「行方知れずの恋」

愛理

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第37話「何故だか不安が大きくなって……」

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 私と克己はそれから3日間、ホテルに泊まりながら、福岡で住めそうなところを探した。
 だけど、学生の私達に住めるところをすんなりと貸してくれるところなんてなくて……。
 私はさすがにこのままじゃホテル代もいるし、やばいなと思い始めていた。
 そして、そんな時……。
「真弥、やっぱり、明日、もう東京に帰ろう」
 克己がお互いにお風呂に入って、部屋で落ち着いていた時にそう言った。
「え?」
 私は克己がもう東京に帰ろうと言うなんて全然、思っていなかったので驚いた。
「ごめんな真弥、俺が変なこと言って、ここに留まらせて。でも、真弥が俺と一緒にここにいるって言ってくれて、しかも本気で俺と一緒に住めるところを探してくれて、凄く嬉しかったよ。だから、もういいんだ」
 そう言い克己は私を抱きしめた。
「克己……」
「本当にごめんな」
「……ねぇ、克己、私達、これからもずっと一緒にいれるよね?」
 何だか解らないけど、私は克己が私の傍からいなくなるような気がして、凄く不安になって、そう克己に聞いた。
「ん? あたり前だろ。だって、お互いに誓っただろ。もう離れないって」
「うん、そうだよね……」
 私がそう言うと克己は私を痛いくらいに強く抱きしめた。
 でも、私はこんな風に克己に痛いくらいに抱きしめられても、何故か克己が私の傍からいなくなるんじゃないかという不安に駆られてばかりいた。
 ねぇ、克己……。
 何でだろう。
 どうして、こんなに克己が私の傍からいなくなるんじゃないかって、不安な気持ちが大きいの?
 大好きな克己の腕の中に今もこうしているのに……。
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