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第十三章 講和会議と訓練
第九百九話 今度は実際に薬草を採ってみましょう
忘れ物がないか確認をしてから、僕たちは部屋から出ました。
因みに、男の子のお母さんたちには万が一に備えて女性の聖騎士がついているけど、受講生はどうも僕が講師をしているから聖騎士がついていると勘違いしています。
男の子にはユキちゃんとソラちゃんが側にいて、シロちゃんとムギちゃんも護衛を頑張るぞと張り切っていました。
「それでは、これから防壁の門の直ぐ側に移動します。何かあったら、遠慮なく声をかけて下さい」
「「「はーい!」」」
「アオン!」
男の子たちもユキちゃんたちも、元気よく返事をして、いざ防壁の門へ出発です。
みんなでゆっくりと歩いても、十分もかからずに防壁の門に到着しました。
「はい、次の……おお、レオか」
「おはようございます。今日は、薬草採取の講習で来ました」
「ははは、そうか。レオは本当に忙しいな」
防壁の門を警備していた兵が顔見知りだったので、とってもスムーズに手続きできました。
受講生の中には、僕が兵と知り合いで驚いている人もいます。
「はい、ここが今日の薬草採取をするところです」
「「「「「えっ!?」」」」」
防壁の門から歩いて僅か三十秒のところにある道端の茂みが、今日のポイントです。
受講生が驚いている中、シロちゃんとユキちゃんは早速茂みの中でゴソゴソと何かを探し始めました。
「アオン!」
「はい、ユキちゃん、シロちゃんありがとうね。実は、こんな道端の茂みにも薬草が生えています。薬草はとても生命力が強いので、色々なところで生えているんですよ」
「「「「「へえー」」」」」
受講生は、とてもビックリした表情でユキちゃんとシロちゃんが採った薬草を眺めていました。
そして、ここで薬草採取をするのには、もう一つ理由があります。
「ここだと、防壁の門を守る兵に直ぐに助けに来てもらうことができます。実は、僕は昔別の場所で薬草採取をしている時に不良冒険者に絡まれたことがありました。その時に、直ぐに兵に助けて貰いました」
僕の説明を聞いて、受講生はみんな納得しました。
今日の受講生は、女性や子どもが殆どです。
なので、何かあった時に助けて貰うことも必要です。
女性の聖騎士も、なるほどと感心してくれました。
ということで、早速薬草採取スタートです。
ゴソゴソ、ゴソゴソ。
「キュー」
「「「あった!」」」
今日は、ソラちゃんがとっても張り切っています。
男の子も、薬草を見つけて大満足ですね。
もちろん、シロちゃん、ユキちゃん、ムギちゃんも、周りの人に一生懸命薬草採取を教えています。
「まさか、こんなところで薬草が採れるなんて思わないです」
「しかも、かなりの量が採れますね」
「とても安全な場所ですし、集中できます」
男の子のお母さんも、薬草がたくさん採れてビックリしていました。
薬草って、一箇所見つけると周りにもたくさん生えているんだよね。
毒消し草もあったので、ついでに採取しておきます。
こうして、一時間でたくさんの薬草が集まりました。
「それでは、これから冒険者ギルドに戻ります。忘れ物をしないで下さいね」
「「「はーい!」」」
みんなも、薬草がたくさん採れて、とても満足そうです。
「ははは、面白いところで薬草採取をするな。流石はレオだ」
「しかも、すげー採れているな。下手なところでやられるよりも、俺達の監視もしやすいぞ」
兵にも、今日の薬草採取は好評でした。
やっぱり、安心度が違うそうです。
ということで、王都に入って冒険者ギルドについたら早速卸担当のところに向かいます。
「ここで、薬草を卸します。僕はポーション作りをするので、全部は卸しません。その人それぞれで大丈夫です」
「というか、そんなことをするのはレオだけだ。薬草を活用するのは、意外と難しいぞ」
あらら、説明していたら卸担当の職員にツッコまれちゃった。
何はともあれ、早速換金です。
「「「わー、すごーい!」」」
「「「こんなにお金が……」」」
たくさんの薬草が採れたから、予想通り換金額もとても良かった。
しかも、今は冬だから薬草の需要も良いんだよね。
「それでは、これで薬草採取講習は終了です。受付のお姉さんのところに行って、完了手続きをして下さい」
「「「はーい!」」」
何とか、無事に薬草採取講習が終了しました。
僕も、受付に行って完了手続きをします。
「レオ君なら、他の講習もお願いできるわね。例えば、武器講習や荷物講習とかね」
おお、受付のお姉さんから新たな講師のお願いをされちゃった。
他の人との相談なんだけど、とってもありがたいですね。
すると、コーディさんがこんなことを言っていました。
「なら、冒険者学校の先輩として武器講習をお願いしようかしら。他の人たちにも声をかけているのよ」
早速、講師のお願いが来たよ。
明後日なんだけど、偉い人たちに確認したらオッケーを貰いました。
冒険者ギルドの講師は勉強になるから、時間が空いたらドンドンとやっていいそうです。
ということで、男の子とお母さんたちを大教会まで送りましょう。
ちょうど別用事で出ていたジェシカさんが迎えにきてくれたので、そのまま馬車に乗っていきます。
「確かに、レオ君は講師などをして多くの人と接する方が良いのう。レオ君と接することで、その人たちも良い影響を受ける」
たまたま教皇猊下が僕たちを出迎えてくれて、今日の講習を説明しました。
ふふふ、色々なお手伝いをしてドンドンとパワーアップするよ。
「今日は、たくさん薬草が採れたかな?」
「「「採れたよー!」」」
いつも対応してくれる司祭様に、男の子たちは元気よく報告していました。
こんな感じで、男の子が捕まったお父さんみたいにならないようになっていけばいいね。
因みに、男の子のお母さんたちには万が一に備えて女性の聖騎士がついているけど、受講生はどうも僕が講師をしているから聖騎士がついていると勘違いしています。
男の子にはユキちゃんとソラちゃんが側にいて、シロちゃんとムギちゃんも護衛を頑張るぞと張り切っていました。
「それでは、これから防壁の門の直ぐ側に移動します。何かあったら、遠慮なく声をかけて下さい」
「「「はーい!」」」
「アオン!」
男の子たちもユキちゃんたちも、元気よく返事をして、いざ防壁の門へ出発です。
みんなでゆっくりと歩いても、十分もかからずに防壁の門に到着しました。
「はい、次の……おお、レオか」
「おはようございます。今日は、薬草採取の講習で来ました」
「ははは、そうか。レオは本当に忙しいな」
防壁の門を警備していた兵が顔見知りだったので、とってもスムーズに手続きできました。
受講生の中には、僕が兵と知り合いで驚いている人もいます。
「はい、ここが今日の薬草採取をするところです」
「「「「「えっ!?」」」」」
防壁の門から歩いて僅か三十秒のところにある道端の茂みが、今日のポイントです。
受講生が驚いている中、シロちゃんとユキちゃんは早速茂みの中でゴソゴソと何かを探し始めました。
「アオン!」
「はい、ユキちゃん、シロちゃんありがとうね。実は、こんな道端の茂みにも薬草が生えています。薬草はとても生命力が強いので、色々なところで生えているんですよ」
「「「「「へえー」」」」」
受講生は、とてもビックリした表情でユキちゃんとシロちゃんが採った薬草を眺めていました。
そして、ここで薬草採取をするのには、もう一つ理由があります。
「ここだと、防壁の門を守る兵に直ぐに助けに来てもらうことができます。実は、僕は昔別の場所で薬草採取をしている時に不良冒険者に絡まれたことがありました。その時に、直ぐに兵に助けて貰いました」
僕の説明を聞いて、受講生はみんな納得しました。
今日の受講生は、女性や子どもが殆どです。
なので、何かあった時に助けて貰うことも必要です。
女性の聖騎士も、なるほどと感心してくれました。
ということで、早速薬草採取スタートです。
ゴソゴソ、ゴソゴソ。
「キュー」
「「「あった!」」」
今日は、ソラちゃんがとっても張り切っています。
男の子も、薬草を見つけて大満足ですね。
もちろん、シロちゃん、ユキちゃん、ムギちゃんも、周りの人に一生懸命薬草採取を教えています。
「まさか、こんなところで薬草が採れるなんて思わないです」
「しかも、かなりの量が採れますね」
「とても安全な場所ですし、集中できます」
男の子のお母さんも、薬草がたくさん採れてビックリしていました。
薬草って、一箇所見つけると周りにもたくさん生えているんだよね。
毒消し草もあったので、ついでに採取しておきます。
こうして、一時間でたくさんの薬草が集まりました。
「それでは、これから冒険者ギルドに戻ります。忘れ物をしないで下さいね」
「「「はーい!」」」
みんなも、薬草がたくさん採れて、とても満足そうです。
「ははは、面白いところで薬草採取をするな。流石はレオだ」
「しかも、すげー採れているな。下手なところでやられるよりも、俺達の監視もしやすいぞ」
兵にも、今日の薬草採取は好評でした。
やっぱり、安心度が違うそうです。
ということで、王都に入って冒険者ギルドについたら早速卸担当のところに向かいます。
「ここで、薬草を卸します。僕はポーション作りをするので、全部は卸しません。その人それぞれで大丈夫です」
「というか、そんなことをするのはレオだけだ。薬草を活用するのは、意外と難しいぞ」
あらら、説明していたら卸担当の職員にツッコまれちゃった。
何はともあれ、早速換金です。
「「「わー、すごーい!」」」
「「「こんなにお金が……」」」
たくさんの薬草が採れたから、予想通り換金額もとても良かった。
しかも、今は冬だから薬草の需要も良いんだよね。
「それでは、これで薬草採取講習は終了です。受付のお姉さんのところに行って、完了手続きをして下さい」
「「「はーい!」」」
何とか、無事に薬草採取講習が終了しました。
僕も、受付に行って完了手続きをします。
「レオ君なら、他の講習もお願いできるわね。例えば、武器講習や荷物講習とかね」
おお、受付のお姉さんから新たな講師のお願いをされちゃった。
他の人との相談なんだけど、とってもありがたいですね。
すると、コーディさんがこんなことを言っていました。
「なら、冒険者学校の先輩として武器講習をお願いしようかしら。他の人たちにも声をかけているのよ」
早速、講師のお願いが来たよ。
明後日なんだけど、偉い人たちに確認したらオッケーを貰いました。
冒険者ギルドの講師は勉強になるから、時間が空いたらドンドンとやっていいそうです。
ということで、男の子とお母さんたちを大教会まで送りましょう。
ちょうど別用事で出ていたジェシカさんが迎えにきてくれたので、そのまま馬車に乗っていきます。
「確かに、レオ君は講師などをして多くの人と接する方が良いのう。レオ君と接することで、その人たちも良い影響を受ける」
たまたま教皇猊下が僕たちを出迎えてくれて、今日の講習を説明しました。
ふふふ、色々なお手伝いをしてドンドンとパワーアップするよ。
「今日は、たくさん薬草が採れたかな?」
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こんな感じで、男の子が捕まったお父さんみたいにならないようになっていけばいいね。
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