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第三十四章 三年生
千四百八十三話 温泉街の冒険者ギルドに向かいます
着替えを済ませたところで、僕達は庭に向かいます。
ジンさん達も、既に準備万端ですね。
ミカエル、ブリット、そして、レイカちゃんも一緒についてきます。
「エリも一緒に行くー!」
「駄目よ。もう少し大きくならないとね」
「えー!?」
エリちゃんはティナおばあさまに諭されているが、かなり不満そうな表情をしていた。
ルカちゃんとエドちゃんもまだ害獣駆除に参加していないのだから、もう数年は駄目でしょうね。
ということで、ここからは班編成をして活動します。
「それでは、これから温泉街にある冒険者ギルドに行って受付をする。害獣駆除と言えど、依頼受付などをしないとならない。無断で森や山に入ると、処罰の対象になる事があるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
最初に、ジンさんがクラスメイトに注意をします。
今日はキチンとマロード男爵家から害獣駆除依頼を受けているけど、そもそも依頼もないのに勝手に山に入ってはいけません。
場所によっては、薬草採取も禁止されています。
「それでは、各班に分かれて行動する。各班に、ベテランの冒険者と害獣駆除に慣れているアレク達がつく。実際の害獣駆除の詳細は、各担当に聞くように」
「ふふふ、害獣駆除ならリズにお任せなんだよ!」
「「「「「はい!」」」」」
ジンさん、僕をチラッと見て説明丸投げたでしょう。
とはいえ、リズ達は既にやる気満々だ。
準備もできたので、僕はマロード男爵家の屋敷から温泉街の冒険者ギルド前にゲートを繋ぎました。
順に学園生がゲートを潜って行くと、歓声にも似た声がゲートの向こうから聞こえてきました。
僕もゲートを潜って、みんなに説明をします。
「「「「「わあ!」」」」」
「ここが温泉街です。マロード男爵家が代々開発を行い、今では軍の治療所や治療研究所もある湯治の名所です。鍋料理もとても有名で、調味料もお酒も研究されています」
「「「「「すごーい!」」」」」
温泉の湯気が立ち昇る景色は圧巻ですよね。
害獣駆除を無事に終えたら、色々とご褒美が待っていますよ。
では、早速冒険者ギルドに入って手続きを済ませましょう。
「おっ、ジンじゃねーか。ははは、今年は沢山の子連れだな」
「全くだよ。子どもの引率は大変だぞ」
「貴族になっても、やる事は変わらねーな」
冒険者ギルドに入ると、ジンさんと顔見知りの職員が上機嫌でジンさんと話をしていた。
よく考えると、僕が小さい頃からジンさんは色々と引率をしていたよね。
「ほら、話は聞いているぞ。順番に受付するから、きちんと並べ」
「「「「「はい!」」」」」
職員は、口調はぶっきらぼうだがキチンと対応してくれた。
クラスメイトも、班ごとに手続きを行なっていきます。
「おっ、今日はティナ様も一緒なんですね」
「ええ、孫の付き添いよ。もう学園生なのよ」
「月日が経つのは早いですな。初めて見た時は、本当に小さい子どもでしたな」
職員はティナおばあさまとも仲良く話をしているが、その様子にクラスメイトはびっくりしていた。
「ティナおばあさまは、昔この温泉街で湯治をしたことがあるんです。だから、色々とこの辺りの事を知っているんですよ」
「そうなんですね、初めて会う話し方ではないなと思いました」
サキさんも他の人も、僕の話を聞いて色々と納得していました。
その間に、装備品などでジンさんから指摘を受けた人は冒険者ギルド内の売店で色々と購入していました。
ジンさん達も、既に準備万端ですね。
ミカエル、ブリット、そして、レイカちゃんも一緒についてきます。
「エリも一緒に行くー!」
「駄目よ。もう少し大きくならないとね」
「えー!?」
エリちゃんはティナおばあさまに諭されているが、かなり不満そうな表情をしていた。
ルカちゃんとエドちゃんもまだ害獣駆除に参加していないのだから、もう数年は駄目でしょうね。
ということで、ここからは班編成をして活動します。
「それでは、これから温泉街にある冒険者ギルドに行って受付をする。害獣駆除と言えど、依頼受付などをしないとならない。無断で森や山に入ると、処罰の対象になる事があるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
最初に、ジンさんがクラスメイトに注意をします。
今日はキチンとマロード男爵家から害獣駆除依頼を受けているけど、そもそも依頼もないのに勝手に山に入ってはいけません。
場所によっては、薬草採取も禁止されています。
「それでは、各班に分かれて行動する。各班に、ベテランの冒険者と害獣駆除に慣れているアレク達がつく。実際の害獣駆除の詳細は、各担当に聞くように」
「ふふふ、害獣駆除ならリズにお任せなんだよ!」
「「「「「はい!」」」」」
ジンさん、僕をチラッと見て説明丸投げたでしょう。
とはいえ、リズ達は既にやる気満々だ。
準備もできたので、僕はマロード男爵家の屋敷から温泉街の冒険者ギルド前にゲートを繋ぎました。
順に学園生がゲートを潜って行くと、歓声にも似た声がゲートの向こうから聞こえてきました。
僕もゲートを潜って、みんなに説明をします。
「「「「「わあ!」」」」」
「ここが温泉街です。マロード男爵家が代々開発を行い、今では軍の治療所や治療研究所もある湯治の名所です。鍋料理もとても有名で、調味料もお酒も研究されています」
「「「「「すごーい!」」」」」
温泉の湯気が立ち昇る景色は圧巻ですよね。
害獣駆除を無事に終えたら、色々とご褒美が待っていますよ。
では、早速冒険者ギルドに入って手続きを済ませましょう。
「おっ、ジンじゃねーか。ははは、今年は沢山の子連れだな」
「全くだよ。子どもの引率は大変だぞ」
「貴族になっても、やる事は変わらねーな」
冒険者ギルドに入ると、ジンさんと顔見知りの職員が上機嫌でジンさんと話をしていた。
よく考えると、僕が小さい頃からジンさんは色々と引率をしていたよね。
「ほら、話は聞いているぞ。順番に受付するから、きちんと並べ」
「「「「「はい!」」」」」
職員は、口調はぶっきらぼうだがキチンと対応してくれた。
クラスメイトも、班ごとに手続きを行なっていきます。
「おっ、今日はティナ様も一緒なんですね」
「ええ、孫の付き添いよ。もう学園生なのよ」
「月日が経つのは早いですな。初めて見た時は、本当に小さい子どもでしたな」
職員はティナおばあさまとも仲良く話をしているが、その様子にクラスメイトはびっくりしていた。
「ティナおばあさまは、昔この温泉街で湯治をしたことがあるんです。だから、色々とこの辺りの事を知っているんですよ」
「そうなんですね、初めて会う話し方ではないなと思いました」
サキさんも他の人も、僕の話を聞いて色々と納得していました。
その間に、装備品などでジンさんから指摘を受けた人は冒険者ギルド内の売店で色々と購入していました。
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