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第三十一話 マオミー・レポート
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ハモウナの冒険者ギルド内にある統括者執務室。
イセルナは一人で書類に目を通し、事務仕事にいそしんでいた。
時刻はのどかな昼下がり。
冒険者達は各々が受けた依頼をこなしに出張ってしまうため、ギルドはひと時の平穏に包まれる。
そして夕刻になれば、町に帰還した冒険者達が達成した依頼と報酬を受け取るために押し寄せ、またギルドは喧騒に包まれる。
そんな束の間の穏やかな時間の中、イセルナは実務に集中する。
冒険者達が帰還すれば、窓口でトラブルが発生することもある。
やれ、依頼達成の苦労に比べて報酬が少ないとか、提供された情報が間違っていたとか、倒した小鬼の口臭が酷かったとか。
考慮に値する課題からどうでもいいようなクレームまで、その内容も様々だし、なかなか引き下がらない冒険者もいる。
そんな時はギルド統括者であるイセルナの出番だ。
いざという時に頼りになる彼女の登場で、窓口担当のギルド職員達は勇気を得て、荒くれ者の冒険者達とも安心して渡り合えるのだ。
そのためにも、デスクワークの円滑な消化には、こうした穏やか時間は必須だった。
と、卓上に置かれたティーカップの中の紅茶がさざ波を立てる。
それに気付いたイセルナは、書類から目を離さず言った。
「お帰り、マオミー」
「…やっぱりバレてるにゃん」
イセルナの背後…影の中からにじみ出るように、黒装束の女が立ち上がる。
顔の覆面を取り払いつつ、ネコ耳少女がつまらなそうに言う。
「毎回毎回あれこれ工夫してるのに、にゃんでバレるにゃん?」
隠密行動に長けた猫人族にして女忍者の職種にある彼女にしてみれば、いかに気配を消しても、ことごとくそれを見破るイセルナは非常にからかい甲斐のない相手だ。
人族はエルフ族程の魔力は持っていないし、ドワーフ族程の腕力も持っていない。
素早さはハーフリング族に劣るし、隠密行動でも猫人族にも敵わない。
嗅覚も狗人族には及ばないし、蜥蜴人族のような固い外皮も持たない。
だが、人族の中には、時折このイセルナのようなハイスペックな個体が生まれ落ちることがある。
そうした人間は他の亜人種を上回る才覚を発揮し、最終的にはこの世の危機を打ち払う救世主となって称賛されることもある。
それは「英雄」と呼ばれたり「勇者」とも呼ばれる存在だった。
このイセルナは、とある貴族の令嬢でありながら荒くれ者共が群れを成す冒険者の世界へと踏み込み、その頂点に立つに至った女傑だ。
そんな彼女だから、多種族の中で貧弱な人族でありながらも、冒険者ギルドの統括者に収まっているのだ。
そして、マオミーは、イセルナが英雄としての資質を持っていると認めているからこそ、日頃こうして忍びとして自分の腕を試しているのだが、目下連敗中である。
「で、どうだ?その後のアルト君の動向は」
かけていた片眼鏡を外し、取り出した布で拭きながらイセルナがそう尋ねる。
それにマオミーは首を横に振った。
「相変わらずだにゃん。アルト君はえらく無防備なので尾行や見張り自体はラクチンにゃん」
そこで肩を竦めるマオミー。
「…問題なのは、あの子が根城にしている拠点についてだにゃん」
マオミーが溜息を吐きながら、両耳をしなだれさせる。
「あの子の拠点が町の外にあるっていうことは、尾行やギルドと町の住民達の証言から裏が取れているにゃん。でも…」
「その場所が一切不明…か」
顎に手を当て、考え込むイセルナ。
その言葉どおり、妖喚師アルトはハモウナを自分の生活基盤を支える町として出入りしているのは間違いない。
しかし、生活拠点となると、町の郊外で必ずその姿を見失ってしまうこと以外は全く不明だった。
これは本来あり得ないことだ。
何しろ、アルトの尾行は冒険者ギルトの幹部にして星四つ等級の冒険者であり、密偵としては最高クラスの適性を有する猫人族の女忍者、マオミー自身が行っているのである。
彼女は、その気になれば「要塞」と称される王城地下の宝物殿より、国の重要機密文書を鼻歌交じりで失敬できる程の密偵能力を持っているのだ。
そんな彼女が、駆け出し冒険者である少年一人の尾行も成し得ないなんて冗談としか思えない。
しかし、マオミーの報告はいつも同じだ。
「アルト君は町の外に出ると、必ず森に入っていくにゃん。でも、その足取りは毎回そこできれいに消えているにゃん。においも足跡もきれいさっぱりにゃん…!」
マオミーは頭を抱えて蹲った。
「例の『呪われた館』の依頼達成以降、あの子は一体どこでどう生活しているにゃん!?天に昇ったか地に潜ったか、全然分からないにゃーーーーーーーー!!」
「落ち着け、マオミー」
半ばノイローゼになっている女忍者にイセルナは続けた。
「もうこうなれば、アルト君の拠点探しは後回しでいい」
「にゃ!?あの子をほっとく気かにゃん…!?」
驚いた表情で顔を上げるマオミーに、イセルナは頷いた。
「彼の素性は個人的には死ぬほど明らかにしたいところだが、現状ではそれを優先する必要はない」
ティーカップの中身で喉を潤すと、イセルナは表情を変えずに言った。
「肝心なのは、彼が冒険者として我々やこの町に有益な存在か否かだ。それを見極めることを優先すべきだと思う」
「統括者…」
マオミーは、改めて自分達の統括者の資質に感嘆した。
素性の知れない人間が冒険者ギルドを出入りすることは、極めて危険な状況である。
もし、アルトが冒険者ギルドと敵対する反社会的組織の手先だったり、他の国から潜入してきた密偵だった場合、それはもはや野放しできる状況ではない。
しかも、アルトには自分の追跡をまくことが出来る技能があるようだ。
となれば、現時点でアルトの素性にこだわっても時間の無駄だろう。
逆に彼の動向に目を向け、そこから彼の目的や意図を探る方が効率的だ。
一つ間違えば危険な賭けである。
しかし、イセルナのことだ。
そんな賭けも想定した別の手段を講じているはずだ。
そして、常に前を見据え、八方塞がりでも打開策を講じようとするイセルナの姿勢は、気落ちしていたマオミーの気を晴らしてくれるものだった。
そんなマオミーの胸の内を知ってか知らずか、イセルナは微笑した。
「さて…では、アルト君の冒険者としての動向はどんな具合なのかを聞かせてもらおう」
大人の女性の余裕を漂わせつつイセルナがそう問うと、マオミーは懐より取り出した手帳を見ながら報告した。
「ええと、アルト君の最新の動きについて…ああ、前に報告した『緑の迷宮』の依頼が受けられなかったことについては知ってのとおりにゃん」
頷くイセルナ。
「確かあの森に関する依頼は、星三つ等級の冒険者からじゃないと受けられない。で、さすがのアルト君も諦めて引き下がったらしいな」
イセルナはそこでフッと笑った。
「フフ…可哀想なアルト君。しかし、安心したまえ。ここに星五つ等級の魔法剣士たるこの私がいる。遠慮なく頼ってもらって構わないぞ♡」
イセルナの脳内で、つぶらな瞳のアルトが潤んだ目で彼女を見上げる。
そして、もじもじとしながらイセルナに助力を乞うアルト。
彼のその手を取り、大胆に胸元へと引き寄せ、イセルナはそっと顎クイをしてみせる。
二人の視線が絡まり合い、アルトはその身を任せるように瞳を閉じ、そして…
「ふふふふふふ…もう本当に仕方のないアルトきゅんだな♡そんな風にお姉さんを誘うなど…もう何をされても文句は言えないぞ♡」
息を荒げ、顔を紅潮させながら妄想の中でアルトをかき抱くイセルナ。
そんな彼女に、マオミーは手帳を見ながら報告した。
「あ、その可能性は無いにゃん。アルト君、もう星三つ等級のパートナーを見つけたにゃん」
室内に静寂が落ちる。
笑顔のまま固まったイセルナの首がぎぎぎ…と動き、マオミーに向いた。
「…………は?」
「だから、アルト君にはもうパートナーがいるにゃん。ハーフエルフのすっごいカワイイ女の子だったにゃん」
数瞬後。
「はあああああああああああッ!?」
午後の穏やかなひと時は、冒険者ギルド統括者自身の絶叫で崩壊した。
イセルナは一人で書類に目を通し、事務仕事にいそしんでいた。
時刻はのどかな昼下がり。
冒険者達は各々が受けた依頼をこなしに出張ってしまうため、ギルドはひと時の平穏に包まれる。
そして夕刻になれば、町に帰還した冒険者達が達成した依頼と報酬を受け取るために押し寄せ、またギルドは喧騒に包まれる。
そんな束の間の穏やかな時間の中、イセルナは実務に集中する。
冒険者達が帰還すれば、窓口でトラブルが発生することもある。
やれ、依頼達成の苦労に比べて報酬が少ないとか、提供された情報が間違っていたとか、倒した小鬼の口臭が酷かったとか。
考慮に値する課題からどうでもいいようなクレームまで、その内容も様々だし、なかなか引き下がらない冒険者もいる。
そんな時はギルド統括者であるイセルナの出番だ。
いざという時に頼りになる彼女の登場で、窓口担当のギルド職員達は勇気を得て、荒くれ者の冒険者達とも安心して渡り合えるのだ。
そのためにも、デスクワークの円滑な消化には、こうした穏やか時間は必須だった。
と、卓上に置かれたティーカップの中の紅茶がさざ波を立てる。
それに気付いたイセルナは、書類から目を離さず言った。
「お帰り、マオミー」
「…やっぱりバレてるにゃん」
イセルナの背後…影の中からにじみ出るように、黒装束の女が立ち上がる。
顔の覆面を取り払いつつ、ネコ耳少女がつまらなそうに言う。
「毎回毎回あれこれ工夫してるのに、にゃんでバレるにゃん?」
隠密行動に長けた猫人族にして女忍者の職種にある彼女にしてみれば、いかに気配を消しても、ことごとくそれを見破るイセルナは非常にからかい甲斐のない相手だ。
人族はエルフ族程の魔力は持っていないし、ドワーフ族程の腕力も持っていない。
素早さはハーフリング族に劣るし、隠密行動でも猫人族にも敵わない。
嗅覚も狗人族には及ばないし、蜥蜴人族のような固い外皮も持たない。
だが、人族の中には、時折このイセルナのようなハイスペックな個体が生まれ落ちることがある。
そうした人間は他の亜人種を上回る才覚を発揮し、最終的にはこの世の危機を打ち払う救世主となって称賛されることもある。
それは「英雄」と呼ばれたり「勇者」とも呼ばれる存在だった。
このイセルナは、とある貴族の令嬢でありながら荒くれ者共が群れを成す冒険者の世界へと踏み込み、その頂点に立つに至った女傑だ。
そんな彼女だから、多種族の中で貧弱な人族でありながらも、冒険者ギルドの統括者に収まっているのだ。
そして、マオミーは、イセルナが英雄としての資質を持っていると認めているからこそ、日頃こうして忍びとして自分の腕を試しているのだが、目下連敗中である。
「で、どうだ?その後のアルト君の動向は」
かけていた片眼鏡を外し、取り出した布で拭きながらイセルナがそう尋ねる。
それにマオミーは首を横に振った。
「相変わらずだにゃん。アルト君はえらく無防備なので尾行や見張り自体はラクチンにゃん」
そこで肩を竦めるマオミー。
「…問題なのは、あの子が根城にしている拠点についてだにゃん」
マオミーが溜息を吐きながら、両耳をしなだれさせる。
「あの子の拠点が町の外にあるっていうことは、尾行やギルドと町の住民達の証言から裏が取れているにゃん。でも…」
「その場所が一切不明…か」
顎に手を当て、考え込むイセルナ。
その言葉どおり、妖喚師アルトはハモウナを自分の生活基盤を支える町として出入りしているのは間違いない。
しかし、生活拠点となると、町の郊外で必ずその姿を見失ってしまうこと以外は全く不明だった。
これは本来あり得ないことだ。
何しろ、アルトの尾行は冒険者ギルトの幹部にして星四つ等級の冒険者であり、密偵としては最高クラスの適性を有する猫人族の女忍者、マオミー自身が行っているのである。
彼女は、その気になれば「要塞」と称される王城地下の宝物殿より、国の重要機密文書を鼻歌交じりで失敬できる程の密偵能力を持っているのだ。
そんな彼女が、駆け出し冒険者である少年一人の尾行も成し得ないなんて冗談としか思えない。
しかし、マオミーの報告はいつも同じだ。
「アルト君は町の外に出ると、必ず森に入っていくにゃん。でも、その足取りは毎回そこできれいに消えているにゃん。においも足跡もきれいさっぱりにゃん…!」
マオミーは頭を抱えて蹲った。
「例の『呪われた館』の依頼達成以降、あの子は一体どこでどう生活しているにゃん!?天に昇ったか地に潜ったか、全然分からないにゃーーーーーーーー!!」
「落ち着け、マオミー」
半ばノイローゼになっている女忍者にイセルナは続けた。
「もうこうなれば、アルト君の拠点探しは後回しでいい」
「にゃ!?あの子をほっとく気かにゃん…!?」
驚いた表情で顔を上げるマオミーに、イセルナは頷いた。
「彼の素性は個人的には死ぬほど明らかにしたいところだが、現状ではそれを優先する必要はない」
ティーカップの中身で喉を潤すと、イセルナは表情を変えずに言った。
「肝心なのは、彼が冒険者として我々やこの町に有益な存在か否かだ。それを見極めることを優先すべきだと思う」
「統括者…」
マオミーは、改めて自分達の統括者の資質に感嘆した。
素性の知れない人間が冒険者ギルドを出入りすることは、極めて危険な状況である。
もし、アルトが冒険者ギルドと敵対する反社会的組織の手先だったり、他の国から潜入してきた密偵だった場合、それはもはや野放しできる状況ではない。
しかも、アルトには自分の追跡をまくことが出来る技能があるようだ。
となれば、現時点でアルトの素性にこだわっても時間の無駄だろう。
逆に彼の動向に目を向け、そこから彼の目的や意図を探る方が効率的だ。
一つ間違えば危険な賭けである。
しかし、イセルナのことだ。
そんな賭けも想定した別の手段を講じているはずだ。
そして、常に前を見据え、八方塞がりでも打開策を講じようとするイセルナの姿勢は、気落ちしていたマオミーの気を晴らしてくれるものだった。
そんなマオミーの胸の内を知ってか知らずか、イセルナは微笑した。
「さて…では、アルト君の冒険者としての動向はどんな具合なのかを聞かせてもらおう」
大人の女性の余裕を漂わせつつイセルナがそう問うと、マオミーは懐より取り出した手帳を見ながら報告した。
「ええと、アルト君の最新の動きについて…ああ、前に報告した『緑の迷宮』の依頼が受けられなかったことについては知ってのとおりにゃん」
頷くイセルナ。
「確かあの森に関する依頼は、星三つ等級の冒険者からじゃないと受けられない。で、さすがのアルト君も諦めて引き下がったらしいな」
イセルナはそこでフッと笑った。
「フフ…可哀想なアルト君。しかし、安心したまえ。ここに星五つ等級の魔法剣士たるこの私がいる。遠慮なく頼ってもらって構わないぞ♡」
イセルナの脳内で、つぶらな瞳のアルトが潤んだ目で彼女を見上げる。
そして、もじもじとしながらイセルナに助力を乞うアルト。
彼のその手を取り、大胆に胸元へと引き寄せ、イセルナはそっと顎クイをしてみせる。
二人の視線が絡まり合い、アルトはその身を任せるように瞳を閉じ、そして…
「ふふふふふふ…もう本当に仕方のないアルトきゅんだな♡そんな風にお姉さんを誘うなど…もう何をされても文句は言えないぞ♡」
息を荒げ、顔を紅潮させながら妄想の中でアルトをかき抱くイセルナ。
そんな彼女に、マオミーは手帳を見ながら報告した。
「あ、その可能性は無いにゃん。アルト君、もう星三つ等級のパートナーを見つけたにゃん」
室内に静寂が落ちる。
笑顔のまま固まったイセルナの首がぎぎぎ…と動き、マオミーに向いた。
「…………は?」
「だから、アルト君にはもうパートナーがいるにゃん。ハーフエルフのすっごいカワイイ女の子だったにゃん」
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