42 / 79
6章 神に愛された子
42
しおりを挟む
「あ…。……ああああああいやあああああああああああ!!!!!!!!」
絶叫が聞こえる。
どうやら、二人の凍結もなくなったようだ。
「あとは私だけで。」
「いたい!!!!いたいよ!!!!!!!!!」
「煩いな。」
彼女はさっきと違い、静かに言った。
「私の…どこが…!!!!間違ってるって言うのよ…!!!」
後ろに後退りをする。
「全部だよ。」
武器を使わず顔を全力で殴った。
「…本当に最初から最後まで。」
「…うう…!!!」
「被害者面されても困るんだよ、こっちは。」
疲れているような声で言う。
「欲を言えば、なにもかも自分の思う道に進みたかった。だけどなにもかも叶わなかった。」
彼女はかつての親友を殴り飛ばす。
「途中からはお前のせいだよ。」
「じゃあ!一体何を!!!!!望んでいたのよ!あなたは!!!!!」
淡く光る。
それは、薄く、氷が左腕を形成しようとしていた。
「知ったところで…ね。」
血の塊が左腕をまとわせる。
上手く左腕が形成できていないみたいだ。
しかし、時間の問題だ。
使い手は諦めたように、ナイフを取り出した。
「最後は紋章無しで殺し合いか。良いね。」
ナイフを取り出す。
「こっちも、『血』が限界だし、丁度良かったよ。」
二人はナイフで最期の殺し合いを始めた。
親友だった頃の記憶はとうに脆く崩れ、名を忘れられるであろう者は殺すことしか考えていない。
選ばれた者のナイフを愛されている者が掴み、愛されている者のナイフを選ばれた者が掴んだ。
「泥試合だな。」
「こっちは早く負けてほしいけどね。」
二人は直ぐに離れた。
しかし、また直ぐ愛されている者は距離を詰める。
選ばれた者は目を狙う。
愛されている者はその攻撃を避け、下からナイフを振り上げる。
何も会話はされず、二人の息の音しか聞こえない。
静かに、ただ静かに、致命傷の一撃を狙っている。
ナイフで、空気が切れ、天気は悪天候が嘘のように止んだ。
「…」
「俺たちの出る幕はもう、無いか…?」
「無いと良いけど…」
エレスト達は二人の殺し合いをただ見ていた。
(…氷結の紋章の使い手に、殺意を感じられないのは気のせいか?)
「さっさと…諦めてよ!!!!」
使い手の左手は少しずつ形成されている。
血鬼の紋章の力で邪魔をしているが、左手が完成するのは時間の問題だ。
選ばれた者は無理矢理に力強くで愛されている者を攻撃する。
「…!?」
押し切られ、愛されている者は体勢を崩した。
「私は、貴方と違うの…!」
愛されている者は左手を突き刺された。
「やっぱり、左手を狙うか。」
愛されている者は少しだけ悲しい顔をしながら、選ばれた者の首にナイフを向けた。
「…勝負あったな。」
トーラスは静かにそう言った。
僅かに血鬼の紋章を逸れ、ナイフが突き刺さっている。
ロディは不思議と痛くなかった。
時が止まったような不思議な感覚に見舞われながら、最後に親友と言葉を交わした。
「…まだ、私を殺す気が無かったのか。」
「…私は、貴方が生きて欲しかっただけなの…」
だから村の人間を殺した。
そんなことは分っている。
ロディが村の人間を皆殺しにする力を神に望んだことを、リーレンに聞かれたから、リーレンはその通りに殺した。
「君が殺しても、それは無意味なんだよ。」
「…分からないよ…皆死んでほしかったんでしょ?」
勿論、殺してやりたいほど嫌いだった。
「私の手で殺らないと、私が気が済まないんだよ…」
殺したくなかった人もいる。
「君を殺す気は…私だって無かった。」
親だってそうだ。
家の中だけだけど、その時は優しく接してくれた。
「『日常』を、変えたのは君だろう?」
空気の流れが止まっている。
氷結の紋章という神の紋章となると、時すら干渉しそうだなと、ロディは不思議に思った。
「この村は存在しちゃだめだ。私にとってゴミのような世界だった。だから…抹殺する。この村が存在すると証明できる者全て…!」
「もういいじゃん!私たちが言わなかったらいい話じゃん!」
「…私達も、この村の一部だよ。」
「……ねえ…?…貴方は…どうするの…?」
リーレンが一番恐れていることをようやく理解したみたいだ。
リーレンはロディと生きていればなんでも良かった筈だ。
何故なら、親友だから。
きっと今でも思って疑わない。
しかし、ロディの望むことはリーレンと違う。
「勿論、抹消だよ。君も…私も。」
「…しぬの…?」
ロディは満面の笑みで即答した。
「当たり前だよ。」
「…なんで…?」
「ゴミ溜めみたいな村も、そこに住んでいる人間も存在しない方が世界のためじゃん?私も要らないよ。」
「…そんなこと…」
「ああ、要らないよ。綺麗ごとは。もう、私にとって、それは鬱陶しい過ぎる。」
リーレンは絶望した顔で言った。
「私は…貴方が生きてほしいから…」
「無駄だよ。そんなことしてもしなくても、私は死ぬ気だったし。精々、天国で村の人間と暮らしてなよ。私は地獄でくつろいでいるからさ。」
「止めて…死なないで…ロ…」
「言うなって。」
リーレンの背後から無数の血の槍が刺さった。
「…流石に貧血がやばいかな。」
「…」
リーレンは一粒の涙を流しながら、地面に倒れた。
ロディにとっては、その涙は迷惑でしかなかった。
まるで自分が悪役のようで不愉快だった。
悪役で被害者。
本当に、一度でも世界に、神に必要とされたことはあったのだろうか?
誰も助けてくれない自分に。
誰か…止めてくれたら…自分は自分が壊れずに済んだのだろうか…?
でもそうしたら、一生鳥籠の中だ。
(どの道、私の人生は…最悪だ。)
幸せになんかなれない。
こんな人生は、神に早く死ねと言われているようだ。
ロディは再び笑った。
神に愛された者になったからだ。
もう、邪魔するものはない。
「…終わった…のか?」
エレストは静かに呟いた。
「終わったはずよ。」
「…これで、全て…終わった。全部終わった。」
彼女は安心した顔でそう言った。
「これでやっと…」
その言葉の続きは、エレストが思ってもない言葉だった。
「死ねる。」
「え?」
エレストは動くことが出来なかった。
いや、その場にいる全員が止まっていた。
彼女は躊躇いもなく、首にナイフを向け、そのまま突き刺した。
血飛沫は高く巻き上がり、地面を赤く染めた。
彼女は倒れた。
一瞬の出来事だった。
「…あ…」
「…クソ…!!!!」
最初に動き出したのはトーラスだった。
「とまれ、止まれ…!血、止まってくれ…!」
神聖魔法の呪文を唱えても、傷は全く塞がらない。
「なんで…!」
「…トーラス…」
「手伝えよ、早く!」
「…分かってるだろ。」
「煩い!!」
「…神聖魔法は生きてる者の傷を治療する魔法…よ…」
「言うな…!言うな!!!塞がらない…頼む…塞がってくれ…」
「トーラス!」
エウルがトーラスを止める。
「…もう…」
「止めろ…言わないでくれ…」
「この子は…!もう、死んでるの……!」
トーラスの手は止まった。
その手は小刻みに震えていた。
「…」
「私たちは…この子を、助けられなかった…トーラス、貴方が助けられなかった訳じゃない……」
「…なんで…死ぬんだよ…!この子は…殺したじゃねえか…!」
エレストは油断していた。
一度でも自殺を図った彼女に、少しでも心を開いてくれたと、傲慢になっていた。
彼女は最初から死ぬ気だった。
それを今になってようやく理解した。
「俺達は…遅かったんだ…」
「クソ…」
トーラスは弱弱しい小さな声で最後にこれだけ言った。
「…」
「…」
エレスト達は何もできず、当分の間固まっていた。
絶叫が聞こえる。
どうやら、二人の凍結もなくなったようだ。
「あとは私だけで。」
「いたい!!!!いたいよ!!!!!!!!!」
「煩いな。」
彼女はさっきと違い、静かに言った。
「私の…どこが…!!!!間違ってるって言うのよ…!!!」
後ろに後退りをする。
「全部だよ。」
武器を使わず顔を全力で殴った。
「…本当に最初から最後まで。」
「…うう…!!!」
「被害者面されても困るんだよ、こっちは。」
疲れているような声で言う。
「欲を言えば、なにもかも自分の思う道に進みたかった。だけどなにもかも叶わなかった。」
彼女はかつての親友を殴り飛ばす。
「途中からはお前のせいだよ。」
「じゃあ!一体何を!!!!!望んでいたのよ!あなたは!!!!!」
淡く光る。
それは、薄く、氷が左腕を形成しようとしていた。
「知ったところで…ね。」
血の塊が左腕をまとわせる。
上手く左腕が形成できていないみたいだ。
しかし、時間の問題だ。
使い手は諦めたように、ナイフを取り出した。
「最後は紋章無しで殺し合いか。良いね。」
ナイフを取り出す。
「こっちも、『血』が限界だし、丁度良かったよ。」
二人はナイフで最期の殺し合いを始めた。
親友だった頃の記憶はとうに脆く崩れ、名を忘れられるであろう者は殺すことしか考えていない。
選ばれた者のナイフを愛されている者が掴み、愛されている者のナイフを選ばれた者が掴んだ。
「泥試合だな。」
「こっちは早く負けてほしいけどね。」
二人は直ぐに離れた。
しかし、また直ぐ愛されている者は距離を詰める。
選ばれた者は目を狙う。
愛されている者はその攻撃を避け、下からナイフを振り上げる。
何も会話はされず、二人の息の音しか聞こえない。
静かに、ただ静かに、致命傷の一撃を狙っている。
ナイフで、空気が切れ、天気は悪天候が嘘のように止んだ。
「…」
「俺たちの出る幕はもう、無いか…?」
「無いと良いけど…」
エレスト達は二人の殺し合いをただ見ていた。
(…氷結の紋章の使い手に、殺意を感じられないのは気のせいか?)
「さっさと…諦めてよ!!!!」
使い手の左手は少しずつ形成されている。
血鬼の紋章の力で邪魔をしているが、左手が完成するのは時間の問題だ。
選ばれた者は無理矢理に力強くで愛されている者を攻撃する。
「…!?」
押し切られ、愛されている者は体勢を崩した。
「私は、貴方と違うの…!」
愛されている者は左手を突き刺された。
「やっぱり、左手を狙うか。」
愛されている者は少しだけ悲しい顔をしながら、選ばれた者の首にナイフを向けた。
「…勝負あったな。」
トーラスは静かにそう言った。
僅かに血鬼の紋章を逸れ、ナイフが突き刺さっている。
ロディは不思議と痛くなかった。
時が止まったような不思議な感覚に見舞われながら、最後に親友と言葉を交わした。
「…まだ、私を殺す気が無かったのか。」
「…私は、貴方が生きて欲しかっただけなの…」
だから村の人間を殺した。
そんなことは分っている。
ロディが村の人間を皆殺しにする力を神に望んだことを、リーレンに聞かれたから、リーレンはその通りに殺した。
「君が殺しても、それは無意味なんだよ。」
「…分からないよ…皆死んでほしかったんでしょ?」
勿論、殺してやりたいほど嫌いだった。
「私の手で殺らないと、私が気が済まないんだよ…」
殺したくなかった人もいる。
「君を殺す気は…私だって無かった。」
親だってそうだ。
家の中だけだけど、その時は優しく接してくれた。
「『日常』を、変えたのは君だろう?」
空気の流れが止まっている。
氷結の紋章という神の紋章となると、時すら干渉しそうだなと、ロディは不思議に思った。
「この村は存在しちゃだめだ。私にとってゴミのような世界だった。だから…抹殺する。この村が存在すると証明できる者全て…!」
「もういいじゃん!私たちが言わなかったらいい話じゃん!」
「…私達も、この村の一部だよ。」
「……ねえ…?…貴方は…どうするの…?」
リーレンが一番恐れていることをようやく理解したみたいだ。
リーレンはロディと生きていればなんでも良かった筈だ。
何故なら、親友だから。
きっと今でも思って疑わない。
しかし、ロディの望むことはリーレンと違う。
「勿論、抹消だよ。君も…私も。」
「…しぬの…?」
ロディは満面の笑みで即答した。
「当たり前だよ。」
「…なんで…?」
「ゴミ溜めみたいな村も、そこに住んでいる人間も存在しない方が世界のためじゃん?私も要らないよ。」
「…そんなこと…」
「ああ、要らないよ。綺麗ごとは。もう、私にとって、それは鬱陶しい過ぎる。」
リーレンは絶望した顔で言った。
「私は…貴方が生きてほしいから…」
「無駄だよ。そんなことしてもしなくても、私は死ぬ気だったし。精々、天国で村の人間と暮らしてなよ。私は地獄でくつろいでいるからさ。」
「止めて…死なないで…ロ…」
「言うなって。」
リーレンの背後から無数の血の槍が刺さった。
「…流石に貧血がやばいかな。」
「…」
リーレンは一粒の涙を流しながら、地面に倒れた。
ロディにとっては、その涙は迷惑でしかなかった。
まるで自分が悪役のようで不愉快だった。
悪役で被害者。
本当に、一度でも世界に、神に必要とされたことはあったのだろうか?
誰も助けてくれない自分に。
誰か…止めてくれたら…自分は自分が壊れずに済んだのだろうか…?
でもそうしたら、一生鳥籠の中だ。
(どの道、私の人生は…最悪だ。)
幸せになんかなれない。
こんな人生は、神に早く死ねと言われているようだ。
ロディは再び笑った。
神に愛された者になったからだ。
もう、邪魔するものはない。
「…終わった…のか?」
エレストは静かに呟いた。
「終わったはずよ。」
「…これで、全て…終わった。全部終わった。」
彼女は安心した顔でそう言った。
「これでやっと…」
その言葉の続きは、エレストが思ってもない言葉だった。
「死ねる。」
「え?」
エレストは動くことが出来なかった。
いや、その場にいる全員が止まっていた。
彼女は躊躇いもなく、首にナイフを向け、そのまま突き刺した。
血飛沫は高く巻き上がり、地面を赤く染めた。
彼女は倒れた。
一瞬の出来事だった。
「…あ…」
「…クソ…!!!!」
最初に動き出したのはトーラスだった。
「とまれ、止まれ…!血、止まってくれ…!」
神聖魔法の呪文を唱えても、傷は全く塞がらない。
「なんで…!」
「…トーラス…」
「手伝えよ、早く!」
「…分かってるだろ。」
「煩い!!」
「…神聖魔法は生きてる者の傷を治療する魔法…よ…」
「言うな…!言うな!!!塞がらない…頼む…塞がってくれ…」
「トーラス!」
エウルがトーラスを止める。
「…もう…」
「止めろ…言わないでくれ…」
「この子は…!もう、死んでるの……!」
トーラスの手は止まった。
その手は小刻みに震えていた。
「…」
「私たちは…この子を、助けられなかった…トーラス、貴方が助けられなかった訳じゃない……」
「…なんで…死ぬんだよ…!この子は…殺したじゃねえか…!」
エレストは油断していた。
一度でも自殺を図った彼女に、少しでも心を開いてくれたと、傲慢になっていた。
彼女は最初から死ぬ気だった。
それを今になってようやく理解した。
「俺達は…遅かったんだ…」
「クソ…」
トーラスは弱弱しい小さな声で最後にこれだけ言った。
「…」
「…」
エレスト達は何もできず、当分の間固まっていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる