小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十二章 再びの帝国との紛争

第八百三十六話 みんなの午後の予定は?

「はふぅ……」
「ふふ、レオ君お疲れね」

 午前中の交渉が無事に終わったんだけど、食堂に移動したら僕は思わずだらーんとしちゃいました。
 チェルシーさんが思わず苦笑しながら僕に話しかけてくれたけど、午前中の交渉は精神的にとっても疲れちゃいました。
 そして、何故かローナちゃんとアンソニーちゃんもとっても疲れちゃっていますね。

「二人とも、午前中は勉強をしていたのよ。ローナちゃんの体調を考慮してだけど、ユキちゃんが張り切っちゃったから二人とも対抗していたのよ」

 ユキちゃんはやりきったと元気いっぱいだったけど、二人はそんなユキちゃんに巻き込まれちゃったみたいですね。
 この分だと、疲れちゃった二人の午後のスケジュールはお昼寝になりそうです。
 因みに、ソラちゃんも勉強に巻き込まれちゃって、かなり疲れちゃったみたいですね。

「ははは、真面目に勉強をしていたのなら何も問題はない。寧ろ、良かったのだと言えよう」
「うう、ユキちゃんがあんなに勉強できたなんて……」

 機嫌の良いジョセフさんに、ローナちゃんは悔しそうに返事をしていました。
 ユキちゃんは、見た目以上にとっても頭が良いんだよね。
 グレッグちゃんたちも、王城での勉強でユキちゃんに負ける時があったっけ。

「ローナにとっても、良いライバルになるだろう。ユキちゃんに負けっぱなしではいかんな」
「負けないもん……」

 ローナちゃんは、弱々しいながらも何とかジョセフさんに反論しました。
 ユキちゃんは暫くの間ローナちゃんの護衛につくし、これからも一緒に勉強する機会がありそうですね。
 そして、昼食の際に僕の午後の予定も教えて貰いました。

「レオ君は、午後も我々と一緒にいてもらう。とはいえ、午前中に方針を決めたのであまりやることはない。事務作業はこんなことをするというのを、上級官僚試験合格者として見てもらう」

 何と、チャーリーさんから僕も勉強をすると言われてしまいました。
 確かに上級官僚試験には合格しているし、研修の一環だと言われちゃうと断るのは難しいです。
 シロちゃんもジョセフさんの側についているみたいだけど、シロちゃんはとっても頭がいいんだよなあ。
 そんなことを思いながら、僕は昼食を待ちました。

「はい、お待たせ。レオ君は大好きなトマトパスタよ」

 チェルシーさんが教えてくれたのは、ちびっ子向けに出されたトマトパスタでした。
 僕も久々のトマトパスタに、思った以上にテンションが上がっちゃいました。
 さっそく食べると、流石はサンダーランド辺境伯家らしい上品なトマトパスタでとても美味しいです。

「『黒髪の天使様』のトマトパスタ好きは、本当の話だったんだな」
「レオ君は、小さい頃からトマトパスタが大好物だった。レオ君らしくて、とてもいいのではないかな」

 ジョセフさんとチャーリーさんが僕のことを何か言っているけど、特に気にしないようにします。
 うーん、それくらいとっても美味しいトマトパスタだよ。
 もちろん、アンソニーちゃんとローナちゃんも、美味しいトマトパスタに大満足です。
 ユキちゃんも口の周りをトマトパスタだらけにしていたから、時々綺麗にしてあげます。
 こうして、とっても美味しい昼食を食べて、みんな元気いっぱいになりました。
 でも、午後の勉強を兼ねた交渉もとっても難しくて、その度にチャーリーさんやブランドルさんに色々聞いちゃいました。
 チャーリーさん曰く、質問するのはとっても良いことだと褒めてくれました。
 でも、今日は頭をフル回転させたのでとっても疲れちゃいました。
 夜ベッドに潜り込むと、あっという間に眠っちゃいました。
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