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第五章 影の者たちとケモナー
ケモナーも悩むのです
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一ヶ月も学園にいればそろそろ簡単な試験を受ける。それを合格すれば単位を貰える。
授業や講義の試験はすべて一律ではない。一年、半年、一樹月、一週間ほどの間隔でやっている。
ようはテストを突破しないと単位がもらえない。筆記や実技、研究結果なんかを出すこともある。
ケルンは絵画とかの俺が受け持っている授業はパスだ。身びいきとかではなく、俺なのだから実力は同じだ。するだけ無駄というか本当の意味での生徒がケルンだけなので、試験はなしだ。
あとの生徒はみな聴講生であったり、教職員だったりもする。作風がだいぶ異なる人たちが集まったので、俺たちにもいい影響があったし、ケルンをモデルに絵を描く人も多くて、だいぶ仲良くなっている。
まぁ、秋からはハトルゥエリアさんが参加するらしいし、さらに楽しくなりそうだ。今はみんなで協力して作品を作っているところだ。
計画通りで行くなら、この世界初の作品になるだろう。ノウハウや流れも教えたから、俺はあまり関わらないで、裏方で参加する予定だったが…どうにもメインは俺がしないといけないようだ。
「世界が変わります!」
なんていう聴講生もちらほらいたが、そこまでたいした代物ではない。父様たちには前に教えているからな。王都とかで作っていないってことは利益がないからだろな。
授業の一環だし、趣味だから気にしないが。
俺は仕事というか、そんな風に趣味に走って授業をしている。その代わりというか、ケルンがかなり頑張って、色々なことができるようになってきた。
そしてケルンが今一番頑張っているのは魔力操作だ。だいぶ頑張ったから、攻撃魔法の授業も受けれるようになった。
「上手くできるかな…」
風呂に一緒に浸かりながらケルンが何度目かの不安をもらす。
最初の授業がトラウマになってはいないのだが、人が多いところだと、少し安定さにかける。
「大丈夫だろう。杖を使っても魔法がましになってきたんだし」
風呂のふちに腕をひっかけて、ケルンにいう。こうしないと沈むからな。
杖がどれほど魔力を高めているのかは計測不可能らしい。というより、ケルンが魔法を使ってから、ケルンや俺以外が杖に触れても魔力を通さなくなったらしい。
スキルでも不明らしく、詳しく見ようとすれば、かなり上位の『鑑定』を持つ人でなくはわからないといわれた。
マティ君のお父さんがその『鑑定』が使える人らしいが、今は神聖クレエル帝国の方へ仕事に出ているらしい。
しかし、杖のことを建国貴族の当主に尋ねるのも変だから実質杖のことは謎のままになるかもしれない。マティ君の好意で顔合わせをすることは決まっているが、それは別件でだからな。
正体不明でも少しは樹木さんのことがわかるかもしれないが、わかっている範囲でもかなり高位の霊木ではないかとのことだ。
使い手を待っていた。
なんて話もでているらしい。
だいぶケルンが抑えても威力はやはり高いらしいが、きちんと常識内の威力で収まるほどになっている。
杖自体もケルンを応援しているのか、最近では葉先が旗みたいにして、振っている。
頼むから動かないでほしい。びびる。
思い出したら疲れるな。
肩までお湯に浸かりたいが、沈むからな…そう思ったら、ケルンが引き寄せた。
「お、肩までつからせてくれ…なんだよ、そんな顔して」
「ねえ、お兄ちゃん…お兄ちゃんも一緒にいてくれるよね?」
「いてやりたいんだけどな…臨時職員だから…担当外はな」
どうも試験は担当職員のみだけしかいてはいけないらしい。
俺もいてやりたいんだが、不正防止なんだろう。
「心配すんな。ケルンが終わるまで教室の外で待っててやるから。それに試験まではまだ日がある…そうだ。他の授業も出ておけるなら出ようぜ」
「うん…」
他の授業も開講したものもいくつかあった。なんでも急に人材が集まってきたとかで、制作系がかなり潤ってきたそうだ。
噂じゃ弟子入りのためとか聞いたが…俺のとこは全部断っているからな。変わりに授業をしているんだし…それに、俺は趣味に走る授業をしているだけではないんだ。
「俺も頑張るからな」
「お兄ちゃんならできるよ!」
ケルンが頑張っていて、俺が何もしないわけにはいかない。
「…明日こそは成功してみせる!」
そう意気込んではいるが、失敗ばかりだ。
俺はケルンがいないと魔法が使えない。
ケルンがいないと魔法が使えないのはさすがに問題がある。俺は棒人間の姿だ。簡単に盗まれるだろう。
一応、ケルンや他にも休憩時間ですら聴講生やドワーフの生徒が挨拶をしにくるので、一人になることはほとんどない。
安全面はできるだけ確保している。
自分ができること、できないことを考えれば自ずとわかる。
攻撃の手段が皆無なのだ。だからこそ、身を守るすべを手に入れようと俺は相談している。
「予算は…クレエル金貨十枚でどうだ?足りないならもう少し出せる」
「いや、大金貨十枚まで余裕で使えますよ…エフデさん個人の財産がここ二週間でどれほどあると思ってるんですか?」
「いや…絵を五枚売っただけだぞ?」
ケルンが魔法の練習をしているのをナザドがみてくれている。
今は休憩でケルンは様子をみにきたミケ君たちのもとへと行っている。
その時間を使って相談をしているが、上手くいかないもんだ。
「自覚してください…エフデさんの絵は大金貨がつくんですよ…最低で」
「そうなのか」
ケルンではなくまさしく俺が自ら描いてある絵だからか、少し作風が変わったといわれるかと思ったんだが評価が高くなっているようで少し恥ずかしかったんだがな。
「特に教会は出しますからね…ボージィンを描いた品はいくらでも欲しいですから」
「俺としては動物の絵をたくさん描けて満足だがな」
「…動くんですが…エフデさんの動物って」
「目の錯覚だ」
どうも俺の描いた絵は動くとかいわれている。そんなことはないんだが、目の錯覚は恐ろしいな。
そんなことを聞いたからこそ、色々早めなきゃならなくなったんだがな。
「ともかく…地脈を使うスキルを生かすとなると…魔法陣とかしかないでしょうね。あとは魔道具です」
「なるほどな…あとは地脈を使えるようになればってとこか」
「それが難しいんですがね…仙人や道術師は珍しいですから」
俺が失敗しているのが、スキルを行かすことだ。
『地脈誘導』というのは、地脈を自分の元へと寄せれるスキルらしい。普通は『地脈操作』のスキルが出るもんらしいが、『地脈誘導』は『地脈操作』の上位のスキルらしい。
山とかを作れるほど…とはいえ、使えた人物は仙人とか道術師といわれる秘密主義な者ばかりで、詳しいやり方は弟子入りをしなきゃわからなちらしい。そこから修行をしてと考えると…気が遠くなる。
この思念石の体を保たせているのも『地脈』からエネルギーを吸っているからじゃないかというが…飯とか食えるんだけど、それはどこに流れているんだろうか。排泄はないから不思議すぎる。
魔法陣…講義があれば取るんだが、九樹月からになっている。『世界が始まった日』を祝う祭り前後が地脈が活発になるからそこに合わせて講義をするそうだ。
しかし、求めているようなものではない。俺の手元にはナザドが持ってきてくれた授業と講義一覧の詳しい内容が書いた紙がある。それをみれば、講義内容は攻撃手段よりも、防御に重きを置いてあるらしい。
結界とか、封じとかを学べるというのも、面白そうだが…今欲しいのは身を守ることだ。
「旦那様なら魔道具をお持ちだと思いますよ?…とはいえ、エフデさん。使う気ないでしょ」
「当たり前だ」
父様に甘えるのは違うだろ。それに、道具に頼ると壊れたときに困る。実力がほしいんだ。
「…兄さんもですが、そういう長男体質は苦労しますよ」
ナザドがティルカのことをいうので、少し胸が痛くなる。手紙を書いてみたんだが、返信はない。エセニアからの手紙によれば屋敷にもよらず仕事に打ち込んでいるとか。
母様からの手紙でも待っていてあげなさいといわれているので、何もいえない。
「…苦労してもいい」
胸の痛みよりも迷惑をかけたくない。
「クウリィエンシアもですが、サイジャルでも地脈使いはあまり見かけないんですよね…術式が違うんですよ。ドラルインとかなら発達してますけど。あとはサナギッシュですが…」
「どちらも人が少ないか…」
鎖国とまではいかないが、どちらの国もそんなに人の移動はない。
ドラルインは学生と研究者の一部以外は国から出ることは、難しいらしいし、サナギッシュの人は国から出ることを嫌うから…王妃様のように王族の婚姻でもなければ出てこないんじゃないかな。
「サーシャルが少しかじってますけど、あいつもドラルインを離れてからこっちで学んだみたいで…エフデさんが求めているほどは無理じゃないですか?」
「サーシャル先生はドラルイン出身なのか?」
サーシャル先生はクウリィエンシアの人だと思っていた。ドラルインの人は銀の髪に赤めの肌が多いらしいが、サーシャル先生は違う。
「そうですよ。だから僕は嫌いなんです…坊ちゃまをあまりあの女に近づけさせないでくださいね…エフデさんもですよ?その体とか…研究材料にされますよ?」
俺をついでに心配してくれたが、嬉しくない。それにドラルインとは関係なくどちらかというと、サーシャル先生を嫌っての発言だな。研究材料にはさすがにしないだろ。
「本ならありますし…しばらくはそれで我慢してみてはどうです?」
「そうなんだけど…」
こうずばっとやってみたいんだよな。いい手があればいいんだが…実験してみようかな。
「お兄ちゃーん!ナザドー!お茶にしよー。早くー!」
「おー。今行くー」
ケルンの元へと…は?転移したのかよ?ってほどナザドが早い。
呆れたが…とりあえず、部屋に戻りしだい材料はあるし、作るとするか。
授業や講義の試験はすべて一律ではない。一年、半年、一樹月、一週間ほどの間隔でやっている。
ようはテストを突破しないと単位がもらえない。筆記や実技、研究結果なんかを出すこともある。
ケルンは絵画とかの俺が受け持っている授業はパスだ。身びいきとかではなく、俺なのだから実力は同じだ。するだけ無駄というか本当の意味での生徒がケルンだけなので、試験はなしだ。
あとの生徒はみな聴講生であったり、教職員だったりもする。作風がだいぶ異なる人たちが集まったので、俺たちにもいい影響があったし、ケルンをモデルに絵を描く人も多くて、だいぶ仲良くなっている。
まぁ、秋からはハトルゥエリアさんが参加するらしいし、さらに楽しくなりそうだ。今はみんなで協力して作品を作っているところだ。
計画通りで行くなら、この世界初の作品になるだろう。ノウハウや流れも教えたから、俺はあまり関わらないで、裏方で参加する予定だったが…どうにもメインは俺がしないといけないようだ。
「世界が変わります!」
なんていう聴講生もちらほらいたが、そこまでたいした代物ではない。父様たちには前に教えているからな。王都とかで作っていないってことは利益がないからだろな。
授業の一環だし、趣味だから気にしないが。
俺は仕事というか、そんな風に趣味に走って授業をしている。その代わりというか、ケルンがかなり頑張って、色々なことができるようになってきた。
そしてケルンが今一番頑張っているのは魔力操作だ。だいぶ頑張ったから、攻撃魔法の授業も受けれるようになった。
「上手くできるかな…」
風呂に一緒に浸かりながらケルンが何度目かの不安をもらす。
最初の授業がトラウマになってはいないのだが、人が多いところだと、少し安定さにかける。
「大丈夫だろう。杖を使っても魔法がましになってきたんだし」
風呂のふちに腕をひっかけて、ケルンにいう。こうしないと沈むからな。
杖がどれほど魔力を高めているのかは計測不可能らしい。というより、ケルンが魔法を使ってから、ケルンや俺以外が杖に触れても魔力を通さなくなったらしい。
スキルでも不明らしく、詳しく見ようとすれば、かなり上位の『鑑定』を持つ人でなくはわからないといわれた。
マティ君のお父さんがその『鑑定』が使える人らしいが、今は神聖クレエル帝国の方へ仕事に出ているらしい。
しかし、杖のことを建国貴族の当主に尋ねるのも変だから実質杖のことは謎のままになるかもしれない。マティ君の好意で顔合わせをすることは決まっているが、それは別件でだからな。
正体不明でも少しは樹木さんのことがわかるかもしれないが、わかっている範囲でもかなり高位の霊木ではないかとのことだ。
使い手を待っていた。
なんて話もでているらしい。
だいぶケルンが抑えても威力はやはり高いらしいが、きちんと常識内の威力で収まるほどになっている。
杖自体もケルンを応援しているのか、最近では葉先が旗みたいにして、振っている。
頼むから動かないでほしい。びびる。
思い出したら疲れるな。
肩までお湯に浸かりたいが、沈むからな…そう思ったら、ケルンが引き寄せた。
「お、肩までつからせてくれ…なんだよ、そんな顔して」
「ねえ、お兄ちゃん…お兄ちゃんも一緒にいてくれるよね?」
「いてやりたいんだけどな…臨時職員だから…担当外はな」
どうも試験は担当職員のみだけしかいてはいけないらしい。
俺もいてやりたいんだが、不正防止なんだろう。
「心配すんな。ケルンが終わるまで教室の外で待っててやるから。それに試験まではまだ日がある…そうだ。他の授業も出ておけるなら出ようぜ」
「うん…」
他の授業も開講したものもいくつかあった。なんでも急に人材が集まってきたとかで、制作系がかなり潤ってきたそうだ。
噂じゃ弟子入りのためとか聞いたが…俺のとこは全部断っているからな。変わりに授業をしているんだし…それに、俺は趣味に走る授業をしているだけではないんだ。
「俺も頑張るからな」
「お兄ちゃんならできるよ!」
ケルンが頑張っていて、俺が何もしないわけにはいかない。
「…明日こそは成功してみせる!」
そう意気込んではいるが、失敗ばかりだ。
俺はケルンがいないと魔法が使えない。
ケルンがいないと魔法が使えないのはさすがに問題がある。俺は棒人間の姿だ。簡単に盗まれるだろう。
一応、ケルンや他にも休憩時間ですら聴講生やドワーフの生徒が挨拶をしにくるので、一人になることはほとんどない。
安全面はできるだけ確保している。
自分ができること、できないことを考えれば自ずとわかる。
攻撃の手段が皆無なのだ。だからこそ、身を守るすべを手に入れようと俺は相談している。
「予算は…クレエル金貨十枚でどうだ?足りないならもう少し出せる」
「いや、大金貨十枚まで余裕で使えますよ…エフデさん個人の財産がここ二週間でどれほどあると思ってるんですか?」
「いや…絵を五枚売っただけだぞ?」
ケルンが魔法の練習をしているのをナザドがみてくれている。
今は休憩でケルンは様子をみにきたミケ君たちのもとへと行っている。
その時間を使って相談をしているが、上手くいかないもんだ。
「自覚してください…エフデさんの絵は大金貨がつくんですよ…最低で」
「そうなのか」
ケルンではなくまさしく俺が自ら描いてある絵だからか、少し作風が変わったといわれるかと思ったんだが評価が高くなっているようで少し恥ずかしかったんだがな。
「特に教会は出しますからね…ボージィンを描いた品はいくらでも欲しいですから」
「俺としては動物の絵をたくさん描けて満足だがな」
「…動くんですが…エフデさんの動物って」
「目の錯覚だ」
どうも俺の描いた絵は動くとかいわれている。そんなことはないんだが、目の錯覚は恐ろしいな。
そんなことを聞いたからこそ、色々早めなきゃならなくなったんだがな。
「ともかく…地脈を使うスキルを生かすとなると…魔法陣とかしかないでしょうね。あとは魔道具です」
「なるほどな…あとは地脈を使えるようになればってとこか」
「それが難しいんですがね…仙人や道術師は珍しいですから」
俺が失敗しているのが、スキルを行かすことだ。
『地脈誘導』というのは、地脈を自分の元へと寄せれるスキルらしい。普通は『地脈操作』のスキルが出るもんらしいが、『地脈誘導』は『地脈操作』の上位のスキルらしい。
山とかを作れるほど…とはいえ、使えた人物は仙人とか道術師といわれる秘密主義な者ばかりで、詳しいやり方は弟子入りをしなきゃわからなちらしい。そこから修行をしてと考えると…気が遠くなる。
この思念石の体を保たせているのも『地脈』からエネルギーを吸っているからじゃないかというが…飯とか食えるんだけど、それはどこに流れているんだろうか。排泄はないから不思議すぎる。
魔法陣…講義があれば取るんだが、九樹月からになっている。『世界が始まった日』を祝う祭り前後が地脈が活発になるからそこに合わせて講義をするそうだ。
しかし、求めているようなものではない。俺の手元にはナザドが持ってきてくれた授業と講義一覧の詳しい内容が書いた紙がある。それをみれば、講義内容は攻撃手段よりも、防御に重きを置いてあるらしい。
結界とか、封じとかを学べるというのも、面白そうだが…今欲しいのは身を守ることだ。
「旦那様なら魔道具をお持ちだと思いますよ?…とはいえ、エフデさん。使う気ないでしょ」
「当たり前だ」
父様に甘えるのは違うだろ。それに、道具に頼ると壊れたときに困る。実力がほしいんだ。
「…兄さんもですが、そういう長男体質は苦労しますよ」
ナザドがティルカのことをいうので、少し胸が痛くなる。手紙を書いてみたんだが、返信はない。エセニアからの手紙によれば屋敷にもよらず仕事に打ち込んでいるとか。
母様からの手紙でも待っていてあげなさいといわれているので、何もいえない。
「…苦労してもいい」
胸の痛みよりも迷惑をかけたくない。
「クウリィエンシアもですが、サイジャルでも地脈使いはあまり見かけないんですよね…術式が違うんですよ。ドラルインとかなら発達してますけど。あとはサナギッシュですが…」
「どちらも人が少ないか…」
鎖国とまではいかないが、どちらの国もそんなに人の移動はない。
ドラルインは学生と研究者の一部以外は国から出ることは、難しいらしいし、サナギッシュの人は国から出ることを嫌うから…王妃様のように王族の婚姻でもなければ出てこないんじゃないかな。
「サーシャルが少しかじってますけど、あいつもドラルインを離れてからこっちで学んだみたいで…エフデさんが求めているほどは無理じゃないですか?」
「サーシャル先生はドラルイン出身なのか?」
サーシャル先生はクウリィエンシアの人だと思っていた。ドラルインの人は銀の髪に赤めの肌が多いらしいが、サーシャル先生は違う。
「そうですよ。だから僕は嫌いなんです…坊ちゃまをあまりあの女に近づけさせないでくださいね…エフデさんもですよ?その体とか…研究材料にされますよ?」
俺をついでに心配してくれたが、嬉しくない。それにドラルインとは関係なくどちらかというと、サーシャル先生を嫌っての発言だな。研究材料にはさすがにしないだろ。
「本ならありますし…しばらくはそれで我慢してみてはどうです?」
「そうなんだけど…」
こうずばっとやってみたいんだよな。いい手があればいいんだが…実験してみようかな。
「お兄ちゃーん!ナザドー!お茶にしよー。早くー!」
「おー。今行くー」
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