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第三十二章 新入生
千二百十四話 学年末テストが終了しました
「はい、そこまで。筆記用具を机の上に置いて、手を膝の上に置いて下さい」
ユーリカ先生の合図で、試験二日目の第三科目の学年末テストが終わりました。
やりきった満足そうな表情をしている人や、少し上手くできなかった人もいました。
何にせよ、これで全ての科目が終わりました。
後は、採点結果を待つばかりですね。
テスト用紙を回収したら、そのままユーリカ先生が帰りのホームルームを始めました。
「では、これで試験は全て終了となります。明日は採点の為にお休みですので、間違えて登校しないように注意しましょう」
「「「はい」」」
クラスメイトも、試験の重圧から解放されて改めてホッとしていました。
とはいえ、結果はこれからなのでまだドキドキは続きますね。
そして、今日の午後から生徒会とお仕事も再開します。
「えーっと、ここはこうすると解けるんだよ」
「アレク様は、本当に先生みたいに優しく教えてくれます。今の問題も、スラスラと理解することができました」
お仕事の前に、クラスメイトとのいつもの試験後の答え合わせもしています。
リズたちのところにもテスト問題の確認をしに来たクラスメイトがいるけど、男子生徒の割合が若干多い気がします。
僕の場合は、明らかに男子生徒よりも女子生徒の方が多いんだよね。
みんなからの質問対応を済ませ、僕たちは生徒会室に向かいました。
「弟くんは、余裕綽々ね。弟くんはかなり前から難しい本を読んでいたもんね」
「「「あー」」」
ルーシーお姉様が書類整理をしながら昔のことを話していたら、リズたちも昔のことを思い出したみたいだ。
しかし、僕の昔のことを知らないレシステンシアさんを始めとする他の生徒会役員は、一体何のことだと頭の上にはてなマークをたくさん浮かべていました。
「お兄ちゃんはね、帝国のリルムちゃんの誕生日パーティーで、ケイリさんに難しい本ではなく絵本を読みましょうって怒られたんだよ!」
「アレクお兄ちゃん、その時から今の勉強よりも難しい本を読んでいたの。さっぱり分からない本だったの」
リズとエレノアがだいぶ小さい頃の話をしているけど、それでも他の皆さんはピンときていないみたいです。
ちょうど帝国に行った時にケイリさんに見せた本を持っているので、僕はアイテムボックスから取り出してレシステンシアさんに手渡しました。
「えーっと、僕が四歳の頃に読んでいた本です。そんなに難しくないと思いますが……」
「あの、この本を四歳のアレク様が読んでいたのですか? 私が見るに、二年生以上の本かと思いますわ」
「アレク様は、私たちの勉強は四歳の時にできていたのですね。まさに神童です」
レシステンシアさんと一緒に本を読んでいたサキさんも、本と僕を何度も信じられないって表情で見ていました。
うーん、僕としては当時は普通に勉強していただけなんだけどね。
その後も特に僕のことを知っているリズ、エレノア、ルーシーお姉様によって僕の昔の勉強のことを話していました。
その度にみんなが僕のことを変人って目で見ていたので、思わず苦笑しちゃいました。
そして、生徒会後に王城に行ってこんなことがあったと話すと、宰相もそんなことがあったと思い出していました。
「四歳の時点で、アレクくんは神童と言われるだけの知識を得ていた。だが、それはリズちゃんを守るために囚われていた際に多数の本を読んでいたことが一因だ。マジックバッグの作り方なんでその一例だろう。だからこそ、森の中を彷徨っても生きていられたのだ」
宰相は僕のことを小さい頃から知っているので、転生者とは別の意味で得た知識の件を知っていた。
宰相執務室の面々は、少し神妙な面持ちで宰相の話を聞いていました。
「あたしもアレク君のことは小さい頃から知っていたんだよ。こんな小さな男の子がもっと小さな女の子を守らないといけなかったと思ったら、涙が出る思いだったわ。でも、今は幸せに暮らしていて、とても良かったと思っているわよ」
シーラさんは商務卿の時代から秘書としていたから、僕のことを知っていたんだって。
確かに昔はとても大変な目に遭っていたけど、辺境伯様やティナおばあさまと会ってからは大きく生活が変わったもんね。
そんなことを思いながら、僕は仕事を続けていました。
ユーリカ先生の合図で、試験二日目の第三科目の学年末テストが終わりました。
やりきった満足そうな表情をしている人や、少し上手くできなかった人もいました。
何にせよ、これで全ての科目が終わりました。
後は、採点結果を待つばかりですね。
テスト用紙を回収したら、そのままユーリカ先生が帰りのホームルームを始めました。
「では、これで試験は全て終了となります。明日は採点の為にお休みですので、間違えて登校しないように注意しましょう」
「「「はい」」」
クラスメイトも、試験の重圧から解放されて改めてホッとしていました。
とはいえ、結果はこれからなのでまだドキドキは続きますね。
そして、今日の午後から生徒会とお仕事も再開します。
「えーっと、ここはこうすると解けるんだよ」
「アレク様は、本当に先生みたいに優しく教えてくれます。今の問題も、スラスラと理解することができました」
お仕事の前に、クラスメイトとのいつもの試験後の答え合わせもしています。
リズたちのところにもテスト問題の確認をしに来たクラスメイトがいるけど、男子生徒の割合が若干多い気がします。
僕の場合は、明らかに男子生徒よりも女子生徒の方が多いんだよね。
みんなからの質問対応を済ませ、僕たちは生徒会室に向かいました。
「弟くんは、余裕綽々ね。弟くんはかなり前から難しい本を読んでいたもんね」
「「「あー」」」
ルーシーお姉様が書類整理をしながら昔のことを話していたら、リズたちも昔のことを思い出したみたいだ。
しかし、僕の昔のことを知らないレシステンシアさんを始めとする他の生徒会役員は、一体何のことだと頭の上にはてなマークをたくさん浮かべていました。
「お兄ちゃんはね、帝国のリルムちゃんの誕生日パーティーで、ケイリさんに難しい本ではなく絵本を読みましょうって怒られたんだよ!」
「アレクお兄ちゃん、その時から今の勉強よりも難しい本を読んでいたの。さっぱり分からない本だったの」
リズとエレノアがだいぶ小さい頃の話をしているけど、それでも他の皆さんはピンときていないみたいです。
ちょうど帝国に行った時にケイリさんに見せた本を持っているので、僕はアイテムボックスから取り出してレシステンシアさんに手渡しました。
「えーっと、僕が四歳の頃に読んでいた本です。そんなに難しくないと思いますが……」
「あの、この本を四歳のアレク様が読んでいたのですか? 私が見るに、二年生以上の本かと思いますわ」
「アレク様は、私たちの勉強は四歳の時にできていたのですね。まさに神童です」
レシステンシアさんと一緒に本を読んでいたサキさんも、本と僕を何度も信じられないって表情で見ていました。
うーん、僕としては当時は普通に勉強していただけなんだけどね。
その後も特に僕のことを知っているリズ、エレノア、ルーシーお姉様によって僕の昔の勉強のことを話していました。
その度にみんなが僕のことを変人って目で見ていたので、思わず苦笑しちゃいました。
そして、生徒会後に王城に行ってこんなことがあったと話すと、宰相もそんなことがあったと思い出していました。
「四歳の時点で、アレクくんは神童と言われるだけの知識を得ていた。だが、それはリズちゃんを守るために囚われていた際に多数の本を読んでいたことが一因だ。マジックバッグの作り方なんでその一例だろう。だからこそ、森の中を彷徨っても生きていられたのだ」
宰相は僕のことを小さい頃から知っているので、転生者とは別の意味で得た知識の件を知っていた。
宰相執務室の面々は、少し神妙な面持ちで宰相の話を聞いていました。
「あたしもアレク君のことは小さい頃から知っていたんだよ。こんな小さな男の子がもっと小さな女の子を守らないといけなかったと思ったら、涙が出る思いだったわ。でも、今は幸せに暮らしていて、とても良かったと思っているわよ」
シーラさんは商務卿の時代から秘書としていたから、僕のことを知っていたんだって。
確かに昔はとても大変な目に遭っていたけど、辺境伯様やティナおばあさまと会ってからは大きく生活が変わったもんね。
そんなことを思いながら、僕は仕事を続けていました。
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