13 / 64
第13話「冷たい態度」
しおりを挟む
君山課長に陸人の写真集のイベントの手伝いをしてくれと言われてから、数日後に陸人の最初の写真集のイベントがあった。
イベントの打ち合わせは君山課長にこの仕事のことを伝えられた次の日に陸人のマネージャーとしていて、私はまた陸人の身の周りのお世話をしてくれればいいと言われていた。
本音を言えばそういうのではなくイベントの用意とか、そういった仕事がしたかったけれど、かなりの金額でこの仕事を会社が引き受けたらしく私は言われるまま、陸人の身の周りのお世話をするしかなかった。
といっても、勿論、何か買ってくるとか、そういったことはなく、あくまでイベント関連での陸人の身の周りのお世話なんだけど。
そして、私はイベントの初日、陸人のマネージャーに言われて、すぐに陸人の楽屋に行った。
コンコンとノックをすると、
「イベント関連の人? 入ってください」
と中から陸人の声がした。
私はその陸人の言葉に戸惑った。
だって、陸人は今、イベント関連の人って言ったから。
でも、さっき、私に陸人のマネージャーが、陸人には私がもうすぐ楽屋に来ることを伝えてるからと言っていたから。
え? 何? もしかして、今回の身の周りのお世話をする人は私って陸人は知らないの?
私はそう思いながら、静かにドアを開けた。
「こんにちは。今日はよろしくお願い致します」
私は仕事なので、一応、畏まった挨拶をした。
「亜美?」
陸人は私を見て凄く驚いた。
やっぱり、陸人は私が今回もイベントのお手伝いをするって知らなかったんだ。
じゃあ、何で陸人のマネージャーは私を指名してきたの?
私がそう思っていると、
「亜美が今回もイベントの時の俺の身の周りの世話係なんだ」
陸人は急に冷たい口調と声で言った。
私はそんな陸人にドキリとした。
もしかして、陸人は私がこの仕事に関わるのは嫌なんじゃ……。
そう思ったけど、私は、
「はい。マネージャーの方から私にご指名が入りまして」
そう言い、今回、私がここに来た経緯を説明した。
すると陸人は、
「マネージャーから? 沢渡さん一体、どういうつもりなんだろ? まあ、そういうことならよろしくお願いします。とりあえず別に今は何もしなくていいから、何処かで休憩していてくれるかな?」
やっぱりまだ冷たい口調と声でそう言った。
そして、無表情で一体、何を考えているのか解らない感じだった。
「はい」
本当は陸人に何でそんな態度取るの?
それなら何で私を抱きしめたりしたの?
そんな風に色々と聞きたかったけど、あくまでこれは仕事の一貫なので、私は返事をして、さすがに仕事中なので、皆が仕事をしている中で、休憩することはできないけど、とりあえず陸人の楽屋から出ていくことにした。
ただ、楽屋から出てすぐに自然と涙が零れてしまったけど。
陸人があまりにも私に対して、冷たかったから。
イベントの打ち合わせは君山課長にこの仕事のことを伝えられた次の日に陸人のマネージャーとしていて、私はまた陸人の身の周りのお世話をしてくれればいいと言われていた。
本音を言えばそういうのではなくイベントの用意とか、そういった仕事がしたかったけれど、かなりの金額でこの仕事を会社が引き受けたらしく私は言われるまま、陸人の身の周りのお世話をするしかなかった。
といっても、勿論、何か買ってくるとか、そういったことはなく、あくまでイベント関連での陸人の身の周りのお世話なんだけど。
そして、私はイベントの初日、陸人のマネージャーに言われて、すぐに陸人の楽屋に行った。
コンコンとノックをすると、
「イベント関連の人? 入ってください」
と中から陸人の声がした。
私はその陸人の言葉に戸惑った。
だって、陸人は今、イベント関連の人って言ったから。
でも、さっき、私に陸人のマネージャーが、陸人には私がもうすぐ楽屋に来ることを伝えてるからと言っていたから。
え? 何? もしかして、今回の身の周りのお世話をする人は私って陸人は知らないの?
私はそう思いながら、静かにドアを開けた。
「こんにちは。今日はよろしくお願い致します」
私は仕事なので、一応、畏まった挨拶をした。
「亜美?」
陸人は私を見て凄く驚いた。
やっぱり、陸人は私が今回もイベントのお手伝いをするって知らなかったんだ。
じゃあ、何で陸人のマネージャーは私を指名してきたの?
私がそう思っていると、
「亜美が今回もイベントの時の俺の身の周りの世話係なんだ」
陸人は急に冷たい口調と声で言った。
私はそんな陸人にドキリとした。
もしかして、陸人は私がこの仕事に関わるのは嫌なんじゃ……。
そう思ったけど、私は、
「はい。マネージャーの方から私にご指名が入りまして」
そう言い、今回、私がここに来た経緯を説明した。
すると陸人は、
「マネージャーから? 沢渡さん一体、どういうつもりなんだろ? まあ、そういうことならよろしくお願いします。とりあえず別に今は何もしなくていいから、何処かで休憩していてくれるかな?」
やっぱりまだ冷たい口調と声でそう言った。
そして、無表情で一体、何を考えているのか解らない感じだった。
「はい」
本当は陸人に何でそんな態度取るの?
それなら何で私を抱きしめたりしたの?
そんな風に色々と聞きたかったけど、あくまでこれは仕事の一貫なので、私は返事をして、さすがに仕事中なので、皆が仕事をしている中で、休憩することはできないけど、とりあえず陸人の楽屋から出ていくことにした。
ただ、楽屋から出てすぐに自然と涙が零れてしまったけど。
陸人があまりにも私に対して、冷たかったから。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄はお受けいたしましょう~踏みにじられた恋を抱えて
ゆうぎり
恋愛
「この子がクラーラの婚約者になるんだよ」
お父様に連れられたお茶会で私は一つ年上のナディオ様に恋をした。
綺麗なお顔のナディオ様。優しく笑うナディオ様。
今はもう、私に微笑みかける事はありません。
貴方の笑顔は別の方のもの。
私には忌々しげな顔で、視線を向けても貰えません。
私は厭われ者の婚約者。社交界では評判ですよね。
ねぇナディオ様、恋は花と同じだと思いませんか?
―――水をやらなければ枯れてしまうのですよ。
※ゆるゆる設定です。
※名前変更しました。元「踏みにじられた恋ならば、婚約破棄はお受けいたしましょう」
※多分誰かの視点から見たらハッピーエンド
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる