窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

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窓際の不思議な彼-part33-新たな噂

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「窓際にいる不思議な彼に」
「困っていることを話すと」
「解決するらしいよ」
「なんで窓際?」
「窓際社員的な?」
「ホントかよ?」
「窓際ってだけじゃ分かんねー」
「窓際にいるわけでもないらしい」
「なおさら分かんねー!」
「一目見れば分かるってさ!」
「イケメンらしい」
「可愛い女の子」
「女の子なら彼じゃないじゃん」
街の様々な所でそんな噂の話がされている。

■新たな噂
「・・・入部希望なの?」
「今日は、部長は来ないよ?」
「・・・」
「顧問の先生も、今日は来ない」
「・・・」
「うん。来週に出直してきた方が・・・」
「・・・」
「見学?」
「・・・いいんじゃない?」
「今日は先輩達もいないし・・・」
「駄目っていう人はいないよ」
「たしか、隣のクラスだよね?」
「他の部活に入ってなかったっけ?」
「バドミントン?」
「もう、辞めたの?」
「・・・」
「うん。この棚にある本はどれでも」
「お好きに・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・何か、困りごと?」
「・・・話があるなら聞くけど」
「友達と?最初にみんなで入ったの?」
「それで・・・結構な人数が辞めちゃって・・・」
「新しく、部活動を?」
「・・・バドミントンは、好きじゃなかったの?」
「そうなんだ・・・」
「やっぱり、ハードなんだ・・・」
「先輩も・・・」
「運動部は上下関係厳しそうだもんね・・・」
「やったことは無いけど・・・」
「多分、自分がやったら」
「5分で過呼吸になりそう・・・」
「・・・よく言われる」
「俺って、そんなに絡みづらそうに見えてる?」
「そっか・・・」
「いや、話したくないとか、そんなこと」
「思ったことは無いよ」
「テンションが上がるっていう感じが」
「あんまり分かんなくて・・・」
「みんなが盛り上がってる時とかも」
「本当は一緒になって盛り上がるべき・・・」
「なんだろうけど・・・」
「どうにも・・・苦手」
「ん?いや、本に興味は無かったんだ・・・」
「最初はね・・・」
「不純な動機だよ」
「それで、バドミントンを辞めた友達は?」
「みんな、別々に?」
「そうなんだ・・・」
「なんで、うちの部に?」
「いや、全然、不純でもなんでも無いと思う」
「この部は・・・居心地が良いよ」
「上下関係は最低限あるし」
「みんな静かだし(あるイレギュラーを除いて)」
「部室も、ルールを決めて整理整頓や掃除してる」
「自分達の好きな本を持ち寄って読んだり」
「本以外のことでも雑談して」
「楽しくやってるよ」
「ん?自分のこの席?」
「ああ・・・噂ね・・・」
「いや、もちろん違うし・・・」
「あくまでも、噂だよ」
「その噂に惑わされて・・・」
「この部を見に来る人もいるけど(俺もそうだったし)」
「もしかして?・・・」
「ああ、ちがう?ごめん」
「入るなら、歓迎するよ」
「うん。俺以外にもそこの2人と(あの子は・・・いいか)」
「あと、もう1人いる」
「静かでしょ?」
「うん。居心地の良さは保証するよ」
「もう、バドミントン部には、退部届を出したの?」
「そう。まあ、選択肢はたくさんあるからね」
「いろんなとこを見学すると良いかもね」
「あと・・・」
「もし、未練があるなら・・・」
「もう少し、頑張ってみるのも良いかもよ・・・」
「うん。なんとなくね」
「君を憶えていた理由がさ・・・」
「部活に行く時にすごい楽しそうだったのを見たんだ」
「友達と一緒だったからかもしれないけど・・・」
「うん。入ってくれたら嬉しいよ」
「俺の話し相手になってくれそうだし」
「え?そりゃあ、俺だって笑うし、冗談だって言うよ」
「そう?うん。じゃあ、また」


「ん?あれ?その恰好・・・」
「カッコいいじゃん」
「残った友達と?良かったじゃん」
「え?いいよ。そんなの気にしないで」
「いつでも入るのは自由なんだし」
「部活以外でも・・・うん。ありがと」
「いつでも話そう。色々と」
「うん。大変かもしれないけど・・・」
「やっぱり、部活に行く時の顔」
「すごい・・・良い感じじゃん」
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