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番外編
四回目※
男の性欲は二十歳前後がピークらしいと、そんな話を聞いたことがある。
性欲なんて人によるとは思うけれど、身近にいる同性を見ていると成程なと思うことも多い。
彼女ができたと誰かが言い出せば「もうやったのか」という話に移るし、どのアプリが一番効率いいとかDMでやり取りしてる子がどうとか、そういう類の話は大学内でよく耳に入ってくる。
俺だって、不特定多数にそういう欲が向かないだけで、性欲は人並みにあった。触りたいとか抱きたいとか、一緒にいて全く考えないわけがない。
大学生男子なんて、大方そんなものだろう。
そんな年齢の男が、好きな子を目の前にして一年以上キスだけで抑えているのだから、俺はかなり我慢している方だと思う。
*****
「和音、うとうとするならベッド行くよ」
「でも……映画、まだ途中だもん」
「このままだとどうせ途中で寝ちゃうよ。寝るなら大人しくベッド行って、明日また続き見よう」
「ん、はぁい……」
テレビを消してソファから立ち上がり、俺の言うことを聞いてフラフラ寝室まで歩く和音の後ろをついていく。
もそもそと布団に潜り込んだ和音に続いて俺もベッドに入り、正面から和音を抱き込む形で横になった。
布団に入った瞬間に、一気に眠気に襲われたのだろう。ゆるく後頭部を撫でながら額に口付けると、眠そうな声で和音が「んぅ」と小さく声を漏らした。
「おやすみ」
「……ん、おやすみなさい」
眠る前の挨拶を交わした数秒後、気絶するような早さで和音は意識を落とし、腕の中からすぅすぅと規則正しい寝息が聞こえてくる。
ここまで安心して身を任せてくれるようになったのは、いつからだっただろうか。
最後に手を出してしまった日から、一年以上が経過した。そこからはずっとキス止まりで、それ以上のことはできていない。
しかし、そのお陰でここまで気を許してくれるようになったのも事実だ。それ以上を望むのはどうしても躊躇ってしまう。
「あー……可愛い……」
大人しく俺に抱かれて眠っている和音を見ていると気持ちが緩み、柔らかい頬を撫でながら独り言を落とす。
俺が贈った部屋着を着て、当然のように一緒のベッドで眠ってくれるのだ。ほとんど毎日を俺の部屋で過ごしてくれる生活は十分に幸せだと思う。
休日はデートをして、予定が合えば常に一緒にいる。
どこに行きたいとか何がしたいとか、和音から提案してくれることも増えたし、どれだけくっついても何度キスをしても和音は嫌がらない。
相変わらず和音の方からして欲しいと言われたことはないけれど、嫌がらずに受け入れてくれるだけで十分だ。
和音はもともとそういう欲が薄そうだし、今後も期待しない方がいいだろう。
もちろん、もしそうなったら素直に嬉しいけど、求めすぎて和音の負担になるくらいなら押し付けたくない。
(ああ、でも……和音から誘われたら止まらないだろうな、俺)
恋人らしい同棲生活が送れて、満たされているのは嘘じゃない。
最初の頃に比べたらかなり気を許してくれるようになったし、俺と居る時の雰囲気も柔らかくなった。
嬉しいことがあると素直に笑ってくれるし、警戒しているような表情を向けられることも今はほとんどない。
単に慣れただけなのか、ちゃんと好きになってくれているのか。
直接言葉にされたことがないから曖昧で、今のこの距離感をどう捉えていいのか分からなくなる。
(和音が嫌じゃないって言ってくれるなら、そろそろシたいんだけどな)
でもその所為でまた変に警戒されるくらいなら、しない方がマシだとも思う。
溜息を落としながら再度和音の頭を撫で、ゆるく抱きしめる体勢のままで目を閉じた。
安心して眠ってくれる今の関係を壊さないまま、もっと分かりやすく和音の特別にして欲しい。
そんな事を思いながら眠りについた翌日。
特別になるどころか突き放すような発言をされて、結局は和音の意思を無視する形で俺はまた手を出してしまうことになった。
*****
「興味ないから帰ってくれる?」
どうしてここまで尾けられていたのに気付けなかったのかと、自分に呆れながらも冷たく言葉を放つ。
自宅マンションのエントランス前で、「せっかくここまで来たのに……」と俯きがちに言う目の前の女に、心の中で悪態をついた。
少しでも隙を見せるとこういうタイプは面倒臭い。
「彼女と同棲してる。今も部屋にいるし、勝手についてこられても迷惑だから」
「でも、お友達と話してるの聞いちゃって、もし寂しいならチャンスないかなって思って……。櫻川くんに彼女がいるの学校の中だと有名だし、知り合いが多いところで声掛けると迷惑かなって思ってここまで」
「どこで声かけられても迷惑だよ。こんなとこまで来られても困るだけだし、こういう迷惑な事する奴だって広められたくないならすぐ帰って」
「……一回試すくらいしてもいいと思うんだけど、どうしてもだめ? 彼女さんとあんまりシてないのって、快くないからじゃないの?」
「はぁ……?」
どこでなんの話を聞いたらここまで捻じ曲がった思考になるんだと、そんな話をするのさえ面倒臭い。
別にこいつに何を思われていようと俺が応えることは永遠にないし、とりあえずさっさとこの場からいなくなって欲しい。
学校からここまで俺が連れてきたと、和音やこのマンションの住民に誤解されたらどうしてくれるんだ。
「あのさ、俺は好きな子以外に何も感じないし、本気で無理だから二度と来ないで」
これ以上ついてこられるのも面倒で、女の腕を引いて一度来た道を戻る。タイミングよく近くを通りかかったタクシーを呼び止めて、そのまま車内に女を押し込んだ。
少し困惑しているドライバーに「駅までお願いします」と伝えて料金を手渡すと、女の方は黙ったまま後部座席に座って俯く。
これ以上引き下がっても無駄だと分かってくれたのか、特にごねられることもなく目の前でドアが閉まった。
「あー……気持ち悪い」
無事にタクシーが走り出したことを見守ってから踵を返し、小さく愚痴をこぼしてから再度自宅へと足を動かす。
俺が和音とどういう関係であっても何も関係ないのに、何を思ってこんなところまで来たんだろうか。
友達との話を聞いたと言っていたけど、誰かに不仲だと話した覚えは一度もない。
ただ、彼女と同棲してるんだからやりまくってるだろ、と。大学の友人にそう言われたことは何度かあった。
最中の和音の話を誰かに話して聞かせる気はなかったから、その度に適当に躱していたけれど、その会話で勝手に不仲だと捉えてここまでしたなら相当気持ちが悪いと思う。
まあ、変に引き下がられたわけでもないしすぐに帰した。二度目はないように気をつけるし、これ以上考えるのは時間の無駄か。
そんなことを思いながら帰宅し、「おかえり」と迎えてくれた和音を見てほっと息を吐く。
今日あった嫌なことを忘れるように口付けて、そこからはいつも通りに二人きりでゆっくりと過ごした。
夕食を作って一緒に食べて、くっつきながらソファでくつろぎ、眠くなる前に順番に入浴する。
今日の出来事が全部和音で上書きされて、ざらついた気持ちも大分落ち着いた。
そんな中、わざわざ掘り返すように和音が話題を口にしたのは、二人でベッドに入ってからのことだった。
いつも通りに腕の中に閉じ込めながら、布団を被った数秒後。少し躊躇うようにこぼされた和音の声は、静かな室内によく響いた。
「……あの、この部屋って結人の部屋だし、誰か呼びたい時は連絡くれたらちゃんと出ていくからね?」
「別にそんな予定ないけど……急になんの話?」
「えっと、今日少しだけ窓から見てて……友達連れてきたのにすぐ帰してたみたいだったから……」
見られていたことに少しだけ驚いたけれど、別にやましいことがあるわけじゃない。
何を訊かれても困らないし、少しでも疑われているならすぐに誤解は解く。
今はそんなことよりも、どういう感情で和音が発言しているのかをちゃんと知りたい。
「向こうが勝手についてきただけで、家に入れたいと思うような相手じゃないよ」
「そう……なの? 距離近いし、仲良さそうだったから」
「そういう風に和音が気にしてくれるのは嬉しいけど、本当に誤解されるような相手じゃないから。同じ学校ってだけで仲良くもないし、他に何か不安なことあるなら何でも聞いて?」
「え、あ……不安とかはないよ。結人に仲良くしたい子がいるなら構わないし……」
俺は和音が他の奴と仲良くしたいと思ったらそれだけで嫌だけど。思わずそんなことを言ってしまいそうになり、埋まらない温度差にぐっと喉が詰まった。
誤解なんて絶対にして欲しくないけれど、少しくらい妬いてくれる素振りが見られたらそれだけで安心できるのに。
「へぇ、俺が誰と仲良くしててもいいんだ?」
「コネとか繋がりは多い方がいいって結人が昔言ってたし、結人が昔からモテるのも知ってるから。何かあっても気にしてないよ」
「……それ、俺が誰と何しててもいいって言ってるように聞こえる」
「え……? あ、その、結人がしたいことなら全然……咎めるつもりとかないし、仕方ないこともあると思うから……」
分かりやすく引かれた一線に、急に焦りと苛立ちが増す。
何を言われたのか頭で理解するより先に、身体の方が動いていた。
「え……?」
和音の肩を押し、上に覆いかぶさる形で体勢を変える。急なことに困惑して見開かれた瞳が、不安そうに俺のことを見上げていた。
「……俺、和音以外の子とするつもりないけど?」
自分でも驚くほど冷たい声が出た。
ひゅっと小さく喉を鳴らした和音に更に苛立ちが募り、逃げられないように顎を押さえてから深く口付ける。
他の奴にこんなことさせるのを許すとか、好意があったら普通は無理だろ。
「俺に触られるの、そろそろ慣れてくれた?」
「はっ……」
「もっと触りたい。させて?」
「え? あ……え……?」
服の中に手を差し込まれたことで、俺が何をするつもりなのか分かったらしい。
下着を外すために直接背中に指が触れた瞬間、びくりと和音の身体が跳ねて、不安そうな瞳と視線がかち合う。
「あ、待って。今日、なんで……? っや、駄目で……」
「俺は和音と結婚するんだから、何しても駄目なわけない」
「し、してきたんじゃないの……?」
「和音以外と? するわけないでしょ」
本気で抵抗してこないから、もう同意でいいだろう。
こんな気持ちのままじゃどうせ眠れない。どれだけ触っても嫌がらないんだと安心してからじゃないと無理だ。
和音の全部が俺のだって、証明してもらわないと落ち着けない。
「待って、やっ……わ、わたし久しぶりだし、今日はもう」
「全部欲しい。足りない」
「なんで……っあ、あ……うぅ……」
全部脱がせて裸にして、身体を隠そうとする腕を押さえつける。
小さな声で嫌とか駄目を繰り返されたけれど、ゆっくりと愛撫しているうちに甘い声に変わっていった。
「あっ、ん……ひぁ、やあ……」
俺に押さえつけられたら脚なんて閉じられないのに、必死に腰を逃がそうとしているのが可愛い。
ここを舐められたら気持ち良いのが抑えられないと知っているから、ぷっくりと主張しているクリトリスを舌先で弄りながら、膣内に挿れた指で腹の内側を優しく刺激する。
これだけトロトロにしているのに、嫌だなんて言わせない。
「うぁ、あっ……うそ、や、またイッた、やだぁ……」
「和音これだけですぐイクね。ナカすごいよ、ぐっちゃぐちゃ」
「やだ、っあ、それだめ……っひ、んぅ……」
「全然いやじゃないでしょ。嘘つかないで」
「あ、ぃく……やだ、イクっ……いくのきちゃ、から……っンン!」
一度達してしまえばそこからは簡単で、二回目も三回目も連続でイッてくれる。
そのうちナカだけでイッてくれるようになったら嬉しいけど、今はこれで全然いい。
「挿れるね」
「ふぁ、あ、あぁっ、ひっ」
「はー……気持ち……。今日、ナカ本当すごいね? 奥まで挿れただけで軽くイッちゃうんだ?」
エッチだねと吹き込むように耳元で言えば、それだけでまた少し膣内が狭くなった。
ゆっくりと動かしながら、更に深い場所に当たるように腰を押し付けて最奥を刺激する。
目の前で漏らされる必死な声が酷く可愛くて、気を緩めると直ぐに出そうになった。まあ、そんなに簡単になんて、意地でも終わらせてやらないけど。
「っひん……あ、や……それやだ……っあ、あぁ、っひ」
「なんで? ここ触りながら動くの、和音が一番気持ち良さそうな顔するのに」
「すぐイッちゃ、やだ、奥するの……そこ触るのもだめ、っん、っはぁ、あっ……!」
和音が「そこ」と言った場所を少し強めに押すと、それだけで簡単に可愛い声があがる。
俺がこの顔をさせているんだと思うと、嬉しくて愛しくて閉じ込めたくなる。
「奥のここ、ゆっくり押すだけですっごく気持ち良いんだって」
「あ……っや、結人……」
「和音はどう? 癖になるくらい気持ち良い?」
返事を聞く前に唇を合わせにいき、舌を絡めながら奥の一点を優しく潰す。
どんどん荒くなる呼吸に合わせながらゆっくり動いていると、和音の身体がびくりと大きく痙攣し、膣内が今まで以上に分かりやすくきゅうっと収縮した。
必死な呼吸が悲鳴のような響きで空気を揺らし、至近距離でくぐもった嬌声が落ちる。
「ん、んっ、んん……」
「はっ……やば……」
俺までイキそうになったところをぐっと耐え、一度大きく息を吐いてから上半身を起こす。
ナカにはまだ挿れたままで、再度動こうかと体勢を変えた瞬間。俺と目が合うと同時に、耐えていたものが決壊したようにボロボロと和音が泣き出した。
「……は?」
「っあ……やだ、もう抜いて。おわりがいい、っや……」
「和音?」
「も、やだ……なんで終わってくれないの……っひ、う……」
泣き顔を見るのは久しぶりで、思わず動きを止めてしまう。
距離を取ろうとしているのか必死に肩を押され、あまりにも本気の抵抗に頭がついていかない。
「……和音は、セックスするの嫌い?」
「こんな、こんなおかしくなるの、好きなわけない……」
「気持ち良い顔してくれたし、最初は全然嫌がってなかったよね? 何がそんなに嫌だった?」
「……っ、最初から、別にしたかったわけじゃない……。でも、結人がするの好きなら、溜まったら付き合わなきゃ駄目なのかなって思ってたし、他の子で解消してくれるならその方が全然いいのにって、」
「は?」
泣きながら好き勝手にぶつけられる和音の言葉で、一瞬冷静になりかけた脳が黒いもので一気に塗り潰される。
必死で取り繕う余裕がないだけかもしれないけど、もっと言葉を選べばいいのに。まだ入ったままなんだから、迂闊な言葉は自分の首を締めるだけだ。
「っひ……んっ、んあ……え? あ、ぅやっ」
「俺まだイッてないから。他で解消できない分、和音がもっと頑張らないと」
「あゃっ、奥突くのやだ……! それ、またするのだめっ……っひぅ、っぅん、あっ」
イッたばかりで怖いと訴える和音の言葉を無視して、トントンと何度も同じ場所を潰す。
さっき和音が深いイキ方をしたところだ。ここが弱いことは分かってる。
「やっ、あ! そこだめなの、ねぇっ……あぅ、ぅんっ」
「キスもセックスも和音が相手だから好きなだけ。和音以外としたいと思ったことなんて今まで一度もない」
「っひ、あ、ぃあ」
「和音以外とする理由ない。不貞を理由に別れるとか言われたら困るし、一生和音以外とするつもりないから。俺が他にいくとか馬鹿なこと考えるの、いい加減そろそろ諦めろよ」
「ひっ、あ……や、苦し……っあ」
「和音以外に触られるの本当に嫌。和音だけ。分かる?」
「……っ、や、ごめんなさい、ごめ……っ」
「謝らなくていいから、俺がこんな事するの和音だけなんだって身体で覚えて」
「んっ、ふ……っあ」
「和音も、俺としかしないよね」
「っあ、あ……」
「俺としかしないって、ちゃんと言って」
言われたところで、和音が俺としたくないことは変わらないだろうけど。
俺のお願いちゃんと聞いてくれるんだって、そのくらいの証明はして欲しい。
「……っあ、ゆい、結人だけだから、も、助けて……っうぁ」
「助けるって、何から?」
「あ、やぁ……っひぐ」
「気持ち良さそうな反応はしてくれるのに、嫌そうな顔してずっと泣いてるし、どう助けて欲しいの?」
「も、今日やめて……これやっ、やだ……」
どれだけ丁寧に慣らしてイカせても泣かれるし、手を出したら嫌だって拒絶される。
和音から誘われた事なんて一度もないし、きっと今後も二度とこない。
「……セックスしなかったら、もっとちゃんと俺のこと好きになってくれる?」
「……っ、」
適当に頷いてくれればいいのに、そこで本気で困った顔するんだ。
「ああ、うん。ごめん、もう答えなくていい。聞きたくないから、しばらく余計なこと喋らないで」
「っん……!」
怖がられている事も、あんまり好かれていない事も知っている。
泣かれても嫌がられても和音がエロい格好してれば俺は勃つし、欲を解消するだけなら本当に簡単だ。俺は和音に触ってるだけで嬉しいし、挿れて擦ればそれだけで気持ち良い。
だけどただ挿れて終わりにしたら、本当に痛くて苦しいだけの記憶しか残らない。だからせめて、ちゃんと和音も気持ち良い行為にする。
いっぱいイッてくれたらギリギリ許されてる気がして、そのためだけに時間を掛けてる。
「んっ、ん……」
「声我慢しないで。全部聞きたい」
「うぁ……あ、っや、いく、っまたいっ……ぅ」
「うん。いっぱいイッて」
「ひぅ、ッン……あ、あっ、あ」
「ちゃんと和音も気持ち良いんだって、俺に見せて」
和音が俺のこと好きになってくれたらもっと優しく出来るのに。
時間を戻せたらもう少し上手くできただろうかと考えて、意味のない妄想をすぐに殺した。
これだけ待っても変わらなかったのに、これ以上何かが変わるとも思えない。
俺が少しでも隙を見せたら、絶対に和音は俺から離れていく。
「っは……もう出るからこっち向いて。キスしたい」
「っう……ひ、ぁ」
コンドーム越しに射精して、ゆっくりと引き抜くと和音の体から力が抜けた。
幸せな事後を過ごせる日なんてもう一生こないのかと思うと、虚しさと罪悪感で心臓が潰れそうになる。
手を出した瞬間に、また分厚い壁が作られた。
いつも通りと言えばそうなのかもしれない。セックスしたあと、和音はしばらく俺と目を合わせてくれなくなる。
触れている最中は気持ち良くて幸せなのに、終わってからの時間が嫌いすぎて、また俺はしばらく和音に触れない。
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