最強スキルを考え異世界を謳歌する~傲慢な世界を食いちぎれ~

ヒビキ タクト

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第5話 入学試験

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翌日も王都の観光を楽しみにしていたのだが、現在は王都の図書館にいる。

何故ならば、一緒に辺境伯から来た連中(アカネも含む)の学科試験対策に付き合わされているからだ。

「お前ら、この程度の問題も解けないで今まで何をやってきたんだよ?」

「うっさいわね。スキルが優秀だから問題ないのよ」

「だったらお前らだけで勉強しろよ」

「受かりはするけど、いいクラスに入りたいじゃない。一緒のクラスになれなくてもいいの?」

「えっ、元より一緒のクラスになる気がないんだが…」

「えっ?」

「えっ?」

「Sクラスに入るのよね?」

「まさか?中間のC~Dクラスに入るに決まってんだろう」

「なんでよ?」

「緊急事態になったら、1年生はSクラスとAクラスは場合によっては魔獣討伐に収集されるからだよ」

「へぇー、別にいいじゃん」

「へぇー、じゃねえよ。スキルレベルが低い時は万が一が起こりやすいんだよ」

「私がいるから大丈夫よ」

「炎魔法と言えど、水属性の魔獣が来たら終わりじゃねぇか…」

「そこは気合いで何とかするのよ」

「脳筋は黙ってSクラスに行くんだな」

「嫌よ、私も中間のクラスに行くわよ」

こうしてアカネは無事に試験勉強をしなくなった。


試験当日。

学科試験が終わり、実技に入る。

皆頭を抱えてるところを見ると難しかったのだろう。
もちろん私は過去の平均点の情報を知っているので、今回も同じような点数をとっている。

次は接近戦闘と後衛戦闘に分かれ、試験管との模擬戦である。
もちろん支援魔法などの試験官もいる。

私とアカネは別々の部屋に入り試験を受けた。

私は試験管と挨拶をして模擬戦を開始する。

接近戦闘を希望した私は、剣術スキルをもった試験官に向かっていく。

新しく覚えた《蓄電》と《放電》のスキルを使って身体強化と同等の速さを演出する。

剣戟を数回繰り返した結果、試験はそこで終了となった。

「身体能力のスキルかな…?その歳でなかなかの技術もあるから合格は間違いないだろう」

「本当ですか?有り難うございます」

「まあ、ただ今期は奇跡の世代と言われるほど優秀なスキル持ちが多いから上位クラスは難しいかもな」

「そうなんですね。受かればそれで十分です」

「そうか、これからも頑張れよ」

こうして私は試験管に頭を下げてお礼を言い、試験は無事に終わった。

アカネはと言うと試験官に煽られた結果、炎魔法を全力でぶっ放した結果、試験管と互角の試合を行ったそうだ。

「聞いたぞ、無事にSクラスになりそうだな?」

「なんでこうなるのよ。あの試験官が悪いのよ」

「まあ、無事に合格したことだし良かったじゃないか」

「良くないわよ。一緒のクラスになれないじゃない?」

これで脳筋のアカネと一緒にならずにホッとしている。

その後、私はCクラスでの合格となり入学までの期間を魔物狩りと称してのレベル上げと魔石回収に勤しむ。

これは私の推測だが、実レベルが高い方がスキルのレベルも上がるのが早いと感じたからだ。
実レベルの表記は見れないが、時折体が軽くなる時があるので実レベルもあると予想している。

毎日スキルを使っているだけあって、現在のスキルレベルは25となった。

今のスキルはこんな感じだ。

スキル《雷光》
レベル1  《感電》《高温》
レベル10 《蓄電》《氷粒》
レベル20 《放電》《中和》

まさかの雷が起きる過程がスキルとなっていることに驚きであるが、これで雷光の現象や付加価値がスキルに繁栄されることに納得した。
蓄電や感電の部分が雷雲や静電気だと現象としてピッタリなのだろうが、私の雷光のイメージによって少し変わったのだろう。

意外にこのスキルはいろいろなことができ重宝している。
もしかしたら使い方次第では…。

実験と実戦を繰り返していると早くも入学の時期がやってきた。

ちなみにこの世界の人々のスキルには単体の魔法などもあった。
転生者ならばファイアーボールと打ち込むと火魔法となっていたが、転生者でない者は普通にスキル《ファイアーボール》を授かっている者がいる。

レベルにより威力や数が変わり、最終的に極めれば上級とも思える火の玉を高速で放てるようになるのだとか…。

一つの物を極限まで極めるのと、属性を極める者でスキル自体の強さを神々は試しているようにも感じる。

神々の思惑がそれ以外にもありそうだが私には関係ない。

使命はないと言って転生させられたのだから、私は第2の人生を楽しむだけだ。


入学式当日。

目を輝かせた学生が春の息吹を感じながら登校している。

貴族以外は全員寮生活なので、寮から学院の道を桜並木の道を通学する。

この時私は久しい気持ちがこみ上げる。

「この世界にも桜があったんだな」

なんか嬉しい。

ついつい桜に見惚れていると声をかけられた。

「君も新入生?」

「そうだけど、どうかした?」

「桜をずっと見ていたから同じかなと思って。僕はCクラスになったタクミです」

「お、同じクラスじゃん。私はアカツキ・ルーカス、宜しくな」

「えっ、もしかして貴族様?」

「ただの騎士爵位の5男だから、気にしないで」

「そう言われても?」

「せっかく話かけてくれた同級生だ、敬語は厳禁な」

「貴族様がそう言うなら」

「アカツキな。私もタクミって呼ぶから宜しく」

「宜しくお願いします。ところで、やけに後ろからもの凄い視線がするのは気のせいですか?」

私は後ろを見るとアカネがずっとこっちを見ていた。

「あー、あれは幼馴染だから気にしなくていいよ。後、丁寧語は禁止な」

「えっ、あ、はい、あ、いや、そう」

タクミはいきなり言われて四苦八苦しているようだ。

こうして、私は友達をさっそく見つけて楽しい?学園生活を送るのであった。
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