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第四十三話 今後の王家のパーティーの予定
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アーサー様とアメリアさんの結婚式が終わって、少ししてからヘンリー様の成人を祝うパーティーが行われるらしい。
貴族だけでなく聖職者や有力な商人なども参加する、かなり大きなパーティーらしい。
「基本的に挨拶をして挨拶を受けてダンスパーティーがあるくらいで、兄上とアメリアの婚約披露パーティーとやる事は変わらない。勿論、最近色々と問題を起こしている貴族は招待しないがな」
今日はルーカス様と軍と共に街道の害獣駆除を行っていたのだが、休憩時間にルーカス様が自身の成人を祝うパーティーについて教えてくれた。
ルーカス様はこういうパーティーがあんまり好きじゃないらしいが、先日行われたアーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーで多くの令嬢に取り囲まれていたのを見れば何となく分かってしまった。
単にルーカス様に憧れている貴族令嬢もいるけど、殆どが何とかルーカス様と縁を繋ぎたい貴族令嬢ばかりだった。
仮に私がルーカス様の立場だとしても、下心丸見えの人物と付き合うのはちょっと躊躇われる。
そもそも、ルーカス様はおだてられてのぼせ上がる様な人ではないし、しつこくすると逆効果になるだろう。
「私の事よりも、兄上とアメリアの結婚式の方が大事だ。幸いにして、結婚して直ぐに屋敷に住むことができる。この前、取り潰しになった貴族家があるからな」
「結局、アーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーを邪魔しようとした三家は、他にも罪が見つかって取り潰しになっちゃいましたね。自業自得ですし、私も被害を受けたので全く同情しませんけど」
「無論、私もあの三家には同情しない。どんなに貴族としての歴史があっても、罪を重ねれば一気に崩壊する。貴族なら何をしてもいいという誤った考え方を持っていれば、自ずと結果は見えてくる」
教会でアメリアさんに喧嘩を売り、ならず者を率いて私を襲撃し、更に処分の腹いせにアーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーを壊そうとした。
グローリー公爵家だけでなく王家のメンツまで泥を塗ったのだから、他の罪状と併せてお家取り潰しになってもおかしくはない。
というか、一回目の処分の際に王国側も三家に対して色々警告をしていたはずだけどね。
堂々と警告をぶち破ったのだから、誰も同情しないでしょう。
そして、アーサー様とアメリアさんに下賜される屋敷の清掃を、王家経由で私に頼まれていた。
生活魔法を使える魔法使いは実は結構貴重らしく、是非ともということだった。
私もアメリアさんの為ならと頑張るつもりだし、スラちゃんとシルバも頑張るぞと張り切っていた。
そして、その後にルーカス様に下賜される予定の屋敷も清掃する予定だ。
掃除をするのは嫌いではないし、この際だから徹底的にやろうと思っていた。
その前に、今は目の前の害獣駆除をキチンとしないと。
「ほれほれ、ここがいいのか?」
「ははは、相変わらず人懐っこい奴だな」
「ウォーン、ウォーン!」
そして、シルバはというと顔見知りになった兵にお腹を撫でられて悶えていた。
もはや恒例のことだし、私もスラちゃんも悶えているシルバを全く気にしていなかった。
基本的にシルバは人懐っこいけど、良い人じゃないと近寄らない。
だから、シルバがここまでの姿を見せるのは兵が良い人だという証拠だった。
さて、この後の作業も頑張りましょう。
ちなみに、ルーカス様と害獣駆除をしている時は、私は特にドキドキする事はなかった。
何というか、会ったのは最近なのに長年の仲みたいな気楽さがあった。
それでも、いつも軍の施設から帰る時はオーバーなくらい感謝されるんだよね。
貴族だけでなく聖職者や有力な商人なども参加する、かなり大きなパーティーらしい。
「基本的に挨拶をして挨拶を受けてダンスパーティーがあるくらいで、兄上とアメリアの婚約披露パーティーとやる事は変わらない。勿論、最近色々と問題を起こしている貴族は招待しないがな」
今日はルーカス様と軍と共に街道の害獣駆除を行っていたのだが、休憩時間にルーカス様が自身の成人を祝うパーティーについて教えてくれた。
ルーカス様はこういうパーティーがあんまり好きじゃないらしいが、先日行われたアーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーで多くの令嬢に取り囲まれていたのを見れば何となく分かってしまった。
単にルーカス様に憧れている貴族令嬢もいるけど、殆どが何とかルーカス様と縁を繋ぎたい貴族令嬢ばかりだった。
仮に私がルーカス様の立場だとしても、下心丸見えの人物と付き合うのはちょっと躊躇われる。
そもそも、ルーカス様はおだてられてのぼせ上がる様な人ではないし、しつこくすると逆効果になるだろう。
「私の事よりも、兄上とアメリアの結婚式の方が大事だ。幸いにして、結婚して直ぐに屋敷に住むことができる。この前、取り潰しになった貴族家があるからな」
「結局、アーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーを邪魔しようとした三家は、他にも罪が見つかって取り潰しになっちゃいましたね。自業自得ですし、私も被害を受けたので全く同情しませんけど」
「無論、私もあの三家には同情しない。どんなに貴族としての歴史があっても、罪を重ねれば一気に崩壊する。貴族なら何をしてもいいという誤った考え方を持っていれば、自ずと結果は見えてくる」
教会でアメリアさんに喧嘩を売り、ならず者を率いて私を襲撃し、更に処分の腹いせにアーサー様とアメリアさんの婚約披露パーティーを壊そうとした。
グローリー公爵家だけでなく王家のメンツまで泥を塗ったのだから、他の罪状と併せてお家取り潰しになってもおかしくはない。
というか、一回目の処分の際に王国側も三家に対して色々警告をしていたはずだけどね。
堂々と警告をぶち破ったのだから、誰も同情しないでしょう。
そして、アーサー様とアメリアさんに下賜される屋敷の清掃を、王家経由で私に頼まれていた。
生活魔法を使える魔法使いは実は結構貴重らしく、是非ともということだった。
私もアメリアさんの為ならと頑張るつもりだし、スラちゃんとシルバも頑張るぞと張り切っていた。
そして、その後にルーカス様に下賜される予定の屋敷も清掃する予定だ。
掃除をするのは嫌いではないし、この際だから徹底的にやろうと思っていた。
その前に、今は目の前の害獣駆除をキチンとしないと。
「ほれほれ、ここがいいのか?」
「ははは、相変わらず人懐っこい奴だな」
「ウォーン、ウォーン!」
そして、シルバはというと顔見知りになった兵にお腹を撫でられて悶えていた。
もはや恒例のことだし、私もスラちゃんも悶えているシルバを全く気にしていなかった。
基本的にシルバは人懐っこいけど、良い人じゃないと近寄らない。
だから、シルバがここまでの姿を見せるのは兵が良い人だという証拠だった。
さて、この後の作業も頑張りましょう。
ちなみに、ルーカス様と害獣駆除をしている時は、私は特にドキドキする事はなかった。
何というか、会ったのは最近なのに長年の仲みたいな気楽さがあった。
それでも、いつも軍の施設から帰る時はオーバーなくらい感謝されるんだよね。
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