ただのポエム

ソメイヨシノ

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夏の砂浜

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波が砂をさらってく
思い出も一緒に消えていく
のみこまれてく
最初からなかったかのように
何も残らない砂浜
君の足跡
今は君がいないんだってわかってた
それでも君を探す
何もかもが君で溢れて
周りを見渡して
何度振り返ってもあの日の君はいない
そうだね、「さよなら」だね
もう会えないんだって
それでももう一度あの体温を求めてた
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