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第五十一話 大教会に到着
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パカパカパカ。
ノルディア公爵家の面々と私たちを乗せた馬車は、屋敷を出て程なくして大教会に到着した。
大教会に入ると使用人が私たちを出迎えて、控室に案内した。
どうやら貴族の格によって控室が決まっているらしく、ノルディア公爵家は一番格式高い控室に案内されるという。
えーっと、私はその一番格式高い控室に同席していいのだろうか。
「ふふ、リンはそういう配慮もできるのね。王家からの依頼で我が家が保護しているのですから、リンは気にしなくてもいいのよ」
「それに、この状況でリンに何かをしたら王家や我が家に何かをしたのと同じよ。あの馬鹿四家はそこまで頭が回らないけど、普通の貴族なら当然気が付くわ」
ノルディア公爵夫人とフレイヤ様が何も問題ないと言ってくれているけど、要は私はフレイヤ様の側にいれば安心安全だということだった。
因みに、シルバは相変わらず嫡男夫婦の赤ちゃんの相手をするという任務を任されており、控室に着くなりごろりと横になり赤ちゃんにもふもふされていました。
赤ちゃんもすっかりシルバの事を気に入り、満面の笑みでシルバの毛並みをもふり続けていました。
ガチャ。
すると、控室に王太后様が姿を現しました。
シルバをもふっている赤ちゃんはともかくとして、私たちは直ぐに立ち上がって王太后様に頭を下げました。
「王太后様、この度はお孫様とグローリー公爵家ご令嬢とのご結婚誠におめでとうございます」
「ありがとう。ふふ、結婚式は何回行っても良い物ね。幸せが溢れているわ」
「全くですな」
ちょっと白髪交じりの茶髪短髪をビシッとオールバックにしている如何にも出来る男って感じのノルディア公爵が、にこやかに王太后様と話をしていた。
王家の挨拶も貴族の格によって決まるらしく、ノルディア公爵家は真っ先に王家の親族が挨拶に来るという。
「あうー」
「ウォン」
「あら、元気よく挨拶出来たわね。偉いわよ」
嫡男夫婦の赤ちゃんが王太后様に元気よく手を挙げると、挨拶を受けた王太后様も思わずニコリとしながら赤ちゃんの頭を優しく撫でていました。
ノルディア公爵家の面々が王太后様に挨拶をする中、私の挨拶の番となりました。
「王太后様、本日はお招き頂きありがとうございます。そして、アーサー様とアメリアさんのご結婚誠におめでとうございます」
「リン、わざわざ来てくれて本当にありがとうね。ドレスも髪型も、本当によく似合っているわ」
「あっ、ありがとうございます」
王太后様は、ニコリとしながら私に話しかけてくれた。
孫の晴れ舞台って事もあり、本当に嬉しいのだろう。
私も、王太后様につられて思わずニコリとしてしまった。
なんといっても、今日は私がこの世界に転生してからずっとお世話になったアメリアさんの結婚式だ。
精一杯祝いたい気持ちは、王太后様と同じだ。
すると、王太后様はニコリとしながら私にある事を話してくれた。
「リン、あなたはアメリアと共に重病に陥っていた私の命を救ってくれた恩人なのよ。その後も、私だけでなく私の家族も本当に良くしてくれたわ。アメリアと同じく、リンは私にとって孫みたいな存在なのよ。だから、何かあっても大丈夫よ」
「王太后様……」
優しい声色で話す王太后様に、私は思わずじーんとしてしまった。
前世も含めて、私の事をそこまで大切に思ってくれる人はいなかったからだ。
そんな私と王太后様のやり取りを、ノルディア公爵家の面々も温かく見守っていた。
その後、王太后様は私達と少し話をしてから次の貴族の所に挨拶に向かった。
王太后様が控室から出ると、私も緊張から解放された。
「王太后様、とても嬉しそうでしたね」
「そりゃそうでしょう。ある意味、一番手のかかった孫の結婚式なのだからね」
私はフレイア様と話をしたけど、どうやらアーサー様は小さい頃は男兄弟の中で一番やんちゃだったという。
想像に難くなく、私は思わずクスリとしてしまった。
「遊んで怪我ばっかりしているアーサーの事を、アメリアは心配そうに治療していたわ。その頃から、二人は信頼関係にあったのよ。だから、小さい頃から二人を見ていた私も、晴れて結婚できてとても嬉しいのよ」
フレイア様が満面の笑みで話してくれたけど、幼い頃からの幼馴染同士の晴れ舞台がとても嬉しいんですね。
因みに、一番手のかからなかったのがルーカス様だと言っていたけど、こちらも妙に納得できてしまった。
「あうあう」
「ウォン」
嫡男夫婦の赤ちゃんとシルバは、相変わらず仲良く遊んでいた。
赤ちゃんのおしめ交換タイミングは、一緒にいるスラちゃんが即座に教えてくれた。
嫡男夫婦は、是非スラちゃんをベビーシッターとして雇いたいとにこやかに話していた。
こうして、結婚式までの時間を穏やかに過ごしていたのだった。
ノルディア公爵家の面々と私たちを乗せた馬車は、屋敷を出て程なくして大教会に到着した。
大教会に入ると使用人が私たちを出迎えて、控室に案内した。
どうやら貴族の格によって控室が決まっているらしく、ノルディア公爵家は一番格式高い控室に案内されるという。
えーっと、私はその一番格式高い控室に同席していいのだろうか。
「ふふ、リンはそういう配慮もできるのね。王家からの依頼で我が家が保護しているのですから、リンは気にしなくてもいいのよ」
「それに、この状況でリンに何かをしたら王家や我が家に何かをしたのと同じよ。あの馬鹿四家はそこまで頭が回らないけど、普通の貴族なら当然気が付くわ」
ノルディア公爵夫人とフレイヤ様が何も問題ないと言ってくれているけど、要は私はフレイヤ様の側にいれば安心安全だということだった。
因みに、シルバは相変わらず嫡男夫婦の赤ちゃんの相手をするという任務を任されており、控室に着くなりごろりと横になり赤ちゃんにもふもふされていました。
赤ちゃんもすっかりシルバの事を気に入り、満面の笑みでシルバの毛並みをもふり続けていました。
ガチャ。
すると、控室に王太后様が姿を現しました。
シルバをもふっている赤ちゃんはともかくとして、私たちは直ぐに立ち上がって王太后様に頭を下げました。
「王太后様、この度はお孫様とグローリー公爵家ご令嬢とのご結婚誠におめでとうございます」
「ありがとう。ふふ、結婚式は何回行っても良い物ね。幸せが溢れているわ」
「全くですな」
ちょっと白髪交じりの茶髪短髪をビシッとオールバックにしている如何にも出来る男って感じのノルディア公爵が、にこやかに王太后様と話をしていた。
王家の挨拶も貴族の格によって決まるらしく、ノルディア公爵家は真っ先に王家の親族が挨拶に来るという。
「あうー」
「ウォン」
「あら、元気よく挨拶出来たわね。偉いわよ」
嫡男夫婦の赤ちゃんが王太后様に元気よく手を挙げると、挨拶を受けた王太后様も思わずニコリとしながら赤ちゃんの頭を優しく撫でていました。
ノルディア公爵家の面々が王太后様に挨拶をする中、私の挨拶の番となりました。
「王太后様、本日はお招き頂きありがとうございます。そして、アーサー様とアメリアさんのご結婚誠におめでとうございます」
「リン、わざわざ来てくれて本当にありがとうね。ドレスも髪型も、本当によく似合っているわ」
「あっ、ありがとうございます」
王太后様は、ニコリとしながら私に話しかけてくれた。
孫の晴れ舞台って事もあり、本当に嬉しいのだろう。
私も、王太后様につられて思わずニコリとしてしまった。
なんといっても、今日は私がこの世界に転生してからずっとお世話になったアメリアさんの結婚式だ。
精一杯祝いたい気持ちは、王太后様と同じだ。
すると、王太后様はニコリとしながら私にある事を話してくれた。
「リン、あなたはアメリアと共に重病に陥っていた私の命を救ってくれた恩人なのよ。その後も、私だけでなく私の家族も本当に良くしてくれたわ。アメリアと同じく、リンは私にとって孫みたいな存在なのよ。だから、何かあっても大丈夫よ」
「王太后様……」
優しい声色で話す王太后様に、私は思わずじーんとしてしまった。
前世も含めて、私の事をそこまで大切に思ってくれる人はいなかったからだ。
そんな私と王太后様のやり取りを、ノルディア公爵家の面々も温かく見守っていた。
その後、王太后様は私達と少し話をしてから次の貴族の所に挨拶に向かった。
王太后様が控室から出ると、私も緊張から解放された。
「王太后様、とても嬉しそうでしたね」
「そりゃそうでしょう。ある意味、一番手のかかった孫の結婚式なのだからね」
私はフレイア様と話をしたけど、どうやらアーサー様は小さい頃は男兄弟の中で一番やんちゃだったという。
想像に難くなく、私は思わずクスリとしてしまった。
「遊んで怪我ばっかりしているアーサーの事を、アメリアは心配そうに治療していたわ。その頃から、二人は信頼関係にあったのよ。だから、小さい頃から二人を見ていた私も、晴れて結婚できてとても嬉しいのよ」
フレイア様が満面の笑みで話してくれたけど、幼い頃からの幼馴染同士の晴れ舞台がとても嬉しいんですね。
因みに、一番手のかからなかったのがルーカス様だと言っていたけど、こちらも妙に納得できてしまった。
「あうあう」
「ウォン」
嫡男夫婦の赤ちゃんとシルバは、相変わらず仲良く遊んでいた。
赤ちゃんのおしめ交換タイミングは、一緒にいるスラちゃんが即座に教えてくれた。
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