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第十一話 このシチュエーション
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「ユキさん。」
「ん?」
「…」
私は声が出なかった。
この恋はきっと本物だと認めたくなかったのかもしれない。
だけどもう遅い。この胸のドキドキは言い訳できない。
「…私の事、どう思いますか?」
「良い→$だよ。」
聞き取れなかった。褒められてる事には変わりないけど。
周りの知り合い達は私達には目もくれず遊び回っている。
私とユキさんはきっとその遊びに飽きた。
「…なら。」
「なら?」
「好きです。付き合ってください。」
心の緊張に反して淡々と言葉を述べた。
間違いなく好きだと伝える為にはこう言わなきゃいけないと思った。
これも緊張のせい?
周りの声も聞こえない。周りの人もボヤケて見えない。
「……」
静かに彼は頷いた。
予想外だった。自分で告ったくせに。
心臓がズクン!と音を立てた。
以外過ぎる。
この人がうんと言えるだけの「私」の要素があるのか、私が当事者じゃなければ好奇心が抑えられないところだった。
「…あ。」
「??」
急に私へと手を伸ばす。
デジャヴを感じる。
このシチュエーション、まさか…キス…
「芋けんぴ髪についてたよ。」カリッ
「んふがっ。」
由紀は目が覚めた。
「…え、ドユコト?」
つづく
「ん?」
「…」
私は声が出なかった。
この恋はきっと本物だと認めたくなかったのかもしれない。
だけどもう遅い。この胸のドキドキは言い訳できない。
「…私の事、どう思いますか?」
「良い→$だよ。」
聞き取れなかった。褒められてる事には変わりないけど。
周りの知り合い達は私達には目もくれず遊び回っている。
私とユキさんはきっとその遊びに飽きた。
「…なら。」
「なら?」
「好きです。付き合ってください。」
心の緊張に反して淡々と言葉を述べた。
間違いなく好きだと伝える為にはこう言わなきゃいけないと思った。
これも緊張のせい?
周りの声も聞こえない。周りの人もボヤケて見えない。
「……」
静かに彼は頷いた。
予想外だった。自分で告ったくせに。
心臓がズクン!と音を立てた。
以外過ぎる。
この人がうんと言えるだけの「私」の要素があるのか、私が当事者じゃなければ好奇心が抑えられないところだった。
「…あ。」
「??」
急に私へと手を伸ばす。
デジャヴを感じる。
このシチュエーション、まさか…キス…
「芋けんぴ髪についてたよ。」カリッ
「んふがっ。」
由紀は目が覚めた。
「…え、ドユコト?」
つづく
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