87 / 394
第三章 ブルーノ侯爵領
第八十七話 制圧開始
飛龍部隊が領主邸の庭に降り立った事で、他のメンバーも一気に行動を開始した。
「ようやくお兄様の到着か。エステルお姉様にミケよ、妾達も動くぞ」
「ようやくわたし達の出番か。退屈していたから、体を動かさないとね」
「よーし、ミケ頑張るよ」
「馬も馬車から離しておこう。これから何かあるか分からんのじゃ」
ビアンカ殿下達の救出班は、早速領主邸に入り活動を開始した。
城門では、小隊が近づいていることにようやく気がついた門番が急いで門を閉じようとしていた。
そこにサファイアからのウォーターバレットが門番に炸裂し、次々と門番を吹き飛ばしていた。
ポチが事前に門番達の武器庫にある武器を使えなくしていたが、それ以前のレベルで門番はダメダメだった。
「援護に感謝する。エステル殿下と行動を共にしている冒険者とお見受けする」
「はい、オリガと申します。門番は無力化しました。ワース商会とギルドと教会に案内します」
「それは心強い。一班は城門の制圧、二班は騎士待機場所の制圧、三班と四班でワース商会と領主邸に向かうぞ」
「「「はい!」」」
「ワース商会と領主邸には私が、教会にはこの青い鳥が、ギルドにはこのフクロウが案内をします」
「よし、ギルドの調査チームは俺に続け」
「教会騎士団も行くぞ」
あっという間に城門の制圧に成功したので、小隊長の指揮を皮切りにそれぞれ担当毎に別れて行動を開始していた。
「オリガ殿、流石の腕前ですね」
「恐縮です」
「ところで街道の途中で魔物が討伐されていた場所がありましたが、何かご存知ですか?」
「我々の仲間が本日の午前中に対応しました」
「そうですか。みなさんお強いですね」
ワース商会に向かう途中で、オリガは小隊長から街道の魔物退治の質問を受けていた。
まさか馬が魔物退治をしたとは言えず、適当にごまかすオリガであった。
ワース商会でも動きがあった。
「飛龍部隊が到着しましたね」
「となると、そろそろ部隊もこちらに着きそうです」
「その前に、このならずものをどうにかしないと」
リンとマリリは飛龍部隊の到着を確認して、ワース商会に着いた。
ワース商会の前にはならずものが五十人いて、ワース商会の護衛をしていた。
だがならずものは武器は殆どもっていない。
事前の武器無効化は効果的だった。
「ねーちゃん二人で俺らを相手にするのか?」
「俺等がたっぷり可愛がってやるよ」
「「「ゲハハハハ」」」
それでもならずものは五十人いれば簡単に二人なんて倒せると思っているらしく、倒した後の事も考えて下品な笑みを浮かべた。
「よく吠えますね」
「まあ今の内ですから」
あまりのバカさ加減にリンとマリリは呆れていたが、その二人の前に一匹の従魔が歩いていった。
「チュー」
「何だあのネズミは?」
「俺等とやりあおうって思っているな」
「ネズミのくせに見上げた根性だ」
「「「ガハハハ」」」
ホワイトがならずものの前にたちはだかったが、見た目は小さなネズミだ。
ならずものは、ホワイトを馬鹿にして大笑いだ。
「チュー!」
ホワイトはそんなことはお構いなしに、ならずものに向かって風魔法を放った。
「うん? 今何かあったか?」
「さあ、魔法が失敗したんじゃ」
「まあネズミだからな」
ならずものは何も起きないと思ってホワイトの魔法が失敗したと見ていたが、実際にはホワイトの魔法はちゃんと発動していた。
「チュー!」
「うわあ、何だこれは」
「服がボロボロだそ」
再度ホワイトが風魔法を唱えると、五十人のならずものの服が細かくちぎれて、あっという間に全員がパンツ一丁に。
最初の風魔法で下着を残して服だけ切り裂き、次の風魔法で切り刻んだ服を吹き飛ばした。
これにはならずものも大慌てだ。
「チュー!」
「「「うわあ」」」
トドメとばかりに、ホワイトは再度風魔法を唱えた。
ならずものは次々とワース商会の壁にぶち当たり、あるものは上半身が壁に突き刺さり、あるものはワース商会の中に飛び込んで商品と一緒に転げていた。
「チュー」
「うわあ、ホワイトがエゲツない」
「くっ、ホワイトに美味しいところ全て持っていかれた」
二人の感想はさておき、ホワイトによってならずものは無力化されたので、ならずものを縛りつつ囚われている違法奴隷の救出に向かった。
さて、領主邸では飛龍部隊の到着に一部の人は慌てていた。
そう、一部の人である。
領主家族三人と、ギルド長と国教会と人神教会の司祭は完全に何がなんだか分かっていなかった。
それ以外の街からの参加者は事前に話を聞いており、慌てず庭に避難して周囲を腕のあるもので守っていた。
飛龍からアルス王子が降り立ち、庭からパーティー会場に入ってくる。
護衛の騎士三人も周囲を固めている。
「おおお、お前は誰だ」
余りの慌てぶりに声が震えている領主夫人は、何とか気力を振り絞りアルス王子を指さした。
「控えよ、近衛師団団長アルス王子殿下にあらせられるぞ」
「アルス王子?」
護衛の人が領主夫人を制しアルス王子だと言ったのだが、領主夫人は理解できていないようだ。
「アルス王子? 王族? あああ、王族なら僕ちゃんをイジメたあの平民に厳罰を!」
そして領主夫人はここにきても貴族主義を貫き、アルス王子に俺達を罰しろと言ってきた。
この後に及んでめでたい神経だ。
アルス王子は、そんな自分勝手な領主夫人に激怒した。
おお、優しいイメージだったアルス王子を激怒させるとは、やはり領主夫人は大物だよ。
ちなみにこれだけの騒ぎがあって、未だにバカ息子は失神していた。
「愚か者はお前たちだ。横領にサインの偽造、違法奴隷購入に虐待など、既に罪は明白である。大人しく縄に付け」
「そ、そんな……」
領主夫人は、ヘナヘナと気力を失ったようだ。
偽物領主やギルド長に国教会と人神教会の司祭を見て助けを求めたが、既にグルグル巻きにあって拘束されていた。
俺はこの機会を逃さないよ。
タラちゃんにこっそりと動いてもらい、やつらが気が付かないうちに糸でグルグル巻きにした。
「ルキア、前へ」
「はい、アルス王子」
「えぇ!」
アルス王子に言われてルキアさんはウィッグを取り、アルス王子の横に着いた。
領主夫人はルキアさんをみた瞬間に顔を真っ青にして、体をガクガク震えている。
ルキアさんを見て、まるでオバケでもみたようだな。
死んだと思っていた人が、実は生きていたわけだし。
あ、とうとう領主夫人も失禁しちゃったぞ。
「領主夫人の立場にありながら、領主の血を継がない子を後継にするとは中々考えたな」
「あわわわ」
もう領主夫人は言葉を発せなかった。
アルス王子の言葉に、意味の分からない言葉で返している。
「くっ」
ここで全くノーマークだった誕生パーティー司会の男が、床に何かを投げた。
俺も視線と意識が領主夫人に向いていたから、動くのが遅くなった。
すると床に魔法陣が現れて、何かが現れようとしていた。
「ようやくお兄様の到着か。エステルお姉様にミケよ、妾達も動くぞ」
「ようやくわたし達の出番か。退屈していたから、体を動かさないとね」
「よーし、ミケ頑張るよ」
「馬も馬車から離しておこう。これから何かあるか分からんのじゃ」
ビアンカ殿下達の救出班は、早速領主邸に入り活動を開始した。
城門では、小隊が近づいていることにようやく気がついた門番が急いで門を閉じようとしていた。
そこにサファイアからのウォーターバレットが門番に炸裂し、次々と門番を吹き飛ばしていた。
ポチが事前に門番達の武器庫にある武器を使えなくしていたが、それ以前のレベルで門番はダメダメだった。
「援護に感謝する。エステル殿下と行動を共にしている冒険者とお見受けする」
「はい、オリガと申します。門番は無力化しました。ワース商会とギルドと教会に案内します」
「それは心強い。一班は城門の制圧、二班は騎士待機場所の制圧、三班と四班でワース商会と領主邸に向かうぞ」
「「「はい!」」」
「ワース商会と領主邸には私が、教会にはこの青い鳥が、ギルドにはこのフクロウが案内をします」
「よし、ギルドの調査チームは俺に続け」
「教会騎士団も行くぞ」
あっという間に城門の制圧に成功したので、小隊長の指揮を皮切りにそれぞれ担当毎に別れて行動を開始していた。
「オリガ殿、流石の腕前ですね」
「恐縮です」
「ところで街道の途中で魔物が討伐されていた場所がありましたが、何かご存知ですか?」
「我々の仲間が本日の午前中に対応しました」
「そうですか。みなさんお強いですね」
ワース商会に向かう途中で、オリガは小隊長から街道の魔物退治の質問を受けていた。
まさか馬が魔物退治をしたとは言えず、適当にごまかすオリガであった。
ワース商会でも動きがあった。
「飛龍部隊が到着しましたね」
「となると、そろそろ部隊もこちらに着きそうです」
「その前に、このならずものをどうにかしないと」
リンとマリリは飛龍部隊の到着を確認して、ワース商会に着いた。
ワース商会の前にはならずものが五十人いて、ワース商会の護衛をしていた。
だがならずものは武器は殆どもっていない。
事前の武器無効化は効果的だった。
「ねーちゃん二人で俺らを相手にするのか?」
「俺等がたっぷり可愛がってやるよ」
「「「ゲハハハハ」」」
それでもならずものは五十人いれば簡単に二人なんて倒せると思っているらしく、倒した後の事も考えて下品な笑みを浮かべた。
「よく吠えますね」
「まあ今の内ですから」
あまりのバカさ加減にリンとマリリは呆れていたが、その二人の前に一匹の従魔が歩いていった。
「チュー」
「何だあのネズミは?」
「俺等とやりあおうって思っているな」
「ネズミのくせに見上げた根性だ」
「「「ガハハハ」」」
ホワイトがならずものの前にたちはだかったが、見た目は小さなネズミだ。
ならずものは、ホワイトを馬鹿にして大笑いだ。
「チュー!」
ホワイトはそんなことはお構いなしに、ならずものに向かって風魔法を放った。
「うん? 今何かあったか?」
「さあ、魔法が失敗したんじゃ」
「まあネズミだからな」
ならずものは何も起きないと思ってホワイトの魔法が失敗したと見ていたが、実際にはホワイトの魔法はちゃんと発動していた。
「チュー!」
「うわあ、何だこれは」
「服がボロボロだそ」
再度ホワイトが風魔法を唱えると、五十人のならずものの服が細かくちぎれて、あっという間に全員がパンツ一丁に。
最初の風魔法で下着を残して服だけ切り裂き、次の風魔法で切り刻んだ服を吹き飛ばした。
これにはならずものも大慌てだ。
「チュー!」
「「「うわあ」」」
トドメとばかりに、ホワイトは再度風魔法を唱えた。
ならずものは次々とワース商会の壁にぶち当たり、あるものは上半身が壁に突き刺さり、あるものはワース商会の中に飛び込んで商品と一緒に転げていた。
「チュー」
「うわあ、ホワイトがエゲツない」
「くっ、ホワイトに美味しいところ全て持っていかれた」
二人の感想はさておき、ホワイトによってならずものは無力化されたので、ならずものを縛りつつ囚われている違法奴隷の救出に向かった。
さて、領主邸では飛龍部隊の到着に一部の人は慌てていた。
そう、一部の人である。
領主家族三人と、ギルド長と国教会と人神教会の司祭は完全に何がなんだか分かっていなかった。
それ以外の街からの参加者は事前に話を聞いており、慌てず庭に避難して周囲を腕のあるもので守っていた。
飛龍からアルス王子が降り立ち、庭からパーティー会場に入ってくる。
護衛の騎士三人も周囲を固めている。
「おおお、お前は誰だ」
余りの慌てぶりに声が震えている領主夫人は、何とか気力を振り絞りアルス王子を指さした。
「控えよ、近衛師団団長アルス王子殿下にあらせられるぞ」
「アルス王子?」
護衛の人が領主夫人を制しアルス王子だと言ったのだが、領主夫人は理解できていないようだ。
「アルス王子? 王族? あああ、王族なら僕ちゃんをイジメたあの平民に厳罰を!」
そして領主夫人はここにきても貴族主義を貫き、アルス王子に俺達を罰しろと言ってきた。
この後に及んでめでたい神経だ。
アルス王子は、そんな自分勝手な領主夫人に激怒した。
おお、優しいイメージだったアルス王子を激怒させるとは、やはり領主夫人は大物だよ。
ちなみにこれだけの騒ぎがあって、未だにバカ息子は失神していた。
「愚か者はお前たちだ。横領にサインの偽造、違法奴隷購入に虐待など、既に罪は明白である。大人しく縄に付け」
「そ、そんな……」
領主夫人は、ヘナヘナと気力を失ったようだ。
偽物領主やギルド長に国教会と人神教会の司祭を見て助けを求めたが、既にグルグル巻きにあって拘束されていた。
俺はこの機会を逃さないよ。
タラちゃんにこっそりと動いてもらい、やつらが気が付かないうちに糸でグルグル巻きにした。
「ルキア、前へ」
「はい、アルス王子」
「えぇ!」
アルス王子に言われてルキアさんはウィッグを取り、アルス王子の横に着いた。
領主夫人はルキアさんをみた瞬間に顔を真っ青にして、体をガクガク震えている。
ルキアさんを見て、まるでオバケでもみたようだな。
死んだと思っていた人が、実は生きていたわけだし。
あ、とうとう領主夫人も失禁しちゃったぞ。
「領主夫人の立場にありながら、領主の血を継がない子を後継にするとは中々考えたな」
「あわわわ」
もう領主夫人は言葉を発せなかった。
アルス王子の言葉に、意味の分からない言葉で返している。
「くっ」
ここで全くノーマークだった誕生パーティー司会の男が、床に何かを投げた。
俺も視線と意識が領主夫人に向いていたから、動くのが遅くなった。
すると床に魔法陣が現れて、何かが現れようとしていた。
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
遊鷹太
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】