小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十三章 講和会議と訓練

第九百十一話 武器講習開始です

 早速、武器講習の開始です。
 僕は、魔法袋から色々な武器を取り出しました。
 新兵や冒険者学校の生徒も、前の方に来てもらいます。

「ここにある武器は、全て冒険者ギルド内にあるお店で購入できるものです。皆さんは剣や槍などを使うことが多いですが、どの場所で使うかもとても重要です。森などの取り回しのきかない場所では、必然とダガーや短槍などが候補になります」

 僕の説明を聞きながら、新兵や冒険者学校の生徒は様々な武器を手にしていました。
 剣も何種類もあるし、刃の長さも違います。
 どの武器が自分にとって良いのかも、変わってきますね。

「そして、意外と皆さん忘れがちなのが武器のメンテナンスです。皆さんは、いつでも武器を使えるようにしていないといけません。僕も、定期的に武器屋さんに剣のメンテナンスをお願いしています」

 武器のお手入れは、キチンとしないとね。
 ユキちゃんたちも、僕と一緒に武器のメンテナンスを頼んでいます。
 ボロボロまで使う人もいるけど、キチンとメンテナンスをすれば長く使えるもんね。

「あと、成長に合わせて武器を交換する必要もあります。ずっと同じ武器でも良いのですが、武器を扱う感覚も変わってきます」

 僕はまだまだ成長期だし、体も大きくなります。
 ユキちゃんとかもみんな大きくなっているし、変わらないのはシロちゃんくらいですね。
 その後も、説明をして武器の説明は終わりです。

「それでは、休憩を取りつつ今度は実際に武器を扱ってましょう」
「「「「「はい!」」」」」

 座学はここまでで、ここからは実際に体を動かします。
 準備運動もしないといけないけど、その前にお手洗いも済ませないとね。

「レイアースさん、ゴーリキーさん、こんな感じでしたけど大丈夫でしたか?」
「なにも問題ないわ。とてもわかりやすかったわよ」
「そうだな。今日の連中には、ちょうどいいレベルだ」

 レイアースさんとゴーリキーさんからも座学の合格をもらったし、今も武器のところではセリーナさんやシロちゃんたちがあれこれ教えていました。
 僕たちも武器の側にいき、色々と説明をします。
 全員お手洗いから戻ってきたので、準備運動を行います。

「活動中は、いつでも動けるようにキチンと事前に体をほぐしておきます。いきなり動くと、大怪我の元にもなりますよ」

 軍も、訓練前に自主的に動くように指導しています。
 冒険者も、尚更自主的に準備運動をしないとね。

「では、これから実際に武器を使った訓練を行います。皆さんが普段使っている武器を、よりよく使うようにしないといけません。今日来ている他の方と一緒に、皆さんの武器の使い方を指導します。最後に、新兵指導レベルで皆さんと手合わせを行います」
「「「「「はい」」」」」

 この後の予定を伝え、さっそく指導に入ります。
 人数がいっぱいいるので、手早く指導しないといけませんね。
 レイアースさん、ゴーリキーさん、セリーナさんだけでなく、シロちゃんとユキちゃんにも指導をお願いしました。

「アオン」
「えっ、もう少し剣を短く持てってこと?」
「アン!」

 シロちゃんとユキちゃんは、器用に宙に魔法で文字を浮かばせて会話していました。
 なので、指導も全く問題ありません。
 意外と、ピーちゃんがあれこれと的確な指導をしていました。
 ソラちゃんは、まだまだこれからって感じですね。

「うーん、武器を操る以前に、もう少しトレーニングが必要ね。柔軟性も足りないから、もっと頑張りましょう」

 レイアースさんは、意外とズバズバと兵に指摘をしていますね。
 ただ、指摘していることもキチンとした内容なので、これから頑張って向上させないと。

「えっと、もう少し思いっきり振って良いですよ。今は剣先で切ろうとしないで、柄で切るイメージでやってみて下さい」
「は、はい!」

 僕は、ダガーをメインに使う冒険者を指導します。
 ダガーって、取り回しが良いけど意外と扱いが難しいんだよね。
 こうして、順調に武器講習は進んでいきました。
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