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第1章
12話
「ただいまー」
「あ、おかえり。」
寮に帰ると樹がいた。
「あれ今日は図書室行ってないのか?」
「いや、もう行った。今日は当番じゃなかったし早めに帰ってきた。それより怪我は大丈夫?」
「おう、悪化しそうにもないし大丈夫だよ。一応部活は休んだけどな。」
「そう。」
「ひとまず風呂入るわ」
授業も終わっているのにずっと制服のままでは窮屈に感じる。
「うん。」
ーーーーーー
「そういや樹はもう部屋着だけど風呂入ったの?」
濡れた髪を乾かしながら聞く。
「うん。」
「そかそか」
「またおすすめの本借りてきたけど、読む?」
「えまじか!読む!」
俺はもともと本とは無縁だった。でもいつだったか樹に本をオススメされてから、意外と自分がこういうのに得意なことに気づいて今では少しハマり気味だ。
髪が完全に乾ききったところでソファに座る樹の元へ向かう。
「はい、これ。」
「んありがとう」
樹が本を何冊か差し出した。そん中から面白そうな本を適当に1冊を選ぶ。
寮の部屋で寛げる場所と言えば2段ベッドとその向かいにあるソファぐらいだ。
樹は今もだが向かいのソファに座ることが多い。
俺はと言えば普段から2段ベッドの下で寝ているため、そこに座ることが多い。
あ、でも本を読む時は少し行儀が悪いのかもしれないが、俺は座るよりも寝っ転がる方が好きだ。
樹も何も言わないし好きな体勢で読むことにする。
「俺、樹がおすすめしてくれる本はすんなり読めるんだよな~」
というかそもそも俺と樹の趣味が合うのかもしれない。樹がおすすめしてくれた本は物語に身が入りやすく読みやすい。
「多分、唯斗なら他の本も読める」
「えまじ? 読書とかする機会なかったから普通にびっくりだな。どうしよ図書室デビューでもしちゃおうかな」
俺は樹が借りてくる本を読むだけであって、図書室にはまだ入ったことがない。
「今度暇な時連れて行ってあげる」
「いいのか?」
「うん。」
「んじゃ頼む! 楽しみだな~」
「ふふ、」
あ笑った。
「本に興味持ってくれて嬉しい。」
樹は口数が少ない分結構ストレートな物言いをする。
俺もそれに乗せられてるのか、樹と喋る時は遠回りな言い方をあまりしない。
「あぁ俺も共通の趣味が出来て嬉しいよ」
そう答えればこくりと頷いたまま本で顔を隠してしまった。
ーーーーーーー
【次の日の朝、校門で】
「あ、先輩!!!」
「んお前は確か…昨日の1年生?」
「あ、おかえり。」
寮に帰ると樹がいた。
「あれ今日は図書室行ってないのか?」
「いや、もう行った。今日は当番じゃなかったし早めに帰ってきた。それより怪我は大丈夫?」
「おう、悪化しそうにもないし大丈夫だよ。一応部活は休んだけどな。」
「そう。」
「ひとまず風呂入るわ」
授業も終わっているのにずっと制服のままでは窮屈に感じる。
「うん。」
ーーーーーー
「そういや樹はもう部屋着だけど風呂入ったの?」
濡れた髪を乾かしながら聞く。
「うん。」
「そかそか」
「またおすすめの本借りてきたけど、読む?」
「えまじか!読む!」
俺はもともと本とは無縁だった。でもいつだったか樹に本をオススメされてから、意外と自分がこういうのに得意なことに気づいて今では少しハマり気味だ。
髪が完全に乾ききったところでソファに座る樹の元へ向かう。
「はい、これ。」
「んありがとう」
樹が本を何冊か差し出した。そん中から面白そうな本を適当に1冊を選ぶ。
寮の部屋で寛げる場所と言えば2段ベッドとその向かいにあるソファぐらいだ。
樹は今もだが向かいのソファに座ることが多い。
俺はと言えば普段から2段ベッドの下で寝ているため、そこに座ることが多い。
あ、でも本を読む時は少し行儀が悪いのかもしれないが、俺は座るよりも寝っ転がる方が好きだ。
樹も何も言わないし好きな体勢で読むことにする。
「俺、樹がおすすめしてくれる本はすんなり読めるんだよな~」
というかそもそも俺と樹の趣味が合うのかもしれない。樹がおすすめしてくれた本は物語に身が入りやすく読みやすい。
「多分、唯斗なら他の本も読める」
「えまじ? 読書とかする機会なかったから普通にびっくりだな。どうしよ図書室デビューでもしちゃおうかな」
俺は樹が借りてくる本を読むだけであって、図書室にはまだ入ったことがない。
「今度暇な時連れて行ってあげる」
「いいのか?」
「うん。」
「んじゃ頼む! 楽しみだな~」
「ふふ、」
あ笑った。
「本に興味持ってくれて嬉しい。」
樹は口数が少ない分結構ストレートな物言いをする。
俺もそれに乗せられてるのか、樹と喋る時は遠回りな言い方をあまりしない。
「あぁ俺も共通の趣味が出来て嬉しいよ」
そう答えればこくりと頷いたまま本で顔を隠してしまった。
ーーーーーーー
【次の日の朝、校門で】
「あ、先輩!!!」
「んお前は確か…昨日の1年生?」
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