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第十三章 講和会議と訓練
第九百三十六話 何とか挨拶完了です
「いってらっしゃーい!」
「アオン!」
「キュー!」
そして、ユキちゃんとソラちゃんはアンソニーちゃんの側にいて護衛につくそうです。
つまり、やっぱり僕はミシャさんのお父さんと二人っきりなんだ。
周りの人も、ちょっとざわざわしながら僕のことを見ているよ。
そんな中、少し高くなっているステージに上がった。
「皆さま、お待たせしました。これより本年の花祭りを開催します。開催にあたり、過去に花祭りで素晴らしいリースを作ったことのある、『救国の天使様』ことレオ君に一言挨拶を頂戴します」
ええー!?
僕が、多くの人の前で挨拶をするの?
しかも、集まっている人も物凄く期待した目で僕のことを見ているよ。
えーっと、うーんと。
「皆さん、お久しぶりです。リースとピンブローチを作って、出店で販売していたのがとても懐かしく思います。多くの人にあつまってもらって、花祭りが盛大に開催されるのを期待します」
何とか話し終えると、多くの人が拍手をしてくれた。
何とか役目を終え、僕はマイク型魔導具をミシャさんのお父さんに返した。
「流石はレオ君、とても素晴らしい挨拶でした。あの小さかったレオ君も、今や宮廷魔導師として、子爵様として、そして上級官僚として活躍しています。そのような素晴らしい方が携わっていた花祭りを、今年も盛大に開催することが出来て私も嬉しく思います」
ミシャさんのお父さんに物凄く持ち上げられているけど、今年の花祭りが大成功するのを期待しているのは僕も同じです。
こうして、今年の花祭りの開会式は無事に終わりました。
僕は、ステージからミシャさんのお父さんの商会前に移動しました。
「はふぅ、疲れました……」
「レオ君、お疲れ様」
「とてもいい話だったよ」
ヘロヘロになった僕のことを、フレアさんとミシャさんはニコリとしながら出迎えてくれた。
どうやら、僕の話は何とかうまくいったみたいだね。
「凄かったよ。カッコよかったよ!」
「アオン!」
「キュー!」
アンソニーちゃんたちは、僕の周りに来てとても盛り上がっていました。
そして、この二人もニコニコとしていますね。
「流石はレオ君ね。町の人たちもとても凄いと思っていたわ」
「あの小さくて何事にも一生懸命だったレオ君が、こうして大きく育ったのだと思っていたはずよ」
スーザンさんとチェルシーさんも、僕のことを手放しで褒めてくれました。
でも、花祭りは僕にとってもとても大切な思い出だもんね。
僕たちはこれで屋敷に戻るのだけど、ここで思いがけないことが起きました。
「あの小さかったレオも、こうして大きくなったんだな。お土産に持っていけ」
「レオ君がうちの従業員を救った話は、未だに美談として言われているのよ。このパンも持っていってね」
「わわわっ!」
屋敷に戻る僕に、出店の色々な人が差し入れをしてくれました。
僕の腕の中は直ぐにいっぱいになっちゃったので、一旦魔法袋に入れておきましょう。
「せっかくだから、後で皆で食べようね」
「わーい!」
「アオン!」
「キュー!」
両手を挙げて喜んでいるアンソニーちゃんたちだけでなく、町を巡回しているシロちゃんとピーちゃんにも差し入れをあげないとね。
こうして、僕達は馬車に乗り込んで屋敷に戻りました。
滞在時間は短かったけど、とても中身の濃い時間だったね。
「アオン!」
「キュー!」
そして、ユキちゃんとソラちゃんはアンソニーちゃんの側にいて護衛につくそうです。
つまり、やっぱり僕はミシャさんのお父さんと二人っきりなんだ。
周りの人も、ちょっとざわざわしながら僕のことを見ているよ。
そんな中、少し高くなっているステージに上がった。
「皆さま、お待たせしました。これより本年の花祭りを開催します。開催にあたり、過去に花祭りで素晴らしいリースを作ったことのある、『救国の天使様』ことレオ君に一言挨拶を頂戴します」
ええー!?
僕が、多くの人の前で挨拶をするの?
しかも、集まっている人も物凄く期待した目で僕のことを見ているよ。
えーっと、うーんと。
「皆さん、お久しぶりです。リースとピンブローチを作って、出店で販売していたのがとても懐かしく思います。多くの人にあつまってもらって、花祭りが盛大に開催されるのを期待します」
何とか話し終えると、多くの人が拍手をしてくれた。
何とか役目を終え、僕はマイク型魔導具をミシャさんのお父さんに返した。
「流石はレオ君、とても素晴らしい挨拶でした。あの小さかったレオ君も、今や宮廷魔導師として、子爵様として、そして上級官僚として活躍しています。そのような素晴らしい方が携わっていた花祭りを、今年も盛大に開催することが出来て私も嬉しく思います」
ミシャさんのお父さんに物凄く持ち上げられているけど、今年の花祭りが大成功するのを期待しているのは僕も同じです。
こうして、今年の花祭りの開会式は無事に終わりました。
僕は、ステージからミシャさんのお父さんの商会前に移動しました。
「はふぅ、疲れました……」
「レオ君、お疲れ様」
「とてもいい話だったよ」
ヘロヘロになった僕のことを、フレアさんとミシャさんはニコリとしながら出迎えてくれた。
どうやら、僕の話は何とかうまくいったみたいだね。
「凄かったよ。カッコよかったよ!」
「アオン!」
「キュー!」
アンソニーちゃんたちは、僕の周りに来てとても盛り上がっていました。
そして、この二人もニコニコとしていますね。
「流石はレオ君ね。町の人たちもとても凄いと思っていたわ」
「あの小さくて何事にも一生懸命だったレオ君が、こうして大きく育ったのだと思っていたはずよ」
スーザンさんとチェルシーさんも、僕のことを手放しで褒めてくれました。
でも、花祭りは僕にとってもとても大切な思い出だもんね。
僕たちはこれで屋敷に戻るのだけど、ここで思いがけないことが起きました。
「あの小さかったレオも、こうして大きくなったんだな。お土産に持っていけ」
「レオ君がうちの従業員を救った話は、未だに美談として言われているのよ。このパンも持っていってね」
「わわわっ!」
屋敷に戻る僕に、出店の色々な人が差し入れをしてくれました。
僕の腕の中は直ぐにいっぱいになっちゃったので、一旦魔法袋に入れておきましょう。
「せっかくだから、後で皆で食べようね」
「わーい!」
「アオン!」
「キュー!」
両手を挙げて喜んでいるアンソニーちゃんたちだけでなく、町を巡回しているシロちゃんとピーちゃんにも差し入れをあげないとね。
こうして、僕達は馬車に乗り込んで屋敷に戻りました。
滞在時間は短かったけど、とても中身の濃い時間だったね。
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