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「初めての本気 リターンズ」
第2話
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水族館に着くと理菜は目をキラキラ輝かせて水槽を見て回った。
勿論、その間も俺と理菜は手を繋いでいた。
そして、イルカのショーを見ている時は理菜はよりいっそう目を輝かせた。
俺はそんな理菜を見て、本当に可愛いなと思った。
イルカのショーを見た後は水族館の中にある、レストランで昼飯を食べることにした。
「どう? 楽しい?」
食事をしている時に俺は理菜に聞いた。
すると理菜は俺の顔をじっと見た後、
「うん、凄く楽しい」
笑顔でそう言った。
俺はそんな理菜を見て、また、きゅんっとしてしまう。
ああ、やべ。
俺、本当に一体、今までどういったデートしてきたんだろ?
多分、理菜には言えないようなデートを沢山してきたような気がする。
俺はそう思って少し自己嫌悪に陥った。
だけど、この水族館の感想を本当に楽しそうに話す理菜を見て、まあ、それらは過去のこと。
俺は理菜に対しては誠実なつきあいをするし、絶対に大切にするって決めたんだ。
そう思った。
水族館を出る前に俺と理菜は水族館にある売店に行った。
「理菜、何か欲しいものある?」
「え?」
「せっかくの初デートだし、何かプレゼントしたいなって。まあ、まだ高校生の身分だし、俺、バイトしてないから、そんなに高いものは買えないけど」
「いいの?」
「うん、むしろ、かなりプレゼントしたい」
「じゃあね、これ」
理菜はそう言い、小さいピンク色のイルカのペンダントを俺に差しだした。
偶然見えたけど、値段は700円とかなりリーズナブルだった。
「もう少し高いものでもいいよ?」
「ううん、これがいいの。凄く可愛い」
理菜は本当に心の底からそう言ってるという表情で言ったので、俺はコクンと頷き、
「解った。じゃあ、これプレゼントするな」
そう言い俺はそのイルカのペンダントを持って、レジに向かった。
売店を出た後、俺と理菜は水族館の近くにある大きい公園に行った。
そして、そこで俺は理菜にさっきのイルカのペンダントをつけてあげた。
「はい」
「凄く嬉しい。ありがとう」
理菜はまた本当に嬉しそうにそう言った。
だから、俺は思わず理菜を抱きしめキスをした。
でも、俺はそこではっと気づいた。
そういえば理菜は手を繋ぐだけでも真っ赤になるのに俺、さらりと今、キスなんかしちゃったんだけど、大丈夫かよ?
俺はそう思いながら、理菜の顔を見た。
すると理菜は俺が思ったとおり、凄く真っ赤な顔をして、そのうえ、薄ら目に涙を浮かべていた。
「いきなりキスなんかしてごめん。嫌だったよな?」
俺がそう言うと理菜は更に顔を赤くして、だけど、ぶんぶんと思いっきり首を左右に振って、
「ううん、嫌じゃないよ。ただ、私、キスするの初めてだったから、少しびっくりしただけ。でも、本当に嫌じゃないよ。だって、礼央くんとだから」
そう言った。
俺は理菜のその言葉を聞いて、ああ、もう、何で本当に理菜はこんなに可愛いんだろう?
そう思い、理菜をまたぎゅっと抱きしめた。
そして、今日、何度目かの理菜のことは絶対に傷つけないし大切にする。
そう思っていた。
勿論、その間も俺と理菜は手を繋いでいた。
そして、イルカのショーを見ている時は理菜はよりいっそう目を輝かせた。
俺はそんな理菜を見て、本当に可愛いなと思った。
イルカのショーを見た後は水族館の中にある、レストランで昼飯を食べることにした。
「どう? 楽しい?」
食事をしている時に俺は理菜に聞いた。
すると理菜は俺の顔をじっと見た後、
「うん、凄く楽しい」
笑顔でそう言った。
俺はそんな理菜を見て、また、きゅんっとしてしまう。
ああ、やべ。
俺、本当に一体、今までどういったデートしてきたんだろ?
多分、理菜には言えないようなデートを沢山してきたような気がする。
俺はそう思って少し自己嫌悪に陥った。
だけど、この水族館の感想を本当に楽しそうに話す理菜を見て、まあ、それらは過去のこと。
俺は理菜に対しては誠実なつきあいをするし、絶対に大切にするって決めたんだ。
そう思った。
水族館を出る前に俺と理菜は水族館にある売店に行った。
「理菜、何か欲しいものある?」
「え?」
「せっかくの初デートだし、何かプレゼントしたいなって。まあ、まだ高校生の身分だし、俺、バイトしてないから、そんなに高いものは買えないけど」
「いいの?」
「うん、むしろ、かなりプレゼントしたい」
「じゃあね、これ」
理菜はそう言い、小さいピンク色のイルカのペンダントを俺に差しだした。
偶然見えたけど、値段は700円とかなりリーズナブルだった。
「もう少し高いものでもいいよ?」
「ううん、これがいいの。凄く可愛い」
理菜は本当に心の底からそう言ってるという表情で言ったので、俺はコクンと頷き、
「解った。じゃあ、これプレゼントするな」
そう言い俺はそのイルカのペンダントを持って、レジに向かった。
売店を出た後、俺と理菜は水族館の近くにある大きい公園に行った。
そして、そこで俺は理菜にさっきのイルカのペンダントをつけてあげた。
「はい」
「凄く嬉しい。ありがとう」
理菜はまた本当に嬉しそうにそう言った。
だから、俺は思わず理菜を抱きしめキスをした。
でも、俺はそこではっと気づいた。
そういえば理菜は手を繋ぐだけでも真っ赤になるのに俺、さらりと今、キスなんかしちゃったんだけど、大丈夫かよ?
俺はそう思いながら、理菜の顔を見た。
すると理菜は俺が思ったとおり、凄く真っ赤な顔をして、そのうえ、薄ら目に涙を浮かべていた。
「いきなりキスなんかしてごめん。嫌だったよな?」
俺がそう言うと理菜は更に顔を赤くして、だけど、ぶんぶんと思いっきり首を左右に振って、
「ううん、嫌じゃないよ。ただ、私、キスするの初めてだったから、少しびっくりしただけ。でも、本当に嫌じゃないよ。だって、礼央くんとだから」
そう言った。
俺は理菜のその言葉を聞いて、ああ、もう、何で本当に理菜はこんなに可愛いんだろう?
そう思い、理菜をまたぎゅっと抱きしめた。
そして、今日、何度目かの理菜のことは絶対に傷つけないし大切にする。
そう思っていた。
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