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第1章
3話
「こんな夜遅くに中学生寮に寄ってたのか?」
「え、あ風紀委員長。」
この人は高3年の風紀委員長、常守明先輩だ。俺より少し背が高く、美形な彼もまたファンの注目の的らしい。
「最近は何かとファンを取って食う輩が多いからな…それを取り締まるために俺たち風紀委員がいるわけだが。」
取って食うってのはそのままの意味だ。男が女を食べるみたいな感じで、ここでは応援される側の者がファンを食べてしまうことがある、らしい。
行為に至るにしても、ファンの子が同意の上ならまだしも、強要されてファンの子は逆らえずに無理やり……という場合もあるらしい。
風紀委員会の仕事はそれを未然に防ぐこと。大変な仕事だ。
「俺はただ迷子の中学生を寮まで送り届けただけですよ。夜はただでさえ危ないですもんね?」
「嘘は言ってないようだな…。そのまま道を外さないよう頼むぞ。」
はぁとため息を吐きながら目頭を押さえている。
目には隈があるし、どうやらお疲れのようだ。
「やっぱ委員長になってから仕事が大変になりました?」
「あぁ、まあな。だがいちばん大変なのはあの生徒会長を相手にすることだな…。今年の生徒会長は……はぁ」
「あー、なんか高1の転校生にご執心らしいですね?」
今年の生徒会長は学園長の息子であり、ファンを取っかえ引っ変え食いまくる要危険人物だ。
「あいつだけでも厄介なのに、生徒会を支持するファン達も荒れだして……」
「うわぁ、……一先ず立ち話もなんですしあそこのベンチにでも座りましょう?まだ門限まで時間ありますよね」
「ああ、そうだな。」
ーーー
「あ、先輩このカフェオレ好きでしたよね」
「いや、今日はお金を持って来てないから大丈夫だ。」
「律儀ですね笑 奢るんでいいっすよ。」
「……ありがとう。」
「いえいえ~。最近仕事忙しそうで話す機会無かったですもんね?」
明先輩は俺が高1の時に知り合った人で、風紀委員としての仕事が終わったあと疲れが溜まっていたかなんかで、ベンチで寝こけてた先輩を起こしたのが最初の出会いだ。
それからは時々、こんなふうに暇な時間に喋るって言うのをしてたんだが、最近は仕事ばかりで話せていなかった。
「ああ。そうだな。最近は寝る時間も…ふぁーあ、すまない欠伸が。」
「いやいや全然。どうします?お疲れですしもう帰りますか?」
「ん?あぁ……ん。」
「ははは、もう寝ちゃいそうですね先輩。
じゃ寝てしまう前に行きましょうか!俺寝ちゃった先輩を運べる自信ないんで!」
自分より大きい人を運ぶのは難しいだろ?
「せんぱーい?起きてます??風紀委員長~?」
「……風紀委員長はやめろ」
先輩は俺と2人っきりで喋る時は職務を忘れたいとかで役職名で呼ばれることを嫌う。
仕事がやっと終わったのにそう呼ばれたら気を抜くにも抜けないしね。
「はいはい、明先輩!カフェオレも飲み終わった所ですし帰りますよ~」
そうして高校生寮まで先輩と一緒に帰り、というか先輩を連れて来て、この日は無事に終わった。
「え、あ風紀委員長。」
この人は高3年の風紀委員長、常守明先輩だ。俺より少し背が高く、美形な彼もまたファンの注目の的らしい。
「最近は何かとファンを取って食う輩が多いからな…それを取り締まるために俺たち風紀委員がいるわけだが。」
取って食うってのはそのままの意味だ。男が女を食べるみたいな感じで、ここでは応援される側の者がファンを食べてしまうことがある、らしい。
行為に至るにしても、ファンの子が同意の上ならまだしも、強要されてファンの子は逆らえずに無理やり……という場合もあるらしい。
風紀委員会の仕事はそれを未然に防ぐこと。大変な仕事だ。
「俺はただ迷子の中学生を寮まで送り届けただけですよ。夜はただでさえ危ないですもんね?」
「嘘は言ってないようだな…。そのまま道を外さないよう頼むぞ。」
はぁとため息を吐きながら目頭を押さえている。
目には隈があるし、どうやらお疲れのようだ。
「やっぱ委員長になってから仕事が大変になりました?」
「あぁ、まあな。だがいちばん大変なのはあの生徒会長を相手にすることだな…。今年の生徒会長は……はぁ」
「あー、なんか高1の転校生にご執心らしいですね?」
今年の生徒会長は学園長の息子であり、ファンを取っかえ引っ変え食いまくる要危険人物だ。
「あいつだけでも厄介なのに、生徒会を支持するファン達も荒れだして……」
「うわぁ、……一先ず立ち話もなんですしあそこのベンチにでも座りましょう?まだ門限まで時間ありますよね」
「ああ、そうだな。」
ーーー
「あ、先輩このカフェオレ好きでしたよね」
「いや、今日はお金を持って来てないから大丈夫だ。」
「律儀ですね笑 奢るんでいいっすよ。」
「……ありがとう。」
「いえいえ~。最近仕事忙しそうで話す機会無かったですもんね?」
明先輩は俺が高1の時に知り合った人で、風紀委員としての仕事が終わったあと疲れが溜まっていたかなんかで、ベンチで寝こけてた先輩を起こしたのが最初の出会いだ。
それからは時々、こんなふうに暇な時間に喋るって言うのをしてたんだが、最近は仕事ばかりで話せていなかった。
「ああ。そうだな。最近は寝る時間も…ふぁーあ、すまない欠伸が。」
「いやいや全然。どうします?お疲れですしもう帰りますか?」
「ん?あぁ……ん。」
「ははは、もう寝ちゃいそうですね先輩。
じゃ寝てしまう前に行きましょうか!俺寝ちゃった先輩を運べる自信ないんで!」
自分より大きい人を運ぶのは難しいだろ?
「せんぱーい?起きてます??風紀委員長~?」
「……風紀委員長はやめろ」
先輩は俺と2人っきりで喋る時は職務を忘れたいとかで役職名で呼ばれることを嫌う。
仕事がやっと終わったのにそう呼ばれたら気を抜くにも抜けないしね。
「はいはい、明先輩!カフェオレも飲み終わった所ですし帰りますよ~」
そうして高校生寮まで先輩と一緒に帰り、というか先輩を連れて来て、この日は無事に終わった。
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