窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

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窓際の不思議な彼-part23-お悩み相談

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「〇〇学校の〇〇クラスの」
「窓際にいる不思議な彼に」
「困っていることを話すと」
「解決するらしいよ」
「その学校の生徒らしい」
「その学校の生徒じゃないって聞いた」
「先生らしいよ」
「部外者だって」
「彼は学校だけにいる訳じゃない」
「公園にいるって」
「カフェにいた」
「大きい会場」
「会ったことある」
「解決したよ!」
「習い事してるって」
「イケメンらしいよ」
「いや、女の子だから!」
「女の子だったら「彼」じゃなくない?」
街の様々な所でそんな噂の話がされている。

■お悩み相談
「ふーん。なるほどね」

「それなら、こうした方が良いね」

「ダメダメ。俺の言う通りにした方がいいから」

「あいつとは別れな」

「いいじゃん。だから言ったろ?」

「俺のは占いとかじゃないから!」

「え?それさー。よく言ってくる人いるけど・・・」
「俺じゃないし。そもそも、ただの噂でしょ?」
「駄目だよ。そういうの信じちゃ」
「俺はリアルにいるじゃん」
「はい。毎度アリー」


「ふう。疲れるわー」
「みんな、悩みすぎ・・・」
「そのおかげで、俺は儲かるけど・・・」
「フリースペースの使用料を引いても・・・」
「まあまあ、だな」
「さて、次は、バイトか・・・」


「あざしたー」
「最悪・・・」
「忙しい日に当たっちまった・・・」
「ダリー」
「ん?店長?」
「はい?なんすか?」
「え?クレーム?」
「いやいや、俺、何もミスしてないっすよ」
「どんな内容っすか?」
「詳細分かんないと、本当に俺ですか?」
「そすか・・・」
「じゃあ、今日で・・・」
「はい。じゃあ・・・」


「っざけんなよ!」
「マジで気分ワリー」
「なんでミスしてねーのに・・・」
「勤務態度って・・・」
「馬鹿ばっかりだな・・・」
「はあ。また、クビか・・・」
「俺、いつまでこんななんだろなー」
「次の仕事、探すか・・・」


「はあ。どれも・・・」
「微妙だな・・・」
「接客は俺の柄じゃないし・・・」
「倉庫作業はダルそうだし・・・」
「引っ越しは二度とやりたくねえ」
「データ入力・・・」
「ゲームのテスター・・・」
「ここら辺・・・かな」
「楽そうだし・・・」
「申し込むか・・・」


「全部、駄目・・・」
「お先、真っ暗、だな・・・」
「なんもしないよりは・・・」
「あのフリースペース、使うか・・・」


「いらっしゃい。どうぞ」

「ふーん。なるほどね・・・」

「じゃあさ、こうすれば?」

「お、どうも。また、来てくれたの?」

「だから、言ったじゃん」

「それは駄目でしょ」

「努力が足りないんじゃね?」

「大丈夫だって!できるって!」

「考えすぎなんじゃない?」

「もっと、こう、シンプルにさ」

「考えるより、行動でしょ!大事なのは」

「人として、駄目じゃん?」

「泣かないでくれよ・・・」

「そうだよ!そう!」

「前向きに考えれば大丈夫!」

「また、いつでも来てよ!」


「ふう。なんか・・・」
「これを本業にしようかな・・・」
「今日はずいぶん多かったな・・・」
「みんな・・・悩んでんだな・・・」
「それに・・・」
「俺、人にはああ言うけど・・・」
「全部、俺にブーメランなんだよな・・・」
「ほんと・・・どの口が・・・」


「しばらくは、大丈夫かな・・・」
「カップ麵生活にはなるが・・・」
「ライフラインを止められることは無い・・・か」
「明日も、やるか・・・」


「いらっしゃい。どうぞ」

「ほら。良くなったじゃん!」

「嬉しいよ。俺でも、役に立てたなら」

「できるって!自信持って!」

「駄目じゃない!それでいいんだよ」

「一度だけじゃ分かんないって!」

「挑戦するの、偉いと思う」

「スゴイよ。正直に、尊敬するよ・・・」

「最初に来てくれた時よりも、幸せそうだよ」

「え?もちろん。悩みが無くたって・・・」

「いつでもどうぞ。待ってます」


「なんか・・・楽しいかも・・・」
「俺、人の話聞くの・・・」
「意外と、好きだったんだな・・・」
「今日も、大分、多かったな・・・」
「みんな、頑張ってるんだな・・・」
「俺なんかでも、役に立つんなら・・・」
「続けてみようかな・・・」
「もっと、勉強しないと・・・」
「人を喜ばせる言葉を学ばないと・・・」
「もっと、知識を付ければ・・・」
「もっと、喜んでもらえるかも・・・」
「たしか・・・近くに・・・」


「あっ。すいません。どうぞ・・・」
「え?いいんですか?」
「すいません・・・」
「あの、本当にいいんですか?」
「これ、今、人気の本で・・・」
「最後の一冊・・・」
「そうですか・・・ありがとうございます」
「この本が気になったもので・・・」
「え?ええ。恥ずかしいんですけど・・・」
「人に・・・喜んでもらいたくて・・・」
「え?この本の他にも?」
「ええ。ええ。特にこれが?」
「そうなんですね。ありがとうございます」
「もしかして、店員さん、ですか?」
「ああ、すいません。随分、詳しかったので」
「え?本を?」
「迷惑でなかったら?」
「すぐ近く?」
「あなたの読んだ本を?」
「いえいえ、そんな・・・」
「そこまで、ご迷惑は・・・」
「そ、そうですか?」
「いいんですか?」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」


「こんなに?」
「さすがに悪いですよ・・・」
「だって、どれも綺麗な状態じゃないですか」
「もう読まないから?でも・・・」
「・・・ありがとうございます」
「大事にします・・・」
「あの・・・どうして・・・」
「こんなに、良くしてくださるんですか?」
「え?あなたも?」
「人に、喜んでもらいたい・・・」
「そうですね・・・」
「素晴らしいことですね・・・」












「はい。もしもし?」
「え?テレビ?」
「自分が?」
「有名?」
「お悩み相談所?」
「ええ・・・」
「はい・・・」
「初めて聞きました・・・」
「はい。いつも、あのフリースペースで・・・」
「たしかに、お悩みを相談される方は多いですが・・・」
「私なんかが?」
「相談した方達が?」
「私を?」
「SNSなどで?」
「今、そんなに話題なんですか?」
「え?噂・・・ですか?」
「いえいえ、私はその噂の方ではないですよ」
「本当にいらっしゃる方かは、分かりませんが」
「でも、いるかもしれませんね・・・」
「ええ。私もお会いしたかもしれません・・・」
「多分ですけど・・・」
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