ!デモ隊をビルの中に入れるな!」
と警備室に命じた。
「しかし、あの中にはわが社の社員も・・・。」
「急いで閉めろ。」
総裁の強い命令には逆らえなかった。
警備員は急いでビルのドアの施錠をしたが、
すぐに何者かに叩き壊され、
デモ隊のビルへの進入を許してしまった。
デモ隊に続き、それを追う装甲騎兵、
そして、ハミル率いる精鋭α部隊が、ビル内へ進入した。
「至急、民兵を集めろ!アレム神父を奴らに渡してはならん。
ソフィーはどうした?まだ来ないのか?
おかしいだろう!このデモは評議会に対するデモだぞ!
なぜこちらに来る?おかしいだろう!」
総裁の喚き散らす声が総裁室に響いた。
ちなみに総裁の今日の機体は、
全身を木で覆った鼻の長い人形、ピノキオ。
動き回るその姿は、とてもメルヘンだった。
その間、ハミルとα部隊は、
突然止まったエレベーターのドアをこじ開けると、
最上階総裁室へと駆け上っていた。
『地下鉄線路跡・坑道』
ソフィーとデューカ、
そして、銀色のアンドロイドとアローン兵1万2千機は、
地下鉄坑道をサマルカンドへ向けて進んでいた。
「デューカ、さっきから何が不満なの?」
デューカは銀髪を一瞥した。
「こいつだよ。こいつ信じていいのか?
大体、俺はこいつの名前すら知らない」
「俺は名乗る程の者じゃない」
銀髪は即答した。
「色々、事情があるのよ」
ソフィーはデューカをなだめた。
「名乗りたくないなら俺が勝手に名づけてやる・・・・。
お前は銀髪だから銀次だ。」
「単純かつ、想像力の欠片も無い発想。」
銀髪のアンドロイドは、地下鉄坑道の中で、呟いた。
ソフィーがちょっと笑ったので、銀髪は、さらに続けた
「一体お前の思考回路は、この5000年間何をしていたんだ?
1つの文明が始まり、終わりを告げるだけの時間だぞ。
その間、俺の髪の色が何回変わったと思ってるんだ?」
「5000年の時間の流れを説明するのに髪の色って・・・
お前の5000年の証って、髪の色・・なのか?」
「否定はしない」
「否定しろよ!5000年だぞ!」
『宇宙ステーション・アントン』
宇宙ステーション・アントン管理官ケイに、ヤーシャは報告した。
「地上から連絡で、宇宙ステーション内に滞在中の、
鉱物資源企業団公社のアンドロイドを、
拘束せよとの命令通信が届きました。」
「拘束?」
「公社自体に反乱罪の疑いが掛けられたようです。」
「反乱罪?」
管理官のケイは、青く輝く星を見下ろした。
ケイの思考回路内では、
道化のアバタ―が【厄介な命令が来たもんだ】
と嘆いていた。
宇宙ステーション内で公社の連中は、
重要な技術者の集まり。
色々面倒な事になりそうだ・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございます。
毎週、土曜日更新です O(≧∇≦)O イエイ!!
0
あなたにおすすめの小説
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる