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第2話
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「キスしたんだよ、キス!!」
「もう、わかりましたって。樫本さん興奮しすぎですよ」
関がうんざりした顔で俺を見た。
興奮もするって!
だって、男が男にキスをしてたってだけでもびっくりなのに、相手はもう死んでるんだよ?
でも・・・・・
そのキスシーンは、まるで映画のワンシーンのようにきれいで、俺は一瞬息をするのも忘れるほどだった・・・・・。
その日はあまり捜査に進展もなく、俺と関はいつも行く居酒屋で酒を飲みながら飯を食っていた。
「―――天宮皐月と佐々木陽介は、そういう関係だったってことですかね」
関がそう言って顎を撫でた。
「河合浩斗の話では、あの探偵社は3年前に河合と、高校の後輩だった佐々木とで立ち上げたらしいです。で、天宮皐月は1年前、佐々木が連れて来たと」
「連れてきた?」
「天宮はもともと新宿のホストクラブで働いていたそうです」
ホスト・・・・・。あの容姿からすれば合ってるような気もするけど・・・・・。
「そのホストクラブに、佐々木がある調査のために潜入した時に知り合ったみたいですね。天宮は、あの通りの容姿ですから、そのホストクラブでも1、2を争うほど人気があったそうなんですけど、本人はあまりやる気がなかったみたいで―――」
『天宮は、もともと人を見る目に長けてるんです。それも、特殊能力と言ってもいいくらいに。その人間を見るだけで、その人の性格や職業、家族構成などをぴったり言い当てることができる』
なぜホストだった天宮皐月を探偵として引き抜いたのか、という関の質問に、河合は答えた。
『そのおかげでホストクラブに来る客がどういう人間で、どういう事情できているのかまで全てわかる。ホストという職業を考えればそれは悪いことではなかったでしょうが、彼はホストを続けるつもりはなかったようで。あの見た目なんで人気はあってなかなか辞めさせて貰えなかったみたいですけどね。
佐々木は、ある浮気調査の依頼でそのホストクラブにホストとして潜入したんです。オーナー以外の人間は事情を知らなかった。だけど、天宮はすぐに佐々木の正体を見破りました。だが天宮は、黙って佐々木に協力してくれました。その件は、天宮のおかげで成功したと言ってもいいくらいです。
そういう経緯があって、佐々木は天宮を誘い、うちへ来たんです』
だが、人気のあるホストをそう簡単に辞めさせられたのだろうか?
その関の問いに河合は、
『もちろん、オーナーは納得いかず、その後も天宮にホストクラブへ戻るようしつこく連絡してきたようですが、最近はようやく落ち着いたと言っていました』
河合は、どうして天宮のことばかり聞くのかと、訝しげに思ったようだった。
「佐々木はなぜ夜中の2時に天宮に電話したのか。今、あの探偵社では事件に繋がりそうな重要な案件はないと言っていたし、死亡推定時刻は夜中の3時から4時。天宮と会話した1時間後だ。きっと天宮は事件に絡んでると見てるんですけど」
そう言って関は俺を見た。
「どう思います?樫本さん」
「うーん・・・・・何か知ってそうな気もするけど、直接関わってるかどうかは、わからねえよ」
当の天宮は、佐々木から電話があったことは認めたが、仕事とは関係の無い世間話だったと言う。
そんな時間に?という疑問には、
『その時間にはいつも起きてるから』
という答え。
結局これという情報は得られなかった。
天宮はあまりおしゃべりな方ではないのか、聞かれたことには素直に答えるけれど、それ以外では口をつぐんでいた。
正直、俺はそれどころではなくて―――
あのキスシーンを見てしまってから、まともに天宮の目が見れないのだ。
天宮の方は、癖なのか、話している時はその相手の目をじっと見つめてくるのだ。
あの吸い込まれそうな大きな瞳に見つめられ―――
しかもあのキスシーンが目の前にちらついて、聴取どころではなくなってしまったなんて、関にはとても言えないけれど―――
「樫本さん」
関が、じろりと俺を睨む。
3年後輩の関は、新人の頃から俺と組んでいた。
小柄でどこへでも紛れ込むことができる関は、いつも猫背でうつ向き加減で、面が割れては困る捜査などにはうってつけだった。
俺とは何となくうまが合い、組まされることが多かった。
「ちゃんと仕事してくださいよ?佐々木には特定の恋人もいなかったらしいですし、一番親しくしてたのがあの天宮です。まずは佐々木の周辺と、天宮のことを調べないと」
「わかってるよ。天宮に、アリバイはないんだっけ?」
「時間が時間ですからね。その時間は一人暮らししているマンションでパソコンをいじっていたと言ってますが、1人ですから、当然証人はいません。あ、ちなみに天宮にも恋人はいないという河合からの情報です」
そうなんだ。
ちょっと喜んでしまっている自分に、自分で驚く。
相手は男だぞ!俺にそんな趣味はない!
翌日、俺と関は河合の探偵社へ向かった。
「―――どうぞ」
俺たちを出迎えたのは天宮だった。
紺のざっくりしたロングニットに洗いざらしのジーンズ。
何を着てもスタイリッシュに着こなす男だなと思った。
「―――社長は?」
関の言葉に、ちらりと俺たちを見る。
「―――仕事。今日は、俺に用があるんじゃないの?」
その言葉に俺たちはちょっと顔を見合わせた。
『事務所の方に伺いますので』
とだけ言っておいたのだ。
「よくわかりましたね」
そういう関をじっと見ながら、天宮がふっと笑みを浮かべた。
それは、思わず身震いするほどの妖しい微笑だった。
「あんた、俺のこと疑ってるでしょ?陽介が最後に電話で会話したのが俺だから。―――それに」
それから、俺に視線を移す。
口元に笑みを浮かべながら見つめられると、まるで体に電流が走ったような衝撃を受ける。
「昨日、俺が陽介にお別れのキスしてるの、見てたでしょ?」
「あ・・・・・」
気付いてたのか。
てか、あれってお別れのキスだったんだ?
「―――単刀直入に伺います。あなたと佐々木さんは、恋人同士だったんですか?」
関の言葉に、天宮はさらに笑みを深くして―――
おかしそうに、声を立てて笑った。
「陽介は、好きだったんじゃない?俺のこと。キスは何度もしたよ」
事も無げにそう言うと、天宮は妖しく意味ありげな視線を俺たちに向けたのだった。
「もう、わかりましたって。樫本さん興奮しすぎですよ」
関がうんざりした顔で俺を見た。
興奮もするって!
だって、男が男にキスをしてたってだけでもびっくりなのに、相手はもう死んでるんだよ?
でも・・・・・
そのキスシーンは、まるで映画のワンシーンのようにきれいで、俺は一瞬息をするのも忘れるほどだった・・・・・。
その日はあまり捜査に進展もなく、俺と関はいつも行く居酒屋で酒を飲みながら飯を食っていた。
「―――天宮皐月と佐々木陽介は、そういう関係だったってことですかね」
関がそう言って顎を撫でた。
「河合浩斗の話では、あの探偵社は3年前に河合と、高校の後輩だった佐々木とで立ち上げたらしいです。で、天宮皐月は1年前、佐々木が連れて来たと」
「連れてきた?」
「天宮はもともと新宿のホストクラブで働いていたそうです」
ホスト・・・・・。あの容姿からすれば合ってるような気もするけど・・・・・。
「そのホストクラブに、佐々木がある調査のために潜入した時に知り合ったみたいですね。天宮は、あの通りの容姿ですから、そのホストクラブでも1、2を争うほど人気があったそうなんですけど、本人はあまりやる気がなかったみたいで―――」
『天宮は、もともと人を見る目に長けてるんです。それも、特殊能力と言ってもいいくらいに。その人間を見るだけで、その人の性格や職業、家族構成などをぴったり言い当てることができる』
なぜホストだった天宮皐月を探偵として引き抜いたのか、という関の質問に、河合は答えた。
『そのおかげでホストクラブに来る客がどういう人間で、どういう事情できているのかまで全てわかる。ホストという職業を考えればそれは悪いことではなかったでしょうが、彼はホストを続けるつもりはなかったようで。あの見た目なんで人気はあってなかなか辞めさせて貰えなかったみたいですけどね。
佐々木は、ある浮気調査の依頼でそのホストクラブにホストとして潜入したんです。オーナー以外の人間は事情を知らなかった。だけど、天宮はすぐに佐々木の正体を見破りました。だが天宮は、黙って佐々木に協力してくれました。その件は、天宮のおかげで成功したと言ってもいいくらいです。
そういう経緯があって、佐々木は天宮を誘い、うちへ来たんです』
だが、人気のあるホストをそう簡単に辞めさせられたのだろうか?
その関の問いに河合は、
『もちろん、オーナーは納得いかず、その後も天宮にホストクラブへ戻るようしつこく連絡してきたようですが、最近はようやく落ち着いたと言っていました』
河合は、どうして天宮のことばかり聞くのかと、訝しげに思ったようだった。
「佐々木はなぜ夜中の2時に天宮に電話したのか。今、あの探偵社では事件に繋がりそうな重要な案件はないと言っていたし、死亡推定時刻は夜中の3時から4時。天宮と会話した1時間後だ。きっと天宮は事件に絡んでると見てるんですけど」
そう言って関は俺を見た。
「どう思います?樫本さん」
「うーん・・・・・何か知ってそうな気もするけど、直接関わってるかどうかは、わからねえよ」
当の天宮は、佐々木から電話があったことは認めたが、仕事とは関係の無い世間話だったと言う。
そんな時間に?という疑問には、
『その時間にはいつも起きてるから』
という答え。
結局これという情報は得られなかった。
天宮はあまりおしゃべりな方ではないのか、聞かれたことには素直に答えるけれど、それ以外では口をつぐんでいた。
正直、俺はそれどころではなくて―――
あのキスシーンを見てしまってから、まともに天宮の目が見れないのだ。
天宮の方は、癖なのか、話している時はその相手の目をじっと見つめてくるのだ。
あの吸い込まれそうな大きな瞳に見つめられ―――
しかもあのキスシーンが目の前にちらついて、聴取どころではなくなってしまったなんて、関にはとても言えないけれど―――
「樫本さん」
関が、じろりと俺を睨む。
3年後輩の関は、新人の頃から俺と組んでいた。
小柄でどこへでも紛れ込むことができる関は、いつも猫背でうつ向き加減で、面が割れては困る捜査などにはうってつけだった。
俺とは何となくうまが合い、組まされることが多かった。
「ちゃんと仕事してくださいよ?佐々木には特定の恋人もいなかったらしいですし、一番親しくしてたのがあの天宮です。まずは佐々木の周辺と、天宮のことを調べないと」
「わかってるよ。天宮に、アリバイはないんだっけ?」
「時間が時間ですからね。その時間は一人暮らししているマンションでパソコンをいじっていたと言ってますが、1人ですから、当然証人はいません。あ、ちなみに天宮にも恋人はいないという河合からの情報です」
そうなんだ。
ちょっと喜んでしまっている自分に、自分で驚く。
相手は男だぞ!俺にそんな趣味はない!
翌日、俺と関は河合の探偵社へ向かった。
「―――どうぞ」
俺たちを出迎えたのは天宮だった。
紺のざっくりしたロングニットに洗いざらしのジーンズ。
何を着てもスタイリッシュに着こなす男だなと思った。
「―――社長は?」
関の言葉に、ちらりと俺たちを見る。
「―――仕事。今日は、俺に用があるんじゃないの?」
その言葉に俺たちはちょっと顔を見合わせた。
『事務所の方に伺いますので』
とだけ言っておいたのだ。
「よくわかりましたね」
そういう関をじっと見ながら、天宮がふっと笑みを浮かべた。
それは、思わず身震いするほどの妖しい微笑だった。
「あんた、俺のこと疑ってるでしょ?陽介が最後に電話で会話したのが俺だから。―――それに」
それから、俺に視線を移す。
口元に笑みを浮かべながら見つめられると、まるで体に電流が走ったような衝撃を受ける。
「昨日、俺が陽介にお別れのキスしてるの、見てたでしょ?」
「あ・・・・・」
気付いてたのか。
てか、あれってお別れのキスだったんだ?
「―――単刀直入に伺います。あなたと佐々木さんは、恋人同士だったんですか?」
関の言葉に、天宮はさらに笑みを深くして―――
おかしそうに、声を立てて笑った。
「陽介は、好きだったんじゃない?俺のこと。キスは何度もしたよ」
事も無げにそう言うと、天宮は妖しく意味ありげな視線を俺たちに向けたのだった。
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