677 / 677
第十四章 セレナさんの結婚式
第九百八十話 クリスちゃんとジェシカさんがセルカーク直轄領に到着しました
しおりを挟む
翌日も、予定通りの分担で作業を進めます。
僕とアクアちゃんが教会で治療し、ピーちゃんが森や街道の害獣駆除です。
ユキちゃんは、守備隊員と一緒に巡回治療をすることになりました。
予定では、夕方前にソラちゃんが到着します。
それまで、町の人の為に僕たちで頑張りましょう。
シュイン、ぴかー!
「はい、これで腰の痛みは良くなりましたよ」
「レオ君、ありがとうね。本当に凄い魔法使いになったわね」
午前中は、年配の方が比較的多めです。
僕のことを覚えてくれている人もたくさんいて、こうして声をかけてくれます。
中には、僕が小さい頃に盗賊に襲われていたことも知っている人もいました。
色々な事を覚えている人もいるんだね。
すると、まだお昼前なのにピーちゃんが教会にやってきました。
「ピィ」
「えっ、商隊を襲っている盗賊団がいたから、全員電撃で倒した? ピーちゃん、凄いね!」
「ピィ!」
たまたまみたいだけど、盗賊団を一羽で撃破したんだ。
既に守備隊員が向かっているそうで、これなら商隊を引いている商人も安心だね。
そして、ピーちゃんは再び森に向かって行きました。
巡回治療をしているユキちゃんも順調で、一緒に教会内で昼食を食べました。
シュイン、ぴかー!
「うん、膝は良くなったと思いますよ」
「おお、確かに良くなったな。レオの治療は、相変わらずスゲーな」
午後になると、今度は冒険者が顔を見せるようになりました。
この冒険者は、僕が小さい頃に治療を受けたことがあるそうです。
昨日のようなトラブルもなく、本当に順調に進んで行きました。
そして、夕方になってそろそろ今日の治療を終えようとした時でした。
「あっ、お兄様だ!」
「キュー!」
教会内に、クリスちゃんやソラちゃんが元気よく顔を見せました。
ジェシカさん、シロちゃん、ムギちゃんも後から付いてきました。
すると、丁度治療をしていた冒険者が僕にある質問をしてきました。
「レオ、この嬢ちゃんってもしかして噂になっているレオの婚約者か?」
「そうです、フランソワーズ公爵家のクリスティーヌちゃんです。コバルトブルーレイク直轄領で、毒に冒されていたところを助けたんです」
「おーおー、あのレオの逸話にもなった嬢ちゃんか!」
他の人たちも、僕がコバルトブルーレイク直轄領で助けた貴族令嬢だと聞くと直ぐに分かりました。
うーん、改めて僕の噂の凄さを知ってしまった……
「お兄様は、いつまで治療をするの?」
「あと、三十分くらいかな。クリスちゃんは、ジェシカさんと一緒にシルバ司祭様に挨拶に行った方がいいかも」
「じゃあ、行ってくるね」
シスターさんが、クリスちゃんとジェシカさんを司祭室に案内しました。
そういえば、ジェシカさんは前回セルカーク直轄領に来た時にシルバ司祭様と会ったよね。
そんなことを思っていたら、別のシスターさんが僕にニコリとしながら話しかけてきました。
「【救国の天使様】は、本当にフランソワーズ公爵家のご令嬢の事がお好きなのですね。会った瞬間に、とても良い表情になられましたわ」
シスターさんの話に、特に町のおばちゃんたちがうんうんと頷いていました。
いつも明るいクリスちゃんに会うと、僕もニコリとしちゃうね。
「くそう、レオには既に良い人がいるのか……」
「しかも、とんでもないお嬢様じゃねーかよ……」
「レオは、命を救った王子様なのか。そんなの、絶対フラグを立てたじゃねーか……」
そして、何故か男性冒険者が教会の隅に集まってイジイジといじけていました。
うーん、声をかけちゃいけない雰囲気があるね。
あっ、そうだ。
クリスちゃんたちが、無事にセルカーク直轄領に到着したと連絡しないと。
僕は、治療の合間にささっと通信用魔導具で連絡しました。
「アクアちゃんって言うんだね! 宜しくね」
「キュー!」
そして、クリスちゃんたちはアクアちゃんと無事に挨拶ができました。
みんな仲良くなって、良い感じですね。
僕とアクアちゃんが教会で治療し、ピーちゃんが森や街道の害獣駆除です。
ユキちゃんは、守備隊員と一緒に巡回治療をすることになりました。
予定では、夕方前にソラちゃんが到着します。
それまで、町の人の為に僕たちで頑張りましょう。
シュイン、ぴかー!
「はい、これで腰の痛みは良くなりましたよ」
「レオ君、ありがとうね。本当に凄い魔法使いになったわね」
午前中は、年配の方が比較的多めです。
僕のことを覚えてくれている人もたくさんいて、こうして声をかけてくれます。
中には、僕が小さい頃に盗賊に襲われていたことも知っている人もいました。
色々な事を覚えている人もいるんだね。
すると、まだお昼前なのにピーちゃんが教会にやってきました。
「ピィ」
「えっ、商隊を襲っている盗賊団がいたから、全員電撃で倒した? ピーちゃん、凄いね!」
「ピィ!」
たまたまみたいだけど、盗賊団を一羽で撃破したんだ。
既に守備隊員が向かっているそうで、これなら商隊を引いている商人も安心だね。
そして、ピーちゃんは再び森に向かって行きました。
巡回治療をしているユキちゃんも順調で、一緒に教会内で昼食を食べました。
シュイン、ぴかー!
「うん、膝は良くなったと思いますよ」
「おお、確かに良くなったな。レオの治療は、相変わらずスゲーな」
午後になると、今度は冒険者が顔を見せるようになりました。
この冒険者は、僕が小さい頃に治療を受けたことがあるそうです。
昨日のようなトラブルもなく、本当に順調に進んで行きました。
そして、夕方になってそろそろ今日の治療を終えようとした時でした。
「あっ、お兄様だ!」
「キュー!」
教会内に、クリスちゃんやソラちゃんが元気よく顔を見せました。
ジェシカさん、シロちゃん、ムギちゃんも後から付いてきました。
すると、丁度治療をしていた冒険者が僕にある質問をしてきました。
「レオ、この嬢ちゃんってもしかして噂になっているレオの婚約者か?」
「そうです、フランソワーズ公爵家のクリスティーヌちゃんです。コバルトブルーレイク直轄領で、毒に冒されていたところを助けたんです」
「おーおー、あのレオの逸話にもなった嬢ちゃんか!」
他の人たちも、僕がコバルトブルーレイク直轄領で助けた貴族令嬢だと聞くと直ぐに分かりました。
うーん、改めて僕の噂の凄さを知ってしまった……
「お兄様は、いつまで治療をするの?」
「あと、三十分くらいかな。クリスちゃんは、ジェシカさんと一緒にシルバ司祭様に挨拶に行った方がいいかも」
「じゃあ、行ってくるね」
シスターさんが、クリスちゃんとジェシカさんを司祭室に案内しました。
そういえば、ジェシカさんは前回セルカーク直轄領に来た時にシルバ司祭様と会ったよね。
そんなことを思っていたら、別のシスターさんが僕にニコリとしながら話しかけてきました。
「【救国の天使様】は、本当にフランソワーズ公爵家のご令嬢の事がお好きなのですね。会った瞬間に、とても良い表情になられましたわ」
シスターさんの話に、特に町のおばちゃんたちがうんうんと頷いていました。
いつも明るいクリスちゃんに会うと、僕もニコリとしちゃうね。
「くそう、レオには既に良い人がいるのか……」
「しかも、とんでもないお嬢様じゃねーかよ……」
「レオは、命を救った王子様なのか。そんなの、絶対フラグを立てたじゃねーか……」
そして、何故か男性冒険者が教会の隅に集まってイジイジといじけていました。
うーん、声をかけちゃいけない雰囲気があるね。
あっ、そうだ。
クリスちゃんたちが、無事にセルカーク直轄領に到着したと連絡しないと。
僕は、治療の合間にささっと通信用魔導具で連絡しました。
「アクアちゃんって言うんだね! 宜しくね」
「キュー!」
そして、クリスちゃんたちはアクアちゃんと無事に挨拶ができました。
みんな仲良くなって、良い感じですね。
451
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(197件)
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
婚約破棄をしておけば
あんど もあ
ファンタジー
王太子アントワーヌの婚約者のレアリゼは、アントワーヌに嫌われていた。男を立てぬ女らしくないレアリゼが悪い、と皆に思われて孤立無援なレアリゼ。彼女は報われぬままひたすら国のために働いた……と思われていたが実は……。
世界最弱と呼ばれた少年、気づけば伝説級勇者でした ~追放されたので気ままに旅してたら、全種族の姫たちに囲まれていました~
fuwamofu
ファンタジー
魔力量ゼロの落ちこぼれとして勇者パーティを追放された少年リアン。
絶望の果てに始めた自由な旅の中で、偶然助けた少女たちが次々と彼に惹かれていく。
だが誰も知らない。彼こそが古代勇者の血を継ぎ、世界を滅ぼす運命の「真なる勇者」だということを──。
無自覚最強の少年が、世界を変える奇跡を紡ぐ異世界ファンタジー!
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約
Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。
腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。
地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。
彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。
「死んで、私の影になれ」
彼女は知っていた。
この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。
そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。
これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
私は……何も知らなかった……それだけなのに……
#Daki-Makura
ファンタジー
第2王子が獣人の婚約者へ婚約破棄を叩きつけた。
しかし、彼女の婚約者は、4歳年下の弟だった。
そう。第2王子は……何も知らなかった……知ろうとしなかっただけだった……
※ゆるい設定です。ゆるく読んでください。
※AI校正を使わせてもらっています。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
すみません674話で誤字を見つけました。
レオがアレクになっています。
すみません540話で誤字を見つけました。
レオがナオになっています
すみません470話の誤字があります。
陛下がレオをナオと言っています