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第四章 学園に行くケモナー
杖だらけの部屋
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ノックをして入室許可をもらう。
「ケルンです!来ました!」
「どうぞー入ってらっしゃい。開いてるから」
部屋は、少し…いや、かなり異様な雰囲気だった。古書店のような匂いに、香木のような匂いが混ざる。
部屋の隅ではぽこぽこと、得体の知れない黄緑色の液体がフラスコの中で煮詰められている。
しかしあるべき火はない。
おそらく、魔石が仕込んであるのだろう板の上で、ぽこぽこと音をたて、時折、赤い煙を出している。
研究室をかねているのだろうが、かなり違和感のある場所が目につく。それは壁だ。
壁一面に、幾つもの杖がかけられており、飾られた杖の下には持ち主だった者の名前らしきものが、書いてある。そして、本棚ははみ出るように、様々な文字で書かれた書物や古門書の類いが、不規則に置いてある。
机、天井、床、壁には模様のように魔法陣と、魔法円がびっしりと書かれている。
魔法陣と、魔法円の違いをいうなら、魔法陣は、現実である。魔法円は、幻実である。
魔法陣は、数学的知識があれば、敷くことができる。主な用途は、封印や結界である。
魔法円は、魔法的知識があれば、敷くことができる。主な用途は、召喚や付与である。
と、教科書に書いてあった。
魔法の初歩らしいが、さっぱり意味がわからない。常に効果が出るが、一定の魔力を補給したり、その魔法を使うよりも、効果が弱くなるということもあるそうで、基本的には、博物館や資料などの保存に使われるか、道具に魔法を付与するときに使うそうだ。
魔法円はかなり古い時代から使われているそうで、遺跡や古い神殿で見つかることがあるそうだ。
魔法陣の方は建築系の魔法使いが得意だとも本には書いてあった。
前に、屋敷の地下でみたのは、魔法円だな。魔法陣は、初めてみる。あまり使わないらしいからな。
四角の中に、数字が書いてあるのだが、どういう法則性かあるんだろうか。
それにしても、杖もなかなかの代物があるな。
ドラゴンの顔を彫ってある杖はかなりのできだし、あれは、金箔を張った物か?高額な物には、間違いない。美術品としての価値は高いだろう。
真っ黒い、まるで大剣のような杖の前に座って、サーシャル先生は、何かの木を触る手を止めた。
「ごめんなさいね、開けないといけないのに…ちょっと準備にね」
「いえ、大丈夫です!」
いくつかの木を並べ直していたようだ。
「では改めて、いらっしゃい。ケルン君!杖は順調ですか?」
にこやかにサーシャル先生はいうが、順調にいっているはずがないと確信を持っているのが、見てわかる。
サーシャル先生が触っていた木は、おそらく霊木だ。それを何本か立て掛けて置いてある。素材としては、悪くない物だな。
特に、樫の霊木はかなり質が良いだろうな。見た目もしっかりしているが、じっくり見なくてもわかるほど、まさに霊木らしい木だ。樹齢も長そうだ。
うちの元呪木さんと比べたら…インパクトにはかけるが。
というか、元呪木さんの方が存在感があるってことの方がやばいのか。
ってか、もしかして新しい杖を作らそうとわざわざ呼び出されたのか?
「あの」
「わかっています。安心してくださいね。ここには、幾つかの霊木があります!それも、中には、私が選んだ大当りもありますからね!まずは、手にとっ」
「杖はできてます!」
やはり、杖ができてないと思ったようだ。
だからこそ、杖をわざわざ持ってきたのだが、それを見せようと、手をポケットに突っ込んだ時に、信じられないようなことを、サーシャル先生はいった。
「え?…いやいや、あれでは、杖はできないはずよ?」
杖ができないといったあたりから、目線が険しくなる。疑っているような…しかし、何をだろう?
だいたい、そんな不吉なことをいわれても、できたものは、できたのだ。しかし…できないはず。そう断言されてしまう一品だったのか。
さすが、呪木さん。
ふぁ!
「ん?」
な、なんでもない!
手の先で、ビクンと震えたような気がしたが、こっちの呼吸とかの振動だよな!だって、ポケットには、生物は入らないからな!よって、生きてない!
大丈夫、大丈夫!
先生は、口を開くなり、元!呪木さんのことを教えてくれた。
元といえば振動がなかったから、ちゃんと、元とつけよう。
「まず、あの木は、精霊が寄り付かなくなるのよ?この意味がわかるかな?」
「えーと」
精霊様が魔法を使わせてくれなくなるってことだ。
「魔法が使えなくなるってこと?ですか?」
「そうね、だいたい合ってるわ。精霊の召喚も難しいの」
精霊が寄り付かないということは、精霊を呼び出すことはできない。
それだけではなく、魔法も使いづらくなるか、使えなくなる。
と、すれば、杖を作るのは、まず無理になるな…でも、召喚できたのたが?…ひょっとして、前まではそうだったが、たまたま精霊が寄り付かなかった原因の効果が弱くなっていた時期になっていたのかもしれないな。
「それにね。例え、霊水に浸けても、一切の浄化は見られなかったのよ?むしろ、霊水が一瞬で、汚水になってしまうし…中級の精霊が作り出した霊水なのによ?あり得ないわ」
サーシャル先生は、じろりと、まるで睨むかのように、こちらを見てきた。
揺さぶっているようだが、何でそんなに、警戒しているんだ?この先生?
「そうなんですかー」
先生に、返事をしつつ、浄化作業を思い出す。
気持ち良さそうに、それは、仕事終わりのお父さんのような雰囲気すらある光景だったんだが。
全国の年頃の娘を持つお父さんのような元呪木さんだったのかもな。
お父さんのあとのお風呂なんて、汚水よ!
うわ…つらっ…。
お父さん頑張ってるのにな。
「頑張ったんです」
全国のお父さんみたいにな。
って、どうでもいいことを考えて、サーシャル先生の視線を誤魔化す。
勘なのだが、表情を読める人なんだろうと思う。質問をしているようだが、これは、確認の作業の一環だとでもとれてしまう。
「いやに余裕そう…あら?」
サーシャル先生はケルンの顔をしげしげと見ている。お菓子とかのくずがついてるか?ちゃんと、ふいたはずだが。
「怖いくらい顔が整っていると思ったけど…もしかして…」
怖いくらいってなんだよ。ケルンは確かに整ってるだろうけど、そこまでか?
「えへへ」
照れるなよ。
俺が誉めたって嬉しくないだろうに。
「えっと…あまり、生徒のことを聞くのは、規則から離れてしまうから、良くないんだけど…貴方の家名を教えてくれる?」
家名を聞いてくるのは、タブーなはずだ。先生なら、知っていて当然だろう。それを、あえて破るということほ、裏に何かあると考えても仕方ないだろう。
とはいえ、いっていいのか?
「えっとぉ…そのぉ…」
いいよどんでいると、安心させようと…正直、本当の笑顔を見てきて、絵を描いてきた俺たちからすれば、かなり嘘臭い笑顔なんだよな。
先生は悪い人ではないが、猫を被っているのは、わかっている。この部屋の主だからな。
異質なのだ。全てが。
「大丈夫!どこの国のどんな家の子でも、私にとっては、ただの生徒よ?ただね、家の力で霊木を取り寄せたとかなら、いいんだけど、杖を用意させたとかだと問題なの。貴方の余裕さも気になるところなんだけど…だから、確認させてくれるかしら?」
いわないと、たぶん、めんどくさいことになるな。
杖を目の前で作れとかいわれそうだしな…作るのはいいんだけど、二本もいらない。仕方ないか。サイジャルで有名な家名を聞いて、先生の反応をみてみるとしよう。
話してもいいぞ。
「うん…フェスマルクです。クウリィエンシアの」
学長先生の時は、憤怒の表情を浮かべていた。
サーシャル先生は、意外にも、懐かしそうに、声を弾ませて、本当の笑顔つきであった。
「フェスマルク家!…やっぱりね!」
あれ?思ったより、好印象?さっきまでの、先生の雰囲気も、変わった。親しみやすい雰囲気が出ているな。
誰かしら知っているのかもしれないな。ナザドと、仲良しさんなのかもしれないな。
ありえないか。
「それなら、納得したわ…魔力が高いなら、可能性もあるし…もしかしたら、霊木が選んだのかもね!フェスマルク家といえば法王ティストール様が有名になっているけど杖使いの家だもの!」
「杖使い?」
なんだそれ?
「ケルンです!来ました!」
「どうぞー入ってらっしゃい。開いてるから」
部屋は、少し…いや、かなり異様な雰囲気だった。古書店のような匂いに、香木のような匂いが混ざる。
部屋の隅ではぽこぽこと、得体の知れない黄緑色の液体がフラスコの中で煮詰められている。
しかしあるべき火はない。
おそらく、魔石が仕込んであるのだろう板の上で、ぽこぽこと音をたて、時折、赤い煙を出している。
研究室をかねているのだろうが、かなり違和感のある場所が目につく。それは壁だ。
壁一面に、幾つもの杖がかけられており、飾られた杖の下には持ち主だった者の名前らしきものが、書いてある。そして、本棚ははみ出るように、様々な文字で書かれた書物や古門書の類いが、不規則に置いてある。
机、天井、床、壁には模様のように魔法陣と、魔法円がびっしりと書かれている。
魔法陣と、魔法円の違いをいうなら、魔法陣は、現実である。魔法円は、幻実である。
魔法陣は、数学的知識があれば、敷くことができる。主な用途は、封印や結界である。
魔法円は、魔法的知識があれば、敷くことができる。主な用途は、召喚や付与である。
と、教科書に書いてあった。
魔法の初歩らしいが、さっぱり意味がわからない。常に効果が出るが、一定の魔力を補給したり、その魔法を使うよりも、効果が弱くなるということもあるそうで、基本的には、博物館や資料などの保存に使われるか、道具に魔法を付与するときに使うそうだ。
魔法円はかなり古い時代から使われているそうで、遺跡や古い神殿で見つかることがあるそうだ。
魔法陣の方は建築系の魔法使いが得意だとも本には書いてあった。
前に、屋敷の地下でみたのは、魔法円だな。魔法陣は、初めてみる。あまり使わないらしいからな。
四角の中に、数字が書いてあるのだが、どういう法則性かあるんだろうか。
それにしても、杖もなかなかの代物があるな。
ドラゴンの顔を彫ってある杖はかなりのできだし、あれは、金箔を張った物か?高額な物には、間違いない。美術品としての価値は高いだろう。
真っ黒い、まるで大剣のような杖の前に座って、サーシャル先生は、何かの木を触る手を止めた。
「ごめんなさいね、開けないといけないのに…ちょっと準備にね」
「いえ、大丈夫です!」
いくつかの木を並べ直していたようだ。
「では改めて、いらっしゃい。ケルン君!杖は順調ですか?」
にこやかにサーシャル先生はいうが、順調にいっているはずがないと確信を持っているのが、見てわかる。
サーシャル先生が触っていた木は、おそらく霊木だ。それを何本か立て掛けて置いてある。素材としては、悪くない物だな。
特に、樫の霊木はかなり質が良いだろうな。見た目もしっかりしているが、じっくり見なくてもわかるほど、まさに霊木らしい木だ。樹齢も長そうだ。
うちの元呪木さんと比べたら…インパクトにはかけるが。
というか、元呪木さんの方が存在感があるってことの方がやばいのか。
ってか、もしかして新しい杖を作らそうとわざわざ呼び出されたのか?
「あの」
「わかっています。安心してくださいね。ここには、幾つかの霊木があります!それも、中には、私が選んだ大当りもありますからね!まずは、手にとっ」
「杖はできてます!」
やはり、杖ができてないと思ったようだ。
だからこそ、杖をわざわざ持ってきたのだが、それを見せようと、手をポケットに突っ込んだ時に、信じられないようなことを、サーシャル先生はいった。
「え?…いやいや、あれでは、杖はできないはずよ?」
杖ができないといったあたりから、目線が険しくなる。疑っているような…しかし、何をだろう?
だいたい、そんな不吉なことをいわれても、できたものは、できたのだ。しかし…できないはず。そう断言されてしまう一品だったのか。
さすが、呪木さん。
ふぁ!
「ん?」
な、なんでもない!
手の先で、ビクンと震えたような気がしたが、こっちの呼吸とかの振動だよな!だって、ポケットには、生物は入らないからな!よって、生きてない!
大丈夫、大丈夫!
先生は、口を開くなり、元!呪木さんのことを教えてくれた。
元といえば振動がなかったから、ちゃんと、元とつけよう。
「まず、あの木は、精霊が寄り付かなくなるのよ?この意味がわかるかな?」
「えーと」
精霊様が魔法を使わせてくれなくなるってことだ。
「魔法が使えなくなるってこと?ですか?」
「そうね、だいたい合ってるわ。精霊の召喚も難しいの」
精霊が寄り付かないということは、精霊を呼び出すことはできない。
それだけではなく、魔法も使いづらくなるか、使えなくなる。
と、すれば、杖を作るのは、まず無理になるな…でも、召喚できたのたが?…ひょっとして、前まではそうだったが、たまたま精霊が寄り付かなかった原因の効果が弱くなっていた時期になっていたのかもしれないな。
「それにね。例え、霊水に浸けても、一切の浄化は見られなかったのよ?むしろ、霊水が一瞬で、汚水になってしまうし…中級の精霊が作り出した霊水なのによ?あり得ないわ」
サーシャル先生は、じろりと、まるで睨むかのように、こちらを見てきた。
揺さぶっているようだが、何でそんなに、警戒しているんだ?この先生?
「そうなんですかー」
先生に、返事をしつつ、浄化作業を思い出す。
気持ち良さそうに、それは、仕事終わりのお父さんのような雰囲気すらある光景だったんだが。
全国の年頃の娘を持つお父さんのような元呪木さんだったのかもな。
お父さんのあとのお風呂なんて、汚水よ!
うわ…つらっ…。
お父さん頑張ってるのにな。
「頑張ったんです」
全国のお父さんみたいにな。
って、どうでもいいことを考えて、サーシャル先生の視線を誤魔化す。
勘なのだが、表情を読める人なんだろうと思う。質問をしているようだが、これは、確認の作業の一環だとでもとれてしまう。
「いやに余裕そう…あら?」
サーシャル先生はケルンの顔をしげしげと見ている。お菓子とかのくずがついてるか?ちゃんと、ふいたはずだが。
「怖いくらい顔が整っていると思ったけど…もしかして…」
怖いくらいってなんだよ。ケルンは確かに整ってるだろうけど、そこまでか?
「えへへ」
照れるなよ。
俺が誉めたって嬉しくないだろうに。
「えっと…あまり、生徒のことを聞くのは、規則から離れてしまうから、良くないんだけど…貴方の家名を教えてくれる?」
家名を聞いてくるのは、タブーなはずだ。先生なら、知っていて当然だろう。それを、あえて破るということほ、裏に何かあると考えても仕方ないだろう。
とはいえ、いっていいのか?
「えっとぉ…そのぉ…」
いいよどんでいると、安心させようと…正直、本当の笑顔を見てきて、絵を描いてきた俺たちからすれば、かなり嘘臭い笑顔なんだよな。
先生は悪い人ではないが、猫を被っているのは、わかっている。この部屋の主だからな。
異質なのだ。全てが。
「大丈夫!どこの国のどんな家の子でも、私にとっては、ただの生徒よ?ただね、家の力で霊木を取り寄せたとかなら、いいんだけど、杖を用意させたとかだと問題なの。貴方の余裕さも気になるところなんだけど…だから、確認させてくれるかしら?」
いわないと、たぶん、めんどくさいことになるな。
杖を目の前で作れとかいわれそうだしな…作るのはいいんだけど、二本もいらない。仕方ないか。サイジャルで有名な家名を聞いて、先生の反応をみてみるとしよう。
話してもいいぞ。
「うん…フェスマルクです。クウリィエンシアの」
学長先生の時は、憤怒の表情を浮かべていた。
サーシャル先生は、意外にも、懐かしそうに、声を弾ませて、本当の笑顔つきであった。
「フェスマルク家!…やっぱりね!」
あれ?思ったより、好印象?さっきまでの、先生の雰囲気も、変わった。親しみやすい雰囲気が出ているな。
誰かしら知っているのかもしれないな。ナザドと、仲良しさんなのかもしれないな。
ありえないか。
「それなら、納得したわ…魔力が高いなら、可能性もあるし…もしかしたら、霊木が選んだのかもね!フェスマルク家といえば法王ティストール様が有名になっているけど杖使いの家だもの!」
「杖使い?」
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