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第3章「闇の街」
第7話「洞窟の中で」
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5人が洞窟の中に入るとすぐに功が、
「この洞窟、何だか入った途端に身体が重くなった気がするんだけど」
そう言った。
すると守が、
「そうですね。多分、それはここにいる全員そうだと思います。恐らく僕達が思っているとおり、この洞窟の中にはさっきよりも、もっと強烈な化け物がいるんだと思います」
そう言った。
だけど、その後に、
「でも、ほんの僅かですがこの洞窟からは神聖なものも感じます」
心がそう言ったので、守以外の皆は心を不思議そうな顔で見た。
すると心が、
「それはさっき私達を守ってくれた神聖な石と同様なものです」
そう言ったので、今度は優は嬉しそうに心を見た。
心はそんな優に優しく微笑みながら頷き、
「多分、この洞窟の中にいる強烈な化け物を倒したら、この洞窟は優が神聖な石を見つけた時のようになるはずです。だから、とにかく先を急ぎましょう」
そう言った。
そして、他の4人はそんな心の言葉に力強く頷き、心と共に先に進んで行った。
洞窟の中は単純な道で、ただ真っ直ぐに進んで行けばいいだけだった。
だけど、その代わり、かなり強いモンスターが次から次へと出て来ては勇気達を襲ってきた。
「ったく黒い山の一時期と同じで倒しても倒してもきりがないぜ」
功が言った。
「だけど、そろそろ洞窟の一番奥に着くみたいです」
守が言った。
「え? 本当か?」
功が言った。
「ええ。ただ、化け物がいきなり襲いかかってくるかもしれませんので、気をつけてください」
守が言った。
「ああ、解った」
功が言った。
そして、心以外の4人は恐らく化け物がいるであろう場所に行こうとした。
だけど、その時、
「待ってください」
と心が言ったので、4人は心の方を見た。
「どうしたんだよ心」
勇気が言った。
「あそこに小さな生き物が倒れています」
心はそう言い5人が今いる場所から少しだけ先のところにあった少し大きな岩のところを指刺した。
「え? 小さな生き物? 虫とかならほっとけよ」
功が言った。
「違います。恐らく妖精か何かです」
心が言った。
「え? 妖精? まさか」
勇気が言った。
「いえ、多分、本当に妖精です。この世界は化け物がいる世界です。だとしたらどんな生物ががいたとしても不思議ではありません」
守が言った。
「じゃあ、とりあえず妖精のところに行こう」
勇気がそう言って、5人は妖精がいる場所に行った。
すると本当に妖精らしき生物が倒れていた。
本当に小さくて、だけど、その妖精は身体中から僅かに光を放っていた。
身体全体はとても綺麗なピンク色をしていて、髪の毛だと思われる部分には可愛らしい花の髪飾りをつけていた。
そして、勇気達の妖精のイメージらしく、やはり羽根も生えていた。
「きっとこの洞窟から感じた僅かな神聖なものはこの妖精からです」
心が言った。
「でも、この妖精、何か凄い傷ついてる感じがするんだけど」
そう言い勇気がその妖精を両手でそっと抱きあげるとその妖精の身体中が今までは僅かにしか光っていなかったのにいきなり凄く光り出した。
「この洞窟、何だか入った途端に身体が重くなった気がするんだけど」
そう言った。
すると守が、
「そうですね。多分、それはここにいる全員そうだと思います。恐らく僕達が思っているとおり、この洞窟の中にはさっきよりも、もっと強烈な化け物がいるんだと思います」
そう言った。
だけど、その後に、
「でも、ほんの僅かですがこの洞窟からは神聖なものも感じます」
心がそう言ったので、守以外の皆は心を不思議そうな顔で見た。
すると心が、
「それはさっき私達を守ってくれた神聖な石と同様なものです」
そう言ったので、今度は優は嬉しそうに心を見た。
心はそんな優に優しく微笑みながら頷き、
「多分、この洞窟の中にいる強烈な化け物を倒したら、この洞窟は優が神聖な石を見つけた時のようになるはずです。だから、とにかく先を急ぎましょう」
そう言った。
そして、他の4人はそんな心の言葉に力強く頷き、心と共に先に進んで行った。
洞窟の中は単純な道で、ただ真っ直ぐに進んで行けばいいだけだった。
だけど、その代わり、かなり強いモンスターが次から次へと出て来ては勇気達を襲ってきた。
「ったく黒い山の一時期と同じで倒しても倒してもきりがないぜ」
功が言った。
「だけど、そろそろ洞窟の一番奥に着くみたいです」
守が言った。
「え? 本当か?」
功が言った。
「ええ。ただ、化け物がいきなり襲いかかってくるかもしれませんので、気をつけてください」
守が言った。
「ああ、解った」
功が言った。
そして、心以外の4人は恐らく化け物がいるであろう場所に行こうとした。
だけど、その時、
「待ってください」
と心が言ったので、4人は心の方を見た。
「どうしたんだよ心」
勇気が言った。
「あそこに小さな生き物が倒れています」
心はそう言い5人が今いる場所から少しだけ先のところにあった少し大きな岩のところを指刺した。
「え? 小さな生き物? 虫とかならほっとけよ」
功が言った。
「違います。恐らく妖精か何かです」
心が言った。
「え? 妖精? まさか」
勇気が言った。
「いえ、多分、本当に妖精です。この世界は化け物がいる世界です。だとしたらどんな生物ががいたとしても不思議ではありません」
守が言った。
「じゃあ、とりあえず妖精のところに行こう」
勇気がそう言って、5人は妖精がいる場所に行った。
すると本当に妖精らしき生物が倒れていた。
本当に小さくて、だけど、その妖精は身体中から僅かに光を放っていた。
身体全体はとても綺麗なピンク色をしていて、髪の毛だと思われる部分には可愛らしい花の髪飾りをつけていた。
そして、勇気達の妖精のイメージらしく、やはり羽根も生えていた。
「きっとこの洞窟から感じた僅かな神聖なものはこの妖精からです」
心が言った。
「でも、この妖精、何か凄い傷ついてる感じがするんだけど」
そう言い勇気がその妖精を両手でそっと抱きあげるとその妖精の身体中が今までは僅かにしか光っていなかったのにいきなり凄く光り出した。
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