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「守って守られるそんな関係で」
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大人になって、凄い男気溢れるような雰囲気になった私の彼氏の純也。
私はそんな純也にいつも守られてきたけど。
だけど、これからは、私にも守らせてね。
だって、純也とはそうやって、お互い精神的に支えあえる関係でいたいから。
私の彼氏の純也と私は同じ歳で社会人になり、丁度、今年で3年目。
事務職の私と違い、純也は営業マンで、かなりの大手の会社で働いているから、結構、責任のある仕事も任されていて、今、純也はかなり忙しい。それは休みも中々、取れない程に。
だから、私と純也はここのところ、中々、会えないでいたんだけど、久し振りに純也から、つい先日、会おうと連絡があった。
私は純也に会えると思って嬉しかったんだけど……。
土曜日の今日、純也が1人暮らしをしているマンションに来て、純也に会って、純也の顔を見て、無理して、会ってくれたんだなとすぐに解った。
「純也、疲れてるでんしょ? なら、無理して、私に会ってくれなくても良かったんだよ?」
私がそう言うと純也は俺を抱きしめた。
私達はリビングルームの長ソファーに並んで座っていた。
「いいんだよ。俺が沙耶に会いたかったんだから」
「純也……」
本当はね、この間、どうしても声が聞きたくなって、私の方から電話した時に私が思わず、会いたいって、言ったことを覚えてくれてたんだよね?
優しい純也のことだから、どんなに疲れてても、私に会おうって思ってくれたんだよね。
そう思うと胸がぎゅっと締めつけられそうになって、私は思わず純也をぎゅっと抱きしめ返した。
多分、ちょっといつもよりは強い力で。
「沙耶、どうした?」
だから、やっぱりそんな風に純也が聞いた。
「ね、純也、私ね最近、よく思っていることがあるの」
「何?」
「純也はね、私と高校生の時に出会って、そこから恋人同士になって、その時から、何かと私のことを守ってきてくれたでしょ? 私のどんな変化にも気付いて、傷ついてる時はいつも傍にいてくれた」
「そうかな?」
純也はこういう時、いつも覚えてないような返事の仕方をする。
でも、私は知ってるよ。
純也は照れ屋だから、こういった感じになるんだよね。
「でもね、これからは、私にも純也の弱さとか、もっと見せてほしいな。私は女だけど、守られるだけじゃなくて、守る側にもなりたいから。守りあえる、そんな関係でいたいから」
「沙耶」
「ね?」
そう言うと純也は優しく笑った。
「純也?」
「馬鹿だな、沙耶は。俺はお前に今までだって、十分に守られてきたよ」
「え?」
「何より、沙耶が俺の精神安定剤なんだからさ。でも、沙耶、ありがとう。そんな風に思ってくれて。俺達、本当にいつまでも、そんな風にお互いに守りあえる関係でいような」
そう言い純也は私に優しいキスをした。
それから私達は久し振りに凄く甘い時間を過ごした。
ねぇ、純也。
それなら、いいの。
純也のことを私が少しでも支えてあげられているのなら。
だから、本当にこれからもずっと一緒にいて、守りあえる関係でいてね。
END
私はそんな純也にいつも守られてきたけど。
だけど、これからは、私にも守らせてね。
だって、純也とはそうやって、お互い精神的に支えあえる関係でいたいから。
私の彼氏の純也と私は同じ歳で社会人になり、丁度、今年で3年目。
事務職の私と違い、純也は営業マンで、かなりの大手の会社で働いているから、結構、責任のある仕事も任されていて、今、純也はかなり忙しい。それは休みも中々、取れない程に。
だから、私と純也はここのところ、中々、会えないでいたんだけど、久し振りに純也から、つい先日、会おうと連絡があった。
私は純也に会えると思って嬉しかったんだけど……。
土曜日の今日、純也が1人暮らしをしているマンションに来て、純也に会って、純也の顔を見て、無理して、会ってくれたんだなとすぐに解った。
「純也、疲れてるでんしょ? なら、無理して、私に会ってくれなくても良かったんだよ?」
私がそう言うと純也は俺を抱きしめた。
私達はリビングルームの長ソファーに並んで座っていた。
「いいんだよ。俺が沙耶に会いたかったんだから」
「純也……」
本当はね、この間、どうしても声が聞きたくなって、私の方から電話した時に私が思わず、会いたいって、言ったことを覚えてくれてたんだよね?
優しい純也のことだから、どんなに疲れてても、私に会おうって思ってくれたんだよね。
そう思うと胸がぎゅっと締めつけられそうになって、私は思わず純也をぎゅっと抱きしめ返した。
多分、ちょっといつもよりは強い力で。
「沙耶、どうした?」
だから、やっぱりそんな風に純也が聞いた。
「ね、純也、私ね最近、よく思っていることがあるの」
「何?」
「純也はね、私と高校生の時に出会って、そこから恋人同士になって、その時から、何かと私のことを守ってきてくれたでしょ? 私のどんな変化にも気付いて、傷ついてる時はいつも傍にいてくれた」
「そうかな?」
純也はこういう時、いつも覚えてないような返事の仕方をする。
でも、私は知ってるよ。
純也は照れ屋だから、こういった感じになるんだよね。
「でもね、これからは、私にも純也の弱さとか、もっと見せてほしいな。私は女だけど、守られるだけじゃなくて、守る側にもなりたいから。守りあえる、そんな関係でいたいから」
「沙耶」
「ね?」
そう言うと純也は優しく笑った。
「純也?」
「馬鹿だな、沙耶は。俺はお前に今までだって、十分に守られてきたよ」
「え?」
「何より、沙耶が俺の精神安定剤なんだからさ。でも、沙耶、ありがとう。そんな風に思ってくれて。俺達、本当にいつまでも、そんな風にお互いに守りあえる関係でいような」
そう言い純也は私に優しいキスをした。
それから私達は久し振りに凄く甘い時間を過ごした。
ねぇ、純也。
それなら、いいの。
純也のことを私が少しでも支えてあげられているのなら。
だから、本当にこれからもずっと一緒にいて、守りあえる関係でいてね。
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