205 / 263
11章 ファンファーレが鳴る中
1話 思考ノイズの中で
しおりを挟む話は再び『8章9話 機械の猫の愛が止らない!』機械猫たちと遭遇した時点に戻ります。
人類の皆さまはこちら↓
【沙羅】この惑星に漂流してきた人類の少女14歳。錬の兄が好き♪
【錬】ゲーム好きな人類の少年13歳。
【知佳】躍るのが好きな12歳の少女
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
知佳が振り回した新体操用のこん棒は、機械猫のあゆみの頭部を直撃し、あゆみの思考回路がノイズに満ちた。
>しまった!
「えっ何これ、めっちゃ可愛いんですけど!」
ノイズまみれの中、人間の少女の声が聞こえた。
今さっき、こん棒で殴りつけた少女だろう。
>可愛いんですけど!?
思考が乱れる中、あゆみは必死で思考を巡らせた。
>可愛いんですけど!?俺の事か?
>俺の事だよな!
>間違いなく、俺の事を可愛いって言っている!
あゆみが機械猫になったのは、人類滅亡後。
当然、生きてる人間に「可愛い」と言われた事がなかった。
>可愛い。猫として、こんなに嬉しい事はない・・・
あゆみの思考回路内は、今まで感じた事がない程の幸福感に満ちた。
>可愛い。なんて良い響きなんだ。
さらに機械猫のあゆみの視線に入ってきたのは、本物の猫だ。
>!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その衝撃は、言葉に出来なかった。
>これが本物の猫!?なんて事だ!可愛すぎるじゃないか!
さらに清楚な美しい少女が見えた。
>美しい・・・交渉相手の娘か?
>そうか、俺は人類と交渉しなくてはいけなかったんだ。
倒れ込んでいたあゆみは、ゆっくりと立ち上がった。
「まだやる気?」
こん棒を持った少女が挑発してきた。
>『待て』あれ声が出ない。
>あのこん棒の攻撃のせいだ。
>ああああああああ。
こんな時の為の猫笛を吹いた。
生の猫たちは反応したが、人間たちには聞こえないらしい。
バイカルなら駆けつけてくれるはずだ。
とりあえず間が持たないので、あゆみは踊ってみた。
こん棒をもつ少女は、機械猫の踊りに少しだけ驚いたが、こん棒少女も綺麗に踊り始めた。
>なんて美しいダンスだ!
あゆみは、ただ見惚れた。
>恋をしたかのような感覚。
>異種同士の遭遇としては、こんな良い出会いはないだろう。
こん棒を持つ少女が動きを止め、表情から笑顔が消えた。
>なんだ?
視界にバイカルが映った。
あゆみにとっては見慣れた白虎型アンドロイドだが、知らない奴が見たらかなり凶暴ななりをしている。
そんな奴が、突進してきていた。
あゆみが襲われたと思ったのだろう。
襲われたのは事実だが!
状況は急変した!
>バイカル!待て!
つづく
0
あなたにおすすめの小説
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる