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序章・対の戦い編
1-20 20 香露音視点 団体試験
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「おっはよー!」
朝から元気な人が香露音の元に来た。
彼女の名前は日鞠 椿。
同じ学園で香露音と同じクラスだ。夏希の元クラスメートでもある。
「おはよう。椿。」
「あとは、夏希だけだねー!」
少し時間が経つと、直ぐに夏希が来た。
「お待たせー!」
夏希が走って二人の元に駆け寄った。
「ごめんねー!遅くなったー!」
「ううん。大丈夫だよ。それじゃあ行こうか。」
三人は受付に話しかけ、待機場所に行った。
すると夏希が見つけたようだ。
「…?あれ…棚…何君と、鶴ちゃんじゃない?」
「棚見君ね。あともう一人。あの人達も参加するんだ。」
「棚見君は個人の方でも来てたから分かるけど…鶴ちゃんも来るとは…思わなかった。」
「なになに?知り合い?」
「女の子の方は私達の後輩。小さい男の子は、もう一人の後輩。身長が高い男子は知らない。」
「ふ~ん。そうなんだ~。」
「ねぇねぇ、香露音。鶴ちゃんって無能力者じゃないよね。」
「そうだよ。」
「スナイパー…だと思ってたんだけどさ…」
「本人もそう言ってたしね。」
1度、緋色、棚見君、鶴ちゃんの三人の3or3を見たことがあるせいで、ハンターだとは思えないが。
「どうやら…違うみたい…」
「え?精神世界の鶴ちゃんと喋ったんじゃないの?」
「確かに…精神世界の鶴ちゃんはハンターとは言ってたけど…緋色みたいな感じだと思う。」
「確かに…アナライズの数値がちょっと変わってる気がしてた気が?」
「もう!今はそんな事どうでもいいでしょ!私が置いてけぼりになってるんじゃん!」
「ごめんごめん。もうそろそろ試合が始まるみたいだし、観戦しようか。」
三人は試合を見る。
やはり、団体戦とは言うが皆資格が欲しいだけなようでチームメイトなどほぼ無いに等しい。
それくらいならまだ良いが、仲間割れも発生している。
「うわー…酷いね。」
椿がドン引きしている。
「あのパーティーは確かにバランスは良いけど…仲が悪いね。」
夏希は呟く。ブレインダイブになってから人を見るのが得意になってきた。
「うん。そうだね。」
香露音はそう言い、次の試合のことを考える。
椿の能力はアーチャー。よくハンターと比べられるがアーチャーにはアーチャーの良さがある。
アーチャーは決して誤射しない。
ハンターの専用武器は銃なので、全く誘導出来ないのに対し、専用武器が弓であるアーチャーは誘導する。
その為、威力は劣るがハンターの下位互換ではない。
あちらの醜い試合が終わる。
「次は私達だね。行こう。」
三人は決闘場に着く。対戦相手の三人が睨みつけてきた。
(感じ悪いわね…)
「夏希…準備はOK?」
「うん。ちゃんと大丈夫。私だからできる戦い方をするよ。」
「無理…しないでよね。夏希。」
椿が心配そうに言う。しかし、この作戦を提示したのは夏希自身だ。
「準備は良いですか?始め!」
世界が変化する。どうやら天空の決闘場だ。
下に落ちたら即死亡判定される。こればかりは運なので仕方無い。
「椿!隠れる場所無いけど?」
「問題無いわ!私隠れるの嫌いだし。」
「夏希は?」
「………大丈夫!さっさと勝とう!」
やはり無理をしているように見える。
アナライズを全員にかける。
「左から順に戦士、ウィザード、アーチャー!ウィザードの能力に気を付けて!」
「分かった!…武器生成(小)!」
「オーケー!」
この言葉に相手は驚いている。
「何で知って!?」
「この一瞬でアナライズをかけた!?」
「うろたえるなよ!作戦通りに行けば勝てるさ!」
やはり、面倒なのが戦士だ。
基礎能力が全て(中)威力。その代わり開眼した能力が少ない。
しかし、その中の司令塔という能力はえげつない。
簡単に言えば博識になる能力で、恐ろしく長い計算を直ぐに解けたり、記憶能力がずば抜けたりする。
この能力は本人の頭脳の良さによって上昇値が左右されるが、頭が良い人がこの能力を手にすると未来さえも見る事があるらしい。
それを使った反動で睡魔や酷い頭痛が起きるというデメリットがある。
しかし、今回は使う気が無い。負担のかかる事を1回戦に使う訳にはいかない。
使ってでも勝とうとする人もいない。
必死に勝っても次に勝てるとは限らないからだ。
少なくとも1回戦に余裕で勝てる程の強さがなければ資格を取るのは難しい。
だから戦士のグループは絶対に作戦をすでに立てている。
なのでその作戦通りにならなければこちらの勝機となる。
「椿!」
「任せて!誘導撃ち(中)・三連!」
三人の元に矢が射られる。
戦士は唐傘で防ぎ、アーチャーは同じ技で相殺した。
この二人は強い。
しかし、ウィザードは戦闘に慣れていないのか普通に逃げている。
香露音は強めにアナライズをかけてみる。
「夏希!私は戦士をやる!」
「わ、分かった!」
すると、夏希はウィザードの元に攻撃を仕掛けた。
「ら、雷球(中)!」
「隼(小)!」
夏希は一瞬で切り裂き、雷球を消し去った。
「ごめんね…洗脳(中)。」
そう言うと、ウィザードは倒れ込んだ。
夏希の作戦は相手チームを洗脳し自分のチームの戦力にする事。
ブレインダイブなら誰でも使う作戦ではあるが、夏希自身は罪悪感を感じるので本人はやりたがらなかった。
(それでも…そうするって事は本気で資格を取ろうとしてるって事だよね…!)
二人がウィザードを助けようとするが、香露音と椿が止める。
「あいつ…ブレインダイブだったのかよ!縮地(中)!」
戦士を椿が射抜く。
「させない!閃光矢・一矢(大)!」
縮地を使っている戦士を弓で射止める事のできるアーチャーなど少ない。
流石、五年以上アーチャーの力を使っているエリートだ。
アーチャーの攻撃を今度は香露音が止めた。
「この…!誘導撃ち(大)!」
「騎士の喝采(中)!」
アーチャーの攻撃を香露音に向けさせ、冷静に唐傘と武器生成で盾を生成し受け止める。
「この…!」
「電光石火(中)…」
高速で近づきアーチャーに攻撃を仕掛ける。
やはり戦闘慣れをしているのか、即座に反応し防御された。
ウィザードが立ち上がる。
「火球(大)!雷球(大)!」
アーチャーと戦士に攻撃し始めた。洗脳に成功したようだ。
「夏希!大丈夫?」
「うん…このまま攻撃を続けよう。」
ここから相手の連携がすぐに崩れ、10分もしない内に勝利した。
試合が終わり、ウィザードの洗脳も解けている。
やはり、夏希は少し疲労している。
一番洗脳しやすそうな人を選んだが疲労している理由はそういう事では無いだろう。
待機室で夏希を少し休ませながら、二人は観戦した。
香露音は知り合いを見つけた。
「棚見君と鶴ちゃんが今戦ってる…」
「その二人がどうかしたの?」
「棚見君って人は、無能力者なんだよね。鶴ちゃんもハンターとは言ってたけど…多分違う。しかも…もう一人。」
「あの高身長イケメン?格好いいわー!しかも強いし!」
イケメンの事しか椿は興味なさそうだ。
「そうなんだよね…」
「あ、でも…棚見君?って男の子…可愛い顔してるわー…え!?無能力者!?あ…でも確かに基礎能力しか使ってない…え!?基礎能力全種類使えるの!凄すぎ!」
相手は成すすべも無く散っていった。
相変わらず鶴ちゃんはあの時のように積極的ではない。
しかし、何もしていない感じでは無い。
「あの二人強いね。女の子も二人のイケメンと戦えて幸せだろうなー!」
椿はクネクネしながらそんな事を言っている。
「まぁ…本音を言えば、女の子…本気出してないだけなんだろうけどね。」
やはり、アーチャーなだけあって観察力はピカイチだ。
すると、夏希が突然起き上がった。
「だ、誰!?」
不可解な事を言うので、香露音は不思議に思いながら言う。
「どうしたの?夏希のことを誰も呼んでないよ?」
そう言うと、理解した様な顔をして、
「寝ぼけてたかも。ちょっと、顔を洗ってくる。」
そう言ってどっかに行った。椿も何か察している。
「寝ぼけたかも…って言うけど、夏希は寝てないよ。寝ぼけてたなら、そんな直ぐに理解しないよ。………夏希、大丈夫かなぁ?」
「多分。大丈夫。」
(多分………だけど…緋色とか、夏希が言ってた事を聞いてたら…今回のこれも…大地の涙…?)
自分の所に声は届かないので確認のしようがない。
きっと夏希が何とかするだろう。出来なければ手伝うだけだ。
香露音はただ団体戦の決闘を見続けていた。
朝から元気な人が香露音の元に来た。
彼女の名前は日鞠 椿。
同じ学園で香露音と同じクラスだ。夏希の元クラスメートでもある。
「おはよう。椿。」
「あとは、夏希だけだねー!」
少し時間が経つと、直ぐに夏希が来た。
「お待たせー!」
夏希が走って二人の元に駆け寄った。
「ごめんねー!遅くなったー!」
「ううん。大丈夫だよ。それじゃあ行こうか。」
三人は受付に話しかけ、待機場所に行った。
すると夏希が見つけたようだ。
「…?あれ…棚…何君と、鶴ちゃんじゃない?」
「棚見君ね。あともう一人。あの人達も参加するんだ。」
「棚見君は個人の方でも来てたから分かるけど…鶴ちゃんも来るとは…思わなかった。」
「なになに?知り合い?」
「女の子の方は私達の後輩。小さい男の子は、もう一人の後輩。身長が高い男子は知らない。」
「ふ~ん。そうなんだ~。」
「ねぇねぇ、香露音。鶴ちゃんって無能力者じゃないよね。」
「そうだよ。」
「スナイパー…だと思ってたんだけどさ…」
「本人もそう言ってたしね。」
1度、緋色、棚見君、鶴ちゃんの三人の3or3を見たことがあるせいで、ハンターだとは思えないが。
「どうやら…違うみたい…」
「え?精神世界の鶴ちゃんと喋ったんじゃないの?」
「確かに…精神世界の鶴ちゃんはハンターとは言ってたけど…緋色みたいな感じだと思う。」
「確かに…アナライズの数値がちょっと変わってる気がしてた気が?」
「もう!今はそんな事どうでもいいでしょ!私が置いてけぼりになってるんじゃん!」
「ごめんごめん。もうそろそろ試合が始まるみたいだし、観戦しようか。」
三人は試合を見る。
やはり、団体戦とは言うが皆資格が欲しいだけなようでチームメイトなどほぼ無いに等しい。
それくらいならまだ良いが、仲間割れも発生している。
「うわー…酷いね。」
椿がドン引きしている。
「あのパーティーは確かにバランスは良いけど…仲が悪いね。」
夏希は呟く。ブレインダイブになってから人を見るのが得意になってきた。
「うん。そうだね。」
香露音はそう言い、次の試合のことを考える。
椿の能力はアーチャー。よくハンターと比べられるがアーチャーにはアーチャーの良さがある。
アーチャーは決して誤射しない。
ハンターの専用武器は銃なので、全く誘導出来ないのに対し、専用武器が弓であるアーチャーは誘導する。
その為、威力は劣るがハンターの下位互換ではない。
あちらの醜い試合が終わる。
「次は私達だね。行こう。」
三人は決闘場に着く。対戦相手の三人が睨みつけてきた。
(感じ悪いわね…)
「夏希…準備はOK?」
「うん。ちゃんと大丈夫。私だからできる戦い方をするよ。」
「無理…しないでよね。夏希。」
椿が心配そうに言う。しかし、この作戦を提示したのは夏希自身だ。
「準備は良いですか?始め!」
世界が変化する。どうやら天空の決闘場だ。
下に落ちたら即死亡判定される。こればかりは運なので仕方無い。
「椿!隠れる場所無いけど?」
「問題無いわ!私隠れるの嫌いだし。」
「夏希は?」
「………大丈夫!さっさと勝とう!」
やはり無理をしているように見える。
アナライズを全員にかける。
「左から順に戦士、ウィザード、アーチャー!ウィザードの能力に気を付けて!」
「分かった!…武器生成(小)!」
「オーケー!」
この言葉に相手は驚いている。
「何で知って!?」
「この一瞬でアナライズをかけた!?」
「うろたえるなよ!作戦通りに行けば勝てるさ!」
やはり、面倒なのが戦士だ。
基礎能力が全て(中)威力。その代わり開眼した能力が少ない。
しかし、その中の司令塔という能力はえげつない。
簡単に言えば博識になる能力で、恐ろしく長い計算を直ぐに解けたり、記憶能力がずば抜けたりする。
この能力は本人の頭脳の良さによって上昇値が左右されるが、頭が良い人がこの能力を手にすると未来さえも見る事があるらしい。
それを使った反動で睡魔や酷い頭痛が起きるというデメリットがある。
しかし、今回は使う気が無い。負担のかかる事を1回戦に使う訳にはいかない。
使ってでも勝とうとする人もいない。
必死に勝っても次に勝てるとは限らないからだ。
少なくとも1回戦に余裕で勝てる程の強さがなければ資格を取るのは難しい。
だから戦士のグループは絶対に作戦をすでに立てている。
なのでその作戦通りにならなければこちらの勝機となる。
「椿!」
「任せて!誘導撃ち(中)・三連!」
三人の元に矢が射られる。
戦士は唐傘で防ぎ、アーチャーは同じ技で相殺した。
この二人は強い。
しかし、ウィザードは戦闘に慣れていないのか普通に逃げている。
香露音は強めにアナライズをかけてみる。
「夏希!私は戦士をやる!」
「わ、分かった!」
すると、夏希はウィザードの元に攻撃を仕掛けた。
「ら、雷球(中)!」
「隼(小)!」
夏希は一瞬で切り裂き、雷球を消し去った。
「ごめんね…洗脳(中)。」
そう言うと、ウィザードは倒れ込んだ。
夏希の作戦は相手チームを洗脳し自分のチームの戦力にする事。
ブレインダイブなら誰でも使う作戦ではあるが、夏希自身は罪悪感を感じるので本人はやりたがらなかった。
(それでも…そうするって事は本気で資格を取ろうとしてるって事だよね…!)
二人がウィザードを助けようとするが、香露音と椿が止める。
「あいつ…ブレインダイブだったのかよ!縮地(中)!」
戦士を椿が射抜く。
「させない!閃光矢・一矢(大)!」
縮地を使っている戦士を弓で射止める事のできるアーチャーなど少ない。
流石、五年以上アーチャーの力を使っているエリートだ。
アーチャーの攻撃を今度は香露音が止めた。
「この…!誘導撃ち(大)!」
「騎士の喝采(中)!」
アーチャーの攻撃を香露音に向けさせ、冷静に唐傘と武器生成で盾を生成し受け止める。
「この…!」
「電光石火(中)…」
高速で近づきアーチャーに攻撃を仕掛ける。
やはり戦闘慣れをしているのか、即座に反応し防御された。
ウィザードが立ち上がる。
「火球(大)!雷球(大)!」
アーチャーと戦士に攻撃し始めた。洗脳に成功したようだ。
「夏希!大丈夫?」
「うん…このまま攻撃を続けよう。」
ここから相手の連携がすぐに崩れ、10分もしない内に勝利した。
試合が終わり、ウィザードの洗脳も解けている。
やはり、夏希は少し疲労している。
一番洗脳しやすそうな人を選んだが疲労している理由はそういう事では無いだろう。
待機室で夏希を少し休ませながら、二人は観戦した。
香露音は知り合いを見つけた。
「棚見君と鶴ちゃんが今戦ってる…」
「その二人がどうかしたの?」
「棚見君って人は、無能力者なんだよね。鶴ちゃんもハンターとは言ってたけど…多分違う。しかも…もう一人。」
「あの高身長イケメン?格好いいわー!しかも強いし!」
イケメンの事しか椿は興味なさそうだ。
「そうなんだよね…」
「あ、でも…棚見君?って男の子…可愛い顔してるわー…え!?無能力者!?あ…でも確かに基礎能力しか使ってない…え!?基礎能力全種類使えるの!凄すぎ!」
相手は成すすべも無く散っていった。
相変わらず鶴ちゃんはあの時のように積極的ではない。
しかし、何もしていない感じでは無い。
「あの二人強いね。女の子も二人のイケメンと戦えて幸せだろうなー!」
椿はクネクネしながらそんな事を言っている。
「まぁ…本音を言えば、女の子…本気出してないだけなんだろうけどね。」
やはり、アーチャーなだけあって観察力はピカイチだ。
すると、夏希が突然起き上がった。
「だ、誰!?」
不可解な事を言うので、香露音は不思議に思いながら言う。
「どうしたの?夏希のことを誰も呼んでないよ?」
そう言うと、理解した様な顔をして、
「寝ぼけてたかも。ちょっと、顔を洗ってくる。」
そう言ってどっかに行った。椿も何か察している。
「寝ぼけたかも…って言うけど、夏希は寝てないよ。寝ぼけてたなら、そんな直ぐに理解しないよ。………夏希、大丈夫かなぁ?」
「多分。大丈夫。」
(多分………だけど…緋色とか、夏希が言ってた事を聞いてたら…今回のこれも…大地の涙…?)
自分の所に声は届かないので確認のしようがない。
きっと夏希が何とかするだろう。出来なければ手伝うだけだ。
香露音はただ団体戦の決闘を見続けていた。
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