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第三十二章 新入生
千二百十五話 エリちゃん頑張ります!
学年末テストの翌日は、予定通り学園はお休みです。
生徒会などもお休みなので、学園でのお仕事は全くありません。
「じゃあ、そろそろ行ってくるね!」
「気をつけて行ってくるんだよ」
朝からリズはサンディと共に出かける準備を進めていたけど、今日はクラスの女性陣と一緒に買い物に行くそうです。
エレノアに加えてサキさんなども一緒に行くそうなので、みんなで楽しんでもらいたいですね。
イヨも一緒みたいだけど、一種の顔合わせみたいですね。
僕は残念ながら王城でのお仕事なので、一緒にはいけません。
ということで、僕はプリンと共に王城にゲートを繋いで向かいました。
カリカリ、カリカリ。
「アレク君も真面目だね。今日くらいは、休んでみんなと遊んでも問題ないんだよ」
宰相執務室で書類整理をしていると、宰相は苦笑しながら僕に話をしてきました。
でも、普通に仕事が溜まっているし、やることはたくさんあるんだよね。
ということで、僕は普通にお仕事を進めていきます。
溜まった書類を確認して、どんどんと宰相に渡していきます。
午前中からお仕事なんて久しぶりだから、ちょっと気合いが入りますね。
ドン!
「宰相、確認お願いします!」
「あの、アレク君。そんなに張り切らなくてもいいと思うよ」
「「「はははっ」」」
いつもの仕事のやりとりでみんなほっこりしつつ、午前中のお仕事が終わりました。
王家専用の食堂に行くと、陛下に加えて勉強部屋で勉強していたちびっ子たちももぐもぐと昼食を食べていました。
すると、王妃様が僕にあることを頼んできました。
「アレク君、今日の仕事は既に終わっているって聞いたわ。だから、エリの補佐を兼ねて式典に参加して欲しいのよ」
「式典、ですか?」
「そうなのよ。社会福祉に貢献したご夫人への表彰なのだけど、ルーシーもエレノアも遊びに行っちゃったからね。事前に遊ぶと聞いていたから問題ないのだけど、この後結婚式関連で話し合いが入ってしまったのよ」
うーん、なんというかタイミングが悪かったんですね。
ご夫人が相手だから、王族の女性が対応しないといけないみたいです。
幸いにしてティナおばあさまは一緒に行けるそうなので、一人でエリちゃんのサポートをする必要はありません。
ということで、午後の予定も決まったので僕は昼食後にティナおばあさまの部屋に行って式典用の服装に着替えました。
式典自体は王城の大きめの部屋の中で行われて、その後に簡単なお茶会が開かれるそうです。
僕は、着替えを終えたティナおばあさまとエリちゃんと共に大きめの部屋に向かいました。
「それでは、受賞者に勲章を授与します」
「おめでとーございます!」
式典が始まると、僕は司会をすることになりました。
エリちゃんは、ティナおばあさまと共にニコニコと満面の笑みでご夫人に勲章を渡していました。
ネコちゃんは来賓席で待機しているけど、今日のエリちゃんはとても頑張っているから大丈夫ですね。
式典自体は直ぐに終わり、ティナおばあさまが祝辞を述べたら授与者を招いてのお茶会をするそうです。
王家の人々とお茶会ができることは、とても名誉なことだそうです。
「授与者の皆さん、本当におめでとうございます。皆さんの献身的な心……」
ドスンドスン!
ティナおばあさまが祝辞を始めたタイミングで、何故か廊下から大きなものが歩く足音が聞こえて来ました。
明らかに異常な事態なので、僕とネコちゃんはエリちゃんを守るように前に立ちます。
ティナおばあさまも念の為に鞘に入った剣をマジックバッグから取り出し、受賞者のご夫人五人と一緒についてきた令嬢や小さな男の子も僕たちの方に集まって兵が護衛に付きます。
ドスンドスン、ガチャン!
「お待ち下さ……ぐはっ!」
「邪魔よ!」
兵をラグビーのタックルみたいに突き飛ばして式典が行われている大きめの部屋に現れたのは、横にとても大きなご夫人でした。
まるで、オークキングが服を着ているみたいですね。
「何で大金を寄付した私が選ばれていないのよ! あり得ないわ!」
横に大きなご夫人は、ドスンドスンと足を立てながら顔を真っ赤にして近づいて来ました。
兵が止めようとしても、お構い無しに吹き飛ばしています。
すると、ティナおばあさまが剣を手にして剣先を横に大きなご夫人に向けました。
「今回の受賞基準は、寄付金の金額だけでは選ばれないわ。自ら各施設に足を運び、様々な活動を行ったものに対して授与されるものよ。あなたは、せっかくの式典をぶち壊しにしたけど、そこまで言うなら私に活動実績を教えて欲しいわ」
「うっ、うぅ……」
おお、ティナおばあさまが久々に激おこモードです。
表情はニコリとしているけど、殺気を隠すことなく垂れ流していますね。
横に大きなご夫人は、ティナおばあさまの迫力に完全にのまれて汗ダクダクですね。
「アレク君、ちょっとお仕置きしてくれるかしら。何もかもお金で解決しようとする、このお馬鹿さんにね」
僕とプリンは、既に魔力を溜めていました。
そして、ティナおばあさまの合図で一気に魔力を解放します。
シュイン、バリバリバリ!
「ギャー!」
プスプス、パタリ。
「わるもの、やっつけた!」
なんと、僕とプリンだけでなくエリちゃんも雷魔法を放って横に大きなご夫人をノックアウトしたのです。
予想以上の雷魔法によって、横に大きなご夫人からプスプスと煙が上がりました。
でも、ティナおばあさま曰く王家の式典を駄目にしたから、無礼討ちされても文句は言えないそうです。
担架を三つ連結して六人の屈強な兵でようやく運べるほど、横に大きなご夫人は大きかったみたいです。
これから厳しい尋問が待っているけど、僕も全く同情しないなあ。
「さあ、気を取り直してお茶会を始めましょう。皆さんも、欲に取り憑かれてあの様な状態になってはいけませんよ」
「「「はい」」」
結局ティナおばあさまの祝辞は途中で終わったけど、元から欲に取り込まれないようにと話をする予定だったそうです。
ある意味、欲に取り込まれたものが目の前に現れたもんね。
こうしてお茶会が始まったのだけど、お茶会の主役はエリちゃんでした。
「アレクお兄ちゃんと一緒に、わるもの倒したんだ!」
「エリン王女様は、幼いのにとても勇敢ですわね」
「しかも、キチンとティナ様の命令を待ってから攻撃していますわ。今日は、とても素晴らしいところに遭遇しましたわ」
式典自体は横に大きなご夫人によって滅茶苦茶にされちゃったけど、小さなエリちゃんの活躍によって全てひっくり返りました。
元気よく話をするエリちゃんを、受賞したご夫人たちはニコリと微笑みながら聞いていました。
エリちゃんは令嬢や男の子たちにも普通に話をしていたし、みんなに凄いと言われて終始ご機嫌でした。
こうして、お茶会はとても和やかなうちに終わったのでした。
その後僕は軍と共に王城内の牢屋に連行された横に大きなご夫人の取り調べを行い、横に大きなご夫人は欲が強くて大金を寄付すれば王家とのお茶会に参加できると安易に考えたそうです。
でも簡単に物事が進むはずもなく、横に大きなご夫人は自分が選ばれなかったと激怒したそうです。
式典の最中に突撃して文句を言いに来ただなんて、僕たちからしたら本当に迷惑だよね。
そして、後で話を聞いたリズたちは自分が活躍したかったとエリちゃんの活躍にかなり悔しがっていました。
生徒会などもお休みなので、学園でのお仕事は全くありません。
「じゃあ、そろそろ行ってくるね!」
「気をつけて行ってくるんだよ」
朝からリズはサンディと共に出かける準備を進めていたけど、今日はクラスの女性陣と一緒に買い物に行くそうです。
エレノアに加えてサキさんなども一緒に行くそうなので、みんなで楽しんでもらいたいですね。
イヨも一緒みたいだけど、一種の顔合わせみたいですね。
僕は残念ながら王城でのお仕事なので、一緒にはいけません。
ということで、僕はプリンと共に王城にゲートを繋いで向かいました。
カリカリ、カリカリ。
「アレク君も真面目だね。今日くらいは、休んでみんなと遊んでも問題ないんだよ」
宰相執務室で書類整理をしていると、宰相は苦笑しながら僕に話をしてきました。
でも、普通に仕事が溜まっているし、やることはたくさんあるんだよね。
ということで、僕は普通にお仕事を進めていきます。
溜まった書類を確認して、どんどんと宰相に渡していきます。
午前中からお仕事なんて久しぶりだから、ちょっと気合いが入りますね。
ドン!
「宰相、確認お願いします!」
「あの、アレク君。そんなに張り切らなくてもいいと思うよ」
「「「はははっ」」」
いつもの仕事のやりとりでみんなほっこりしつつ、午前中のお仕事が終わりました。
王家専用の食堂に行くと、陛下に加えて勉強部屋で勉強していたちびっ子たちももぐもぐと昼食を食べていました。
すると、王妃様が僕にあることを頼んできました。
「アレク君、今日の仕事は既に終わっているって聞いたわ。だから、エリの補佐を兼ねて式典に参加して欲しいのよ」
「式典、ですか?」
「そうなのよ。社会福祉に貢献したご夫人への表彰なのだけど、ルーシーもエレノアも遊びに行っちゃったからね。事前に遊ぶと聞いていたから問題ないのだけど、この後結婚式関連で話し合いが入ってしまったのよ」
うーん、なんというかタイミングが悪かったんですね。
ご夫人が相手だから、王族の女性が対応しないといけないみたいです。
幸いにしてティナおばあさまは一緒に行けるそうなので、一人でエリちゃんのサポートをする必要はありません。
ということで、午後の予定も決まったので僕は昼食後にティナおばあさまの部屋に行って式典用の服装に着替えました。
式典自体は王城の大きめの部屋の中で行われて、その後に簡単なお茶会が開かれるそうです。
僕は、着替えを終えたティナおばあさまとエリちゃんと共に大きめの部屋に向かいました。
「それでは、受賞者に勲章を授与します」
「おめでとーございます!」
式典が始まると、僕は司会をすることになりました。
エリちゃんは、ティナおばあさまと共にニコニコと満面の笑みでご夫人に勲章を渡していました。
ネコちゃんは来賓席で待機しているけど、今日のエリちゃんはとても頑張っているから大丈夫ですね。
式典自体は直ぐに終わり、ティナおばあさまが祝辞を述べたら授与者を招いてのお茶会をするそうです。
王家の人々とお茶会ができることは、とても名誉なことだそうです。
「授与者の皆さん、本当におめでとうございます。皆さんの献身的な心……」
ドスンドスン!
ティナおばあさまが祝辞を始めたタイミングで、何故か廊下から大きなものが歩く足音が聞こえて来ました。
明らかに異常な事態なので、僕とネコちゃんはエリちゃんを守るように前に立ちます。
ティナおばあさまも念の為に鞘に入った剣をマジックバッグから取り出し、受賞者のご夫人五人と一緒についてきた令嬢や小さな男の子も僕たちの方に集まって兵が護衛に付きます。
ドスンドスン、ガチャン!
「お待ち下さ……ぐはっ!」
「邪魔よ!」
兵をラグビーのタックルみたいに突き飛ばして式典が行われている大きめの部屋に現れたのは、横にとても大きなご夫人でした。
まるで、オークキングが服を着ているみたいですね。
「何で大金を寄付した私が選ばれていないのよ! あり得ないわ!」
横に大きなご夫人は、ドスンドスンと足を立てながら顔を真っ赤にして近づいて来ました。
兵が止めようとしても、お構い無しに吹き飛ばしています。
すると、ティナおばあさまが剣を手にして剣先を横に大きなご夫人に向けました。
「今回の受賞基準は、寄付金の金額だけでは選ばれないわ。自ら各施設に足を運び、様々な活動を行ったものに対して授与されるものよ。あなたは、せっかくの式典をぶち壊しにしたけど、そこまで言うなら私に活動実績を教えて欲しいわ」
「うっ、うぅ……」
おお、ティナおばあさまが久々に激おこモードです。
表情はニコリとしているけど、殺気を隠すことなく垂れ流していますね。
横に大きなご夫人は、ティナおばあさまの迫力に完全にのまれて汗ダクダクですね。
「アレク君、ちょっとお仕置きしてくれるかしら。何もかもお金で解決しようとする、このお馬鹿さんにね」
僕とプリンは、既に魔力を溜めていました。
そして、ティナおばあさまの合図で一気に魔力を解放します。
シュイン、バリバリバリ!
「ギャー!」
プスプス、パタリ。
「わるもの、やっつけた!」
なんと、僕とプリンだけでなくエリちゃんも雷魔法を放って横に大きなご夫人をノックアウトしたのです。
予想以上の雷魔法によって、横に大きなご夫人からプスプスと煙が上がりました。
でも、ティナおばあさま曰く王家の式典を駄目にしたから、無礼討ちされても文句は言えないそうです。
担架を三つ連結して六人の屈強な兵でようやく運べるほど、横に大きなご夫人は大きかったみたいです。
これから厳しい尋問が待っているけど、僕も全く同情しないなあ。
「さあ、気を取り直してお茶会を始めましょう。皆さんも、欲に取り憑かれてあの様な状態になってはいけませんよ」
「「「はい」」」
結局ティナおばあさまの祝辞は途中で終わったけど、元から欲に取り込まれないようにと話をする予定だったそうです。
ある意味、欲に取り込まれたものが目の前に現れたもんね。
こうしてお茶会が始まったのだけど、お茶会の主役はエリちゃんでした。
「アレクお兄ちゃんと一緒に、わるもの倒したんだ!」
「エリン王女様は、幼いのにとても勇敢ですわね」
「しかも、キチンとティナ様の命令を待ってから攻撃していますわ。今日は、とても素晴らしいところに遭遇しましたわ」
式典自体は横に大きなご夫人によって滅茶苦茶にされちゃったけど、小さなエリちゃんの活躍によって全てひっくり返りました。
元気よく話をするエリちゃんを、受賞したご夫人たちはニコリと微笑みながら聞いていました。
エリちゃんは令嬢や男の子たちにも普通に話をしていたし、みんなに凄いと言われて終始ご機嫌でした。
こうして、お茶会はとても和やかなうちに終わったのでした。
その後僕は軍と共に王城内の牢屋に連行された横に大きなご夫人の取り調べを行い、横に大きなご夫人は欲が強くて大金を寄付すれば王家とのお茶会に参加できると安易に考えたそうです。
でも簡単に物事が進むはずもなく、横に大きなご夫人は自分が選ばれなかったと激怒したそうです。
式典の最中に突撃して文句を言いに来ただなんて、僕たちからしたら本当に迷惑だよね。
そして、後で話を聞いたリズたちは自分が活躍したかったとエリちゃんの活躍にかなり悔しがっていました。
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