1,123 / 1,225
第三十三章 二年生
千三百十九話 講習終了……なんだけど
しおりを挟む
休憩後は、魔法講習です。
魔法使いの判別は冒険者登録時に行っているので、ここでは省略するようにします。
「最初に、毎日の魔法訓練を説明します。魔力量だけでなく、魔力制御もとても大切です。魔力制御が上手なものが、上手い魔法使いと言えます」
僕とリズは膨大な魔力量があるから、特に制御関係はかなり訓練しました。
いま目の前にいる冒険者も、魔力制御は重要だと何回も伝えないといけません。
「魔力循環は、必ず毎日行いましょう。体中に魔力を流して、魔力を扱う感覚を養います。また、指先に一定量の魔力を集める訓練も毎日行うことを勧めます。訓練を続ければ、両手の指に魔力を集めることができます」
「「「おおー」」」
僕が両手の指に一定量を集めて維持をすると、受講者から感嘆の声が上がりました。
さっそく、魔力循環と魔力制御を実践してもらいます。
僕たちも説明しながら教えるけど、みんな一生懸命に訓練をしていますね。
「また、魔法はとてもイメージが大切です。どんな魔法を放つか、相手のどの部分を治療するのかを考えます。治療だと、相手に魔力を軽く流すことで相手のどこが悪いかを確認する事ができます。身体能力強化も、最初のうちはどうやって動くのかをイメージすることが大切です」
例えば水魔法を放つとしても、水の玉を作るのか水流を作るかは全然違いますり
どの様な魔法を放つかをイメージして、そのイメージ通りに魔法が放つことがとても重要です。
「また、意外と思われるのが拘束魔法並びに状態異常魔法の有効性です。例えば、ブチイノシシを拘束魔法で動けなくして安全にトドメをさしたり、フォレストウルフを睡眠魔法で眠らせたりできます。魔法と剣技を組み合わせることで、安全な害獣駆除を行うことができます」
僕の説明は、受講者にとって目からウロコが落ちたような衝撃を受けていました。
剣や攻撃魔法を使って何とか魔物を倒すのではなく、色々な知識を組み合わせて安全に魔物を倒す方が遥かに安全です。
更に、あまり魔物をズタズタにしちゃうと、取引価格もかなり下がります。
初心者のうちは仕方ないけど、段々と経験を積んで上手に魔物を倒せるようにしましょう。
その後も幾つか質問を受け、今日の講習は無事に終了しました。
「今日皆さんに伝えたことは、あくまでも基本中の基本です。しかし、基本を疎かにすると応用ができません。皆さんが良い冒険者になるためにも、日々の訓練を大切にしましょう」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
受講者は、かなり満足した表情をしていました。
リズたちに質問している人もいるけど、僕は報告書を書くので遠慮してもらいました。
少し気になったことも記載します。
「リズ、僕は先に受付に行くよ。質問が終わったら、個室に来てね」
「はーい」
リズとスラちゃんは、分かったと元気よく手を振っていました。
プリンと共に受付に行き、受付のお姉さんに色々と報告をします。
「今日の講習で行った内容です。冒険者として必要な説明なども行われなかったので、改めて説明しました」
「箇条書きでまとまっていて、とても分かりやすいですね。流石はアレク君です。しかし、何人か講師失格レベルのものがいますね……」
受付のお姉さんは、僕の報告書を見て思わず顔をしかめていました。
三人ほど、まともに講習を行っていない講師がいたのです。
僕と同じCランク冒険者みたいなんだけど、どうも素行不良っぽいです。
ジンさんにも連絡していて、受付のお姉さん経由で冒険者ギルド本部にも調べてもらいます。
その後、僕とプリンは一足先に冒険者ギルドの個室に移動しました。
「ティナおばあさまにも、無事に終わったと伝えておかないと。二時間もかからずに終わったけど、僕としては手応えはあったんだよね」
プリンも頑張ったと、ふにふにしながらアピールしていました。
プリンは、特に魔法講習でその力を発揮したもんね。
やる気のある受講生なので、スラちゃんもとても張り切って教えていました。
「うーん、みんな遅いなあ。何かあったのかな?」
お茶を飲み干しても、リズたちは個室に姿を現しませんでした。
ちょっと気になったので、僕とプリンは再び訓練場に戻りました。
魔法使いの判別は冒険者登録時に行っているので、ここでは省略するようにします。
「最初に、毎日の魔法訓練を説明します。魔力量だけでなく、魔力制御もとても大切です。魔力制御が上手なものが、上手い魔法使いと言えます」
僕とリズは膨大な魔力量があるから、特に制御関係はかなり訓練しました。
いま目の前にいる冒険者も、魔力制御は重要だと何回も伝えないといけません。
「魔力循環は、必ず毎日行いましょう。体中に魔力を流して、魔力を扱う感覚を養います。また、指先に一定量の魔力を集める訓練も毎日行うことを勧めます。訓練を続ければ、両手の指に魔力を集めることができます」
「「「おおー」」」
僕が両手の指に一定量を集めて維持をすると、受講者から感嘆の声が上がりました。
さっそく、魔力循環と魔力制御を実践してもらいます。
僕たちも説明しながら教えるけど、みんな一生懸命に訓練をしていますね。
「また、魔法はとてもイメージが大切です。どんな魔法を放つか、相手のどの部分を治療するのかを考えます。治療だと、相手に魔力を軽く流すことで相手のどこが悪いかを確認する事ができます。身体能力強化も、最初のうちはどうやって動くのかをイメージすることが大切です」
例えば水魔法を放つとしても、水の玉を作るのか水流を作るかは全然違いますり
どの様な魔法を放つかをイメージして、そのイメージ通りに魔法が放つことがとても重要です。
「また、意外と思われるのが拘束魔法並びに状態異常魔法の有効性です。例えば、ブチイノシシを拘束魔法で動けなくして安全にトドメをさしたり、フォレストウルフを睡眠魔法で眠らせたりできます。魔法と剣技を組み合わせることで、安全な害獣駆除を行うことができます」
僕の説明は、受講者にとって目からウロコが落ちたような衝撃を受けていました。
剣や攻撃魔法を使って何とか魔物を倒すのではなく、色々な知識を組み合わせて安全に魔物を倒す方が遥かに安全です。
更に、あまり魔物をズタズタにしちゃうと、取引価格もかなり下がります。
初心者のうちは仕方ないけど、段々と経験を積んで上手に魔物を倒せるようにしましょう。
その後も幾つか質問を受け、今日の講習は無事に終了しました。
「今日皆さんに伝えたことは、あくまでも基本中の基本です。しかし、基本を疎かにすると応用ができません。皆さんが良い冒険者になるためにも、日々の訓練を大切にしましょう」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
受講者は、かなり満足した表情をしていました。
リズたちに質問している人もいるけど、僕は報告書を書くので遠慮してもらいました。
少し気になったことも記載します。
「リズ、僕は先に受付に行くよ。質問が終わったら、個室に来てね」
「はーい」
リズとスラちゃんは、分かったと元気よく手を振っていました。
プリンと共に受付に行き、受付のお姉さんに色々と報告をします。
「今日の講習で行った内容です。冒険者として必要な説明なども行われなかったので、改めて説明しました」
「箇条書きでまとまっていて、とても分かりやすいですね。流石はアレク君です。しかし、何人か講師失格レベルのものがいますね……」
受付のお姉さんは、僕の報告書を見て思わず顔をしかめていました。
三人ほど、まともに講習を行っていない講師がいたのです。
僕と同じCランク冒険者みたいなんだけど、どうも素行不良っぽいです。
ジンさんにも連絡していて、受付のお姉さん経由で冒険者ギルド本部にも調べてもらいます。
その後、僕とプリンは一足先に冒険者ギルドの個室に移動しました。
「ティナおばあさまにも、無事に終わったと伝えておかないと。二時間もかからずに終わったけど、僕としては手応えはあったんだよね」
プリンも頑張ったと、ふにふにしながらアピールしていました。
プリンは、特に魔法講習でその力を発揮したもんね。
やる気のある受講生なので、スラちゃんもとても張り切って教えていました。
「うーん、みんな遅いなあ。何かあったのかな?」
お茶を飲み干しても、リズたちは個室に姿を現しませんでした。
ちょっと気になったので、僕とプリンは再び訓練場に戻りました。
533
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。