窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

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クリスマスまでのおまけ-part5-

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■クリスマスまでのおまけ-part5-
「あら。いらっしゃい」
「随分、久しぶりね」
「ふふ。なんだか、立派になったわね」
「うん。なんだか、大人になったというか・・・」
「雰囲気が変わったわ」
「ごめんなさいね。余計なことばっかり」
「さあ、どうぞ。いろんな駄菓子があるわよ」
「いくつか新商品やクリスマスバージョンのお菓子も」
「ああ、あの特大サイズの?」
「もう、売切!」
「この時期は売れるのよね・・・」
「ああいう、特大サイズのやつ」
「来年はもっと取り寄せとかなきゃ」
「え?娘?」
「ええ。もう社会人だもの」
「時が経つのは早いわ・・・」
「うん。苦労はしてるみたい・・・」
「私にはよく分からないけど・・・」
「センスはあるらしいの」
「ふふ。ただの親馬鹿かもね」
「ええ。年末年始はこっちで過ごすみたい」
「あなたの予定は?」
「クリスマスは彼女とかしら?」
「あら・・・そうなの?」
「そりゃ、意外よ・・・」
「そう・・・」
「うちの娘を紹介しましょうか?」
「あはは。ごめんなさい」
「あなたにはそんな必要ないわね」
「え?紹介してほしい?」
「ホント?・・・」
「あらやだ!やっぱり冗談なの?」
「もう!え?半分は本気?」
「どっちなのよ!もう!」
「ふふ。本当に、不思議な人ね」
「あら?おばあちゃん?」
「どうしたの?」
「ああ、前に話してた方よ」
「ふふ。そうなの」
「うちのおばあちゃんがね」
「あなたを、ずっと前にも見たことがあるっていうの」
「それこそ、おばあちゃんが店に出ていた時」
「何十年前だって話よね」
「ちょっと!おばあちゃん!」
「あんまりお客さんをジロジロ見ないでよね!」
「ごめんなさいね。許してあげて?」
「おばあちゃん?」
「ちょっと!何あげてんのよ!」
「?」
「それ、おばあちゃんが好きな駄菓子じゃない」
「ああ・・・ごめんなさいね?」
「嫌なら捨てちゃって?」
「もう!変な風に渡さないでよね・・・」
「え?その駄菓子、あなたも好き?」
「そう・・・」
「決まった?いいの。お金はいらない」
「いいの。いいの!」
「おばあちゃんが迷惑掛けたから!」
「今回だけ!ね?」
「それにしても」
「その駄菓子って本当に昔からあるわよね」
「・・・」
「ああ、ごめんなさいね・・・」
「いえね、おばあちゃんがその駄菓子を好きな理由が」
「初恋の人にもらったんだって・・・」
「ふふ。ええ、ロマンチックよね・・・」
「あら、ごめんなさい。余計なことばっかり」
「ええ。また、いつでも来て」
「娘がいたら紹介するから」
「ふふ。冗談よ!」
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