515 / 697
第十二章 再びの帝国との紛争
第八百十八話 国軍もベーベル子爵領に到着です
しおりを挟む
ベーベル子爵家の屋敷前に到着すると、午前中はいなかったたくさんの国軍の兵が集まっていました。
その中には、僕も知っている人の姿がありました。
「おお、レオじゃないか。まさか国境にいるはずなのにベーベル子爵を捕縛するとはな」
何と、ブラウニー伯爵がベーベル子爵の屋敷から出てきたのです。
そして、この人もベーベル子爵の屋敷から姿を現しました。
「レオ君、かなり驚いているな。とはいえ、レオ君の活躍に我々の方が驚いているぞ」
軍務大臣のブランドルさんも、豪華な軍服を身に着けながら僕のところにやってきました。
なんで軍のとても偉い人がベーベル子爵家の屋敷にいたのかを、この人が教えてくれました。
「二人は、今朝早くベーベル子爵を主とする反乱軍を撃退した軍を率いていたのだよ。まあ数も圧倒的に違うし、そんなんでよく国軍に喧嘩を売ろうと考えたものだよ」
海軍総司令官のビクターさんの説明を聞いて、僕は色々と納得しました。
ベーベル子爵は殆どの領兵を従軍させたので、領内の治安維持も兼ねて軍を連れてきたそうです。
ベーベル子爵領兵は、全員が捕まって軍の施設に運ばれました。
それぞれの罪に応じて処罰されるそうです。
応接室に移動して、色々と話すことにしました。
「しかし、ベーベル子爵家のものは全員捕縛されか。まあ、罪状が罪状なだけに王国が直接統治することになるだろう」
紅茶を飲みながら、ブランドルさんがベーベル子爵領の今後を予想していました。
ベーベル子爵も子爵の家族や親戚も、ましては領兵や使用人すら殆どいません。
こんな状況では、領地を統治するのは実質的に不可能でしょう。
「レオ君が成人していたら、間違いなく領地を与えられるだろう。それだけの実績を残している」
あの、ブラウニー伯爵、ニヤニヤしながら僕のことを見ないで下さい。
領地経営なんて、僕には不可能です。
そもそもブラウニー伯爵の言う通り、僕はまだ未成年ですよ。
ブランドルさんもビクターさんも、その手があったと言わないで下さい。
「何にせよ、これで帝国との戦闘はほぼ終了だろう。だが、念の為にレオ君は国境に戻ってもらう。因みに、国境での戦いは初手でレオ君のお友達が大魔法を見せて、一気に戦意喪失させたらしいぞ」
ビクターさん曰く、ディフェンダーズ伯爵の国境ではユキちゃんがアイスカノンで敵陣地の前をカチンコチンにし、サンダーランド辺境伯領の国境ではシロちゃんが多数のホーリーバレットを敵陣地の前に撃ち込んだそうです。
大魔法使いがいると、帝国側の兵は大混乱になったそうです。
あっという間に全員捕虜になり、軍の基地に送られました。
捕虜になった帝国兵の偉い人が、最終作戦だと証言したそうです。
でも、本当かはまだ分からないもんね。
ブランドルさんは明日王都に戻るそうで、僕とソラちゃんがブランドルさんを王都に送ることになりました。
今夜はこのままベーベル子爵家の屋敷に泊まり、ゆっくり体を休めることとします。
因みに、ベーベル子爵家の屋敷に勤めていた料理人が全員捕まったので、兵と共に僕も夕食を作っていました。
その中には、僕も知っている人の姿がありました。
「おお、レオじゃないか。まさか国境にいるはずなのにベーベル子爵を捕縛するとはな」
何と、ブラウニー伯爵がベーベル子爵の屋敷から出てきたのです。
そして、この人もベーベル子爵の屋敷から姿を現しました。
「レオ君、かなり驚いているな。とはいえ、レオ君の活躍に我々の方が驚いているぞ」
軍務大臣のブランドルさんも、豪華な軍服を身に着けながら僕のところにやってきました。
なんで軍のとても偉い人がベーベル子爵家の屋敷にいたのかを、この人が教えてくれました。
「二人は、今朝早くベーベル子爵を主とする反乱軍を撃退した軍を率いていたのだよ。まあ数も圧倒的に違うし、そんなんでよく国軍に喧嘩を売ろうと考えたものだよ」
海軍総司令官のビクターさんの説明を聞いて、僕は色々と納得しました。
ベーベル子爵は殆どの領兵を従軍させたので、領内の治安維持も兼ねて軍を連れてきたそうです。
ベーベル子爵領兵は、全員が捕まって軍の施設に運ばれました。
それぞれの罪に応じて処罰されるそうです。
応接室に移動して、色々と話すことにしました。
「しかし、ベーベル子爵家のものは全員捕縛されか。まあ、罪状が罪状なだけに王国が直接統治することになるだろう」
紅茶を飲みながら、ブランドルさんがベーベル子爵領の今後を予想していました。
ベーベル子爵も子爵の家族や親戚も、ましては領兵や使用人すら殆どいません。
こんな状況では、領地を統治するのは実質的に不可能でしょう。
「レオ君が成人していたら、間違いなく領地を与えられるだろう。それだけの実績を残している」
あの、ブラウニー伯爵、ニヤニヤしながら僕のことを見ないで下さい。
領地経営なんて、僕には不可能です。
そもそもブラウニー伯爵の言う通り、僕はまだ未成年ですよ。
ブランドルさんもビクターさんも、その手があったと言わないで下さい。
「何にせよ、これで帝国との戦闘はほぼ終了だろう。だが、念の為にレオ君は国境に戻ってもらう。因みに、国境での戦いは初手でレオ君のお友達が大魔法を見せて、一気に戦意喪失させたらしいぞ」
ビクターさん曰く、ディフェンダーズ伯爵の国境ではユキちゃんがアイスカノンで敵陣地の前をカチンコチンにし、サンダーランド辺境伯領の国境ではシロちゃんが多数のホーリーバレットを敵陣地の前に撃ち込んだそうです。
大魔法使いがいると、帝国側の兵は大混乱になったそうです。
あっという間に全員捕虜になり、軍の基地に送られました。
捕虜になった帝国兵の偉い人が、最終作戦だと証言したそうです。
でも、本当かはまだ分からないもんね。
ブランドルさんは明日王都に戻るそうで、僕とソラちゃんがブランドルさんを王都に送ることになりました。
今夜はこのままベーベル子爵家の屋敷に泊まり、ゆっくり体を休めることとします。
因みに、ベーベル子爵家の屋敷に勤めていた料理人が全員捕まったので、兵と共に僕も夕食を作っていました。
942
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
幻獣保護センター廃棄処理係の私、ボロ雑巾のような「ゴミ幻獣」をこっそり洗ってモフっていたら、実は世界を喰らう「終焉の獣」だった件について
いぬがみとうま🐾
ファンタジー
「魔力なしの穀潰し」――そう蔑まれ、幻獣保護センターの地下で廃棄幻獣の掃除に明け暮れる少女・ミヤコ。
実のところ、その施設は「価値のない命」を無慈悲に殺処分する地獄だった。
ある日、ミヤコの前に運ばれてきたのは、泥と油にまみれた「ボロ雑巾」のような正体不明の幻獣。
誰の目にもゴミとしか映らないその塊を、ミヤコは放っておけなかった。
「こんなに汚れたままなんて、かわいそう」
彼女が生活魔法を込めたブラシで丹念に汚れを落とした瞬間、世界を縛る最凶の封印が汚れと一緒に「流されてしまう。
現れたのは、月光を纏ったような美しい銀狼。
それは世界を喰らうと恐れられる伝説の災厄級幻獣『フェンリル・ヴォイド』だった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。