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第13話(最終話)
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「・・・・メグ・・・・?」
悦くんの額にそっと手を触れた瞬間、悦くんの瞼が震えゆっくりと目を開いた。
「あ・・・ごめん、起こしちゃったね」
悦くんはゆっくりと首を振り、瞬きをしながらぐるりとまわりを見渡した。
「ここ・・・・メグの部屋・・・?」
あの後、俺はぐったりと気を失ったままの悦くんを達也さんと一緒にタクシーへ乗せ、自分の家へ連れてきたのだった。
「うん。熱が高いから病院へ行こうかとも思ったんだけどさ・・・・よく寝てたから、寝かせた方がいいのかなと思って。どう?気分は」
「え・・・・うん、なんか・・・ぼーっとしてる。ごめん、メグ、仕事・・・・」
「仕事より、悦くんが大切」
俺の言葉に、悦くんの瞳が揺れた。
「・・・ごめんね、悦くん。俺・・・・思ってたよりも独占欲強いみたいで・・・・俺に内緒で礼司さんに会いに行ったこととか、河野さんのが先にそれ知ってたとか、悦くんと一緒にいたとか・・・・そんなことに腹を立ててたんだ」
「メグは・・・悪くないでしょ。俺がちゃんと言わなかったから・・・」
「言われてたら、俺はきっと行かせなかったよ。悦くんを、礼司さんに会わせたくないから。俺ね・・・怖いんだよ」
「え・・・・」
「悦くんを失うのが・・・・。悦くんを礼司さんに取られるんじゃないかって・・・・怖かった」
悦くんの大きな瞳に、俺が映っていた。
不安に怯えた俺の姿が。
でもそんな俺を姿を見つめる悦くんは、もっと不安そうで・・・・
「好きだよ、悦くん。もう、俺の中悦くんでいっぱいなんだ。悦くんが俺の中からいなくなったら・・・俺は空っぽになる」
「メグ・・・・俺も、メグが好き」
その言葉を聞いて。
堪え切れなくなって、俺は悦くんを思い切り抱きしめた。
熱い体。
それが熱のせいだってわかってるけど、俺の理性を溶かすには充分な破壊力を持っていて・・・・・
俺はそのまま悦くんの体を押し倒し、汗ばんだシャツの中へ手を這わせた。
「んぁ・・・・・ッ、め、ぐ・・・・・」
「悦くん・・・・・」
その赤い唇に誘われるように口づけようとして―――
「・・・ダメっ」
白い綺麗な手が、俺の口にピタッとあてられる。
「・・・・ええ?」
「だって・・・・俺、風邪ひいてるっぽいから。メグに移したくない」
「風邪じゃないでしょ?悦くんてさ、緊張したり考え過ぎたりすると熱出すタイプじゃない?」
「え・・・・なんでわかるの?」
「そういうの、なんていうか知ってる?」
「・・・・・なんか、あんまり聞きたくな―――」
「知恵熱だよ」
その言葉を聞いた途端、ぷーっと頬を膨らませる悦くん。
「んふふ、可愛いね、悦くん」
「バカにして!」
「バカになんかしてないよ!悦くん大好きなのに!」
「うっさいバカ!」
「ひどい!」
「ば―――っ、ん・・・・・・っ」
今度は、止める間もなくその唇を塞ぐ。
まったくもう。
潤んだ瞳がどうしようもなく煽情的で、これ以上我慢なんかできないよ。
悦くんが大事。
無理はさせたくないんだけど・・・・
「んぁ・・・・・、は・・・・・め、ぐ・・・・・ま・・・・・ッて」
発熱のせいで汗をかいたシャツをなんとか脱がせ、薄桃色にほてった体に手を這わせるとピクリと敏感な反応を返すくせに、その手は俺の愛撫を阻もうとする。
「もう・・・・何で止めるの、悦くん」
また、不安になってくるじゃん。
やっぱり俺じゃダメなのかって・・・・
「・・・・颯太・・・・・」
「・・・・!」
「って・・・・呼んでもいい・・・・?」
恥ずかしそうに、そんなこと言うから。
もう、堪らない。
返事をする代わりに、噛みつくようなキスをする。
「ふ・・・・ん・・・・ッ、そう、た・・・・・返事・・・・・」
「悦くんの、好きなように呼んで・・・・俺は、悦くんが呼んでくれるなら何でも・・・・・いい」
「ん、ん、ぁ・・・・・ッ、ひぁ・・・・・ッ、ぁ・・・・・・」
悦くんのちょっと高い声が、耳をくすぐる。
普段の声は低いのに、こういう時の声はちょっと鼻にかかった、高くて甘い声になる。
それがひどく艶っぽくて、ぞくぞくと俺の中の熱が高まっていく。
今すぐ悦くんとひとつになりたくて。
その熱い体の中を、俺でいっぱいにしたくて。
夢中で悦くんを抱いた。
その中から、他の存在なんて追い出してしまうほどに荒々しく・・・・
「・・・悦くん、携帯鳴ってる」
ベッドにぐったりと横たわる悦くんの横で、その艶っぽい姿を見つめていると、悦くんの着ていたスーツの胸ポケットの中のスマホが鳴りだした。
「・・・・ん」
気だるげに体を起こし、スマホを手にする悦くん。
―――やばい。さっきまでずっと抱いてたのに・・・・・また抱きたい。
悦くんの体には、無数のキスマーク。
俺がつけた、所有のシルシ・・・
「・・・・はい・・・・うん。・・・ううん、今、そう・・・・メグのうち」
悦くんの話し方に、胸がざわつく。
相手は、たぶん礼司さんだ。
「え・・・・でも・・・・わかった。ちょっと待って」
悦くんは俺の方を振り返ると、スマホを俺に差し出した。
「礼くんが、颯太と話したいって」
「ええ?俺?」
「うん」
「・・・・・」
ここで、逃げてる場合じゃない。
俺は意を決し、スマホを受け取ると耳に当てた。
「もしもし・・・目黒です」
『白石ですけど』
「・・・どうも」
『・・・・・・』
「・・・・・・」
なんなんだよ?
「あの―――」
『悦の、どこが好き?』
「は?」
『悦のどこが良くて、好きになった?』
「どこって・・・・そりゃ、いろいろ・・・」
『いろいろって?』
「・・・・優しいし・・・・まじめだし・・・・」
『へぇ』
「一生懸命で・・・・かっこよくて・・・・」
『ふーん』
「でも可愛くて・・・・完璧そうに見えるのに、意外と抜けてたり・・・・天然なとことか」
『・・・・・』
「いつでもまっすぐに、人の気持ちを受け止めようとする・・・・・」
『・・・・・』
「そんな、誠実でバカ正直なところが・・・・・大好きです」
「颯太・・・・・?何の話してるの?」
ベッドに座り、服を着ていた悦くんが首を傾げた。
『・・・・ちゃんと、わかってるんだな・・・・悦のこと』
「・・・そのつもりです」
『本当は、俺が幸せにしたかったけど・・・・』
「・・・・ええ」
『でも俺には・・・・・その前にやるべきことが・・・・ちゃんと幸せにしてあげなくちゃいけない人がいる・・・・』
「・・・・ええ」
『もう・・・・俺は、悦には会わない。連絡も、しない』
「・・・・・」
『たぶん』
「え!」
『ふふ。冗談だ。会わないよ。悦の方から会いに来ない限りは』
「・・・・行かせません」
『・・・・あいつを、絶対に幸せにしてくれ。俺が言えることじゃないけど・・・・絶対に、泣かせないでくれ』
「約束します」
『・・・・・悦が好きになったやつのことだから・・・・気に入らないけど、信用するよ』
変な言い方だけど、その礼司さんの言葉はどこか清々しくて・・・・
たぶん俺のことは絶対好きじゃないと思うけど、それでもその声にはどこか温かさがあった。
こんな時なのに、俺はなんで悦くんが礼司さんを好きになったのか、わかった気がした・・・・・。
「礼くんになんて言われたの?」
「んー?別に・・・・・」
「教えてくんないの?」
ぷーっと頬を膨らませる悦くん。
まったく・・・・どんなことしたって、もう可愛くしか見えない。
「・・・幸せにしろって」
「え・・・・・」
「悦くんを、幸せにしろって。余計なお世話だよね」
「颯太・・・・」
「言われなくたって、俺が悦くんを幸せにするって」
そう言って、俺は不安そうに俺を見つめる悦くんの体を抱きしめた。
まだ少し熱っぽい体。
「・・・・悦くん、ずっと俺の傍にいて」
「・・・・うん」
「幸せにするから・・・・絶対に」
「うん・・・・」
俺の胸に、すり寄るように頭をくっつける悦くん。
その姿はまるで猫。
俺よりも体は大きいけれど、しなやかなしぐさと大きな瞳、コロコロとよく変わるその表情は本当に猫みたいで。
今にも俺の腕の中からするりと抜け出していってしまいそうな悦くんを逃がさないように、ぎゅっと抱きしめる。
「颯太・・・・?苦しいよ」
「だって、逃げちゃいそうだから」
「ええ?逃げないよ」
「俺がいないからって、河野さんとか達也さんとこ行っちゃダメだからね?」
「いかないってば。なんでそんなに信用ないの、俺」
「信用はしてる。でも、心配なんだよ」
可愛い恋人を持つって、大変なんだよ。
でも、悦くんを抱きしめられるのはいつだって俺だけでありたいと思うから。
絶対に、離さないよ。
ずっとこの腕の中に、捕まえておくんだ。
俺だけの、黒猫を―――
fin.
悦くんの額にそっと手を触れた瞬間、悦くんの瞼が震えゆっくりと目を開いた。
「あ・・・ごめん、起こしちゃったね」
悦くんはゆっくりと首を振り、瞬きをしながらぐるりとまわりを見渡した。
「ここ・・・・メグの部屋・・・?」
あの後、俺はぐったりと気を失ったままの悦くんを達也さんと一緒にタクシーへ乗せ、自分の家へ連れてきたのだった。
「うん。熱が高いから病院へ行こうかとも思ったんだけどさ・・・・よく寝てたから、寝かせた方がいいのかなと思って。どう?気分は」
「え・・・・うん、なんか・・・ぼーっとしてる。ごめん、メグ、仕事・・・・」
「仕事より、悦くんが大切」
俺の言葉に、悦くんの瞳が揺れた。
「・・・ごめんね、悦くん。俺・・・・思ってたよりも独占欲強いみたいで・・・・俺に内緒で礼司さんに会いに行ったこととか、河野さんのが先にそれ知ってたとか、悦くんと一緒にいたとか・・・・そんなことに腹を立ててたんだ」
「メグは・・・悪くないでしょ。俺がちゃんと言わなかったから・・・」
「言われてたら、俺はきっと行かせなかったよ。悦くんを、礼司さんに会わせたくないから。俺ね・・・怖いんだよ」
「え・・・・」
「悦くんを失うのが・・・・。悦くんを礼司さんに取られるんじゃないかって・・・・怖かった」
悦くんの大きな瞳に、俺が映っていた。
不安に怯えた俺の姿が。
でもそんな俺を姿を見つめる悦くんは、もっと不安そうで・・・・
「好きだよ、悦くん。もう、俺の中悦くんでいっぱいなんだ。悦くんが俺の中からいなくなったら・・・俺は空っぽになる」
「メグ・・・・俺も、メグが好き」
その言葉を聞いて。
堪え切れなくなって、俺は悦くんを思い切り抱きしめた。
熱い体。
それが熱のせいだってわかってるけど、俺の理性を溶かすには充分な破壊力を持っていて・・・・・
俺はそのまま悦くんの体を押し倒し、汗ばんだシャツの中へ手を這わせた。
「んぁ・・・・・ッ、め、ぐ・・・・・」
「悦くん・・・・・」
その赤い唇に誘われるように口づけようとして―――
「・・・ダメっ」
白い綺麗な手が、俺の口にピタッとあてられる。
「・・・・ええ?」
「だって・・・・俺、風邪ひいてるっぽいから。メグに移したくない」
「風邪じゃないでしょ?悦くんてさ、緊張したり考え過ぎたりすると熱出すタイプじゃない?」
「え・・・・なんでわかるの?」
「そういうの、なんていうか知ってる?」
「・・・・・なんか、あんまり聞きたくな―――」
「知恵熱だよ」
その言葉を聞いた途端、ぷーっと頬を膨らませる悦くん。
「んふふ、可愛いね、悦くん」
「バカにして!」
「バカになんかしてないよ!悦くん大好きなのに!」
「うっさいバカ!」
「ひどい!」
「ば―――っ、ん・・・・・・っ」
今度は、止める間もなくその唇を塞ぐ。
まったくもう。
潤んだ瞳がどうしようもなく煽情的で、これ以上我慢なんかできないよ。
悦くんが大事。
無理はさせたくないんだけど・・・・
「んぁ・・・・・、は・・・・・め、ぐ・・・・・ま・・・・・ッて」
発熱のせいで汗をかいたシャツをなんとか脱がせ、薄桃色にほてった体に手を這わせるとピクリと敏感な反応を返すくせに、その手は俺の愛撫を阻もうとする。
「もう・・・・何で止めるの、悦くん」
また、不安になってくるじゃん。
やっぱり俺じゃダメなのかって・・・・
「・・・・颯太・・・・・」
「・・・・!」
「って・・・・呼んでもいい・・・・?」
恥ずかしそうに、そんなこと言うから。
もう、堪らない。
返事をする代わりに、噛みつくようなキスをする。
「ふ・・・・ん・・・・ッ、そう、た・・・・・返事・・・・・」
「悦くんの、好きなように呼んで・・・・俺は、悦くんが呼んでくれるなら何でも・・・・・いい」
「ん、ん、ぁ・・・・・ッ、ひぁ・・・・・ッ、ぁ・・・・・・」
悦くんのちょっと高い声が、耳をくすぐる。
普段の声は低いのに、こういう時の声はちょっと鼻にかかった、高くて甘い声になる。
それがひどく艶っぽくて、ぞくぞくと俺の中の熱が高まっていく。
今すぐ悦くんとひとつになりたくて。
その熱い体の中を、俺でいっぱいにしたくて。
夢中で悦くんを抱いた。
その中から、他の存在なんて追い出してしまうほどに荒々しく・・・・
「・・・悦くん、携帯鳴ってる」
ベッドにぐったりと横たわる悦くんの横で、その艶っぽい姿を見つめていると、悦くんの着ていたスーツの胸ポケットの中のスマホが鳴りだした。
「・・・・ん」
気だるげに体を起こし、スマホを手にする悦くん。
―――やばい。さっきまでずっと抱いてたのに・・・・・また抱きたい。
悦くんの体には、無数のキスマーク。
俺がつけた、所有のシルシ・・・
「・・・・はい・・・・うん。・・・ううん、今、そう・・・・メグのうち」
悦くんの話し方に、胸がざわつく。
相手は、たぶん礼司さんだ。
「え・・・・でも・・・・わかった。ちょっと待って」
悦くんは俺の方を振り返ると、スマホを俺に差し出した。
「礼くんが、颯太と話したいって」
「ええ?俺?」
「うん」
「・・・・・」
ここで、逃げてる場合じゃない。
俺は意を決し、スマホを受け取ると耳に当てた。
「もしもし・・・目黒です」
『白石ですけど』
「・・・どうも」
『・・・・・・』
「・・・・・・」
なんなんだよ?
「あの―――」
『悦の、どこが好き?』
「は?」
『悦のどこが良くて、好きになった?』
「どこって・・・・そりゃ、いろいろ・・・」
『いろいろって?』
「・・・・優しいし・・・・まじめだし・・・・」
『へぇ』
「一生懸命で・・・・かっこよくて・・・・」
『ふーん』
「でも可愛くて・・・・完璧そうに見えるのに、意外と抜けてたり・・・・天然なとことか」
『・・・・・』
「いつでもまっすぐに、人の気持ちを受け止めようとする・・・・・」
『・・・・・』
「そんな、誠実でバカ正直なところが・・・・・大好きです」
「颯太・・・・・?何の話してるの?」
ベッドに座り、服を着ていた悦くんが首を傾げた。
『・・・・ちゃんと、わかってるんだな・・・・悦のこと』
「・・・そのつもりです」
『本当は、俺が幸せにしたかったけど・・・・』
「・・・・ええ」
『でも俺には・・・・・その前にやるべきことが・・・・ちゃんと幸せにしてあげなくちゃいけない人がいる・・・・』
「・・・・ええ」
『もう・・・・俺は、悦には会わない。連絡も、しない』
「・・・・・」
『たぶん』
「え!」
『ふふ。冗談だ。会わないよ。悦の方から会いに来ない限りは』
「・・・・行かせません」
『・・・・あいつを、絶対に幸せにしてくれ。俺が言えることじゃないけど・・・・絶対に、泣かせないでくれ』
「約束します」
『・・・・・悦が好きになったやつのことだから・・・・気に入らないけど、信用するよ』
変な言い方だけど、その礼司さんの言葉はどこか清々しくて・・・・
たぶん俺のことは絶対好きじゃないと思うけど、それでもその声にはどこか温かさがあった。
こんな時なのに、俺はなんで悦くんが礼司さんを好きになったのか、わかった気がした・・・・・。
「礼くんになんて言われたの?」
「んー?別に・・・・・」
「教えてくんないの?」
ぷーっと頬を膨らませる悦くん。
まったく・・・・どんなことしたって、もう可愛くしか見えない。
「・・・幸せにしろって」
「え・・・・・」
「悦くんを、幸せにしろって。余計なお世話だよね」
「颯太・・・・」
「言われなくたって、俺が悦くんを幸せにするって」
そう言って、俺は不安そうに俺を見つめる悦くんの体を抱きしめた。
まだ少し熱っぽい体。
「・・・・悦くん、ずっと俺の傍にいて」
「・・・・うん」
「幸せにするから・・・・絶対に」
「うん・・・・」
俺の胸に、すり寄るように頭をくっつける悦くん。
その姿はまるで猫。
俺よりも体は大きいけれど、しなやかなしぐさと大きな瞳、コロコロとよく変わるその表情は本当に猫みたいで。
今にも俺の腕の中からするりと抜け出していってしまいそうな悦くんを逃がさないように、ぎゅっと抱きしめる。
「颯太・・・・?苦しいよ」
「だって、逃げちゃいそうだから」
「ええ?逃げないよ」
「俺がいないからって、河野さんとか達也さんとこ行っちゃダメだからね?」
「いかないってば。なんでそんなに信用ないの、俺」
「信用はしてる。でも、心配なんだよ」
可愛い恋人を持つって、大変なんだよ。
でも、悦くんを抱きしめられるのはいつだって俺だけでありたいと思うから。
絶対に、離さないよ。
ずっとこの腕の中に、捕まえておくんだ。
俺だけの、黒猫を―――
fin.
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