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第九章 久々のセルカーク直轄領
第五百九十七話 涙ながらの再会
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いよいよ旅も十二日目です。
何も問題無ければ、お昼前にセルカーク直轄領に到着します。
なので、僕も宮廷魔導師の服をキチンと着ます。
髪の毛もセットしてもらい、準備万端です。
ユキちゃんたちも、綺麗にしてもらいます。
兵も目的地に着くのもあってか、いつも以上に身だしなみに気をつけていました。
でも、セルカーク直轄領に着くまでは街道の両側は森だから、本当に気をつけないといけません。
シロちゃんたちが頑張ると言っているので、僕たちに危険はなさそうですけどね。
では、いよいよ出発です。
「あれ? 前から多くの騎馬隊がやってきたよ」
そして、セルカーク直轄領まであと三十分くらいのところで、何故か町の方からたくさんの騎馬隊がやってきました。
部隊長さんが相手方と話をしていたけど、馬車の窓から見ると僕も知っている人がいました。
僕は、思わず馬車から飛び出して駆け寄りました。
「セレンお姉さん! ナナリーお姉さん! カエラお姉さん!」
「「「レオ君!」」」
大人っぽくなった三人のお姉さんに、僕は勢いよく抱きつきました。
三人のお姉さんも、僕のことをギュッと抱きしめてくれました。
「うぅ、会いたかったよ……」
「私たちも、レオ君に会いたかったわ」
「あの小さかったレオ君が、こんなにも大きくなるなんて」
「すっかり大きくなったわね」
僕はセレンお姉さんに抱きついたままずっと泣いちゃったけど、その間三人のお姉さんは僕を抱きしめてくれたり頭を撫でてくれました。
こうして僕は涙が止まらなかったけど、暫くしてようやく気持ちも落ち着きました。
「ご、ごめんなさい。ずっと抱きついちゃって……」
「いいのよ。ふふ、そういえば前にもこんなことがあったわね」
そういえば、セルカーク直轄領の守備隊に保護された時も、家族のこととかを話したらセレンお姉さんに抱きついて泣いちゃったよね。
ちょっと恥ずかしくなって顔が赤くなっちゃったけど、セレンお姉さんは問題ないって言ってくれました。
すると、守備隊に新しい人が入っているのに気が付きました。
「あっ、マヤさん、セラさんです! 守備隊に入れたんですね」
「レオ君、私たちのことを覚えてくれたのね。とても嬉しいわ」
「二年前に守備隊に入ったのよ。レオ君が頑張っているから、私たちも負けないように頑張ったのよ」
マヤさんとセラさんも、別れた時から背が伸びていました。
スラッとしたスタイルの良さが目を引く、とっても美人さんになっていました。
きっと、二人とも物凄く強くなったんだね。
他にも、もしゃもしゃの髪の人は相変わらず髪がもしゃもしゃだったし、スキンヘッドの人もスキンヘッドのままだった。
「あれ? 守備隊長さんは?」
「隊長は、セルカークの町でレオ君たちの到着を待っているわ」
そっか、セラさんが教えてくれたけど守備隊長さんは町を守らないといけないもんね。
守備隊の全員が、僕の迎えに来たら大変です。
あっ、そうだ。
守備隊の人に、ジェシカさんたちを紹介しないと。
ちょうど、僕の後ろに集まって来ていますね。
「皆さんに紹介します。とってもお世話になっているジェシカさん、スライムのシロちゃん、コボルトのユキちゃん、サンダーホークのピーちゃん、モリヤマネコのムギちゃんです」
「おーおー、こりゃ美人の侍従がいるな。レオはいいご身分になったもんだ」
「なんたって、宮廷魔導師な上に男爵様だもんな。あの小さな魔法使いが、本物の魔導師になったもんな」
もしゃもしゃの人とスキンヘッドの人がニコニコしながら僕の頭を撫でていたけど、そういえば昔は小さな魔法使いっていう二つ名だったもんね。
最近だと、ずっと黒髪の天使様って言われていて、黒髪の魔術師とは言われなくなったよね。
そして、ちょっと気になったことがあります。
「あの、何でオープンタイプの馬車があるんですか?」
「そりゃ、レオが来たと町の人に知らせるために決まっているだろうが」
「もう、たくさん人が集まっているぞ。そら、乗った乗った」
僕は、スキンヘッドの人に脇を抱えられてオープンタイプの馬車に乗せられちゃいました。
もう、何が何だか分からないですよ。
あっ、そうだ。
ジェシカさんやシロちゃんたちも一緒に……
バタン。
馬車の方を振り返った瞬間、ジェシカさんとシロちゃんたちが馬車に乗り込んでドアを閉めていました。
絶対にオープンタイプの馬車には乗らないという、断固たる決意を感じました。
いや、僕だってこんな馬車に乗るとは思っていないんですけど。
「それでは、これから宮廷魔導師ポラリス男爵様の護衛を開始する。町をパレードして、代官邸に向かう」
「「「はっ」」」
えっ、パレード?!
もしゃもしゃの人がセレンお姉さんたちに指示をしているけど、とんでもないキーワードが聞こえて来たよ。
あわわ、とんでもないことになってきちゃった。
わたわたしている間に、馬車が発車しちゃいました。
取り敢えずセレンお姉さんたちに会えたこととか、オープンタイプの馬車に乗ってパレードすることになったと通信用魔導具で報告したら、お世話になったお姉さんに会えてよかったねとの返信の他に、パレードくらい当然だろうという返信も多数ありました。
僕はセルカーク直轄領にとって恩人なのだから、パレードしても何も不思議ではないと陛下が返信してきました。
うん、誰もパレードはおかしいとは言ってくれませんでした。
何も問題無ければ、お昼前にセルカーク直轄領に到着します。
なので、僕も宮廷魔導師の服をキチンと着ます。
髪の毛もセットしてもらい、準備万端です。
ユキちゃんたちも、綺麗にしてもらいます。
兵も目的地に着くのもあってか、いつも以上に身だしなみに気をつけていました。
でも、セルカーク直轄領に着くまでは街道の両側は森だから、本当に気をつけないといけません。
シロちゃんたちが頑張ると言っているので、僕たちに危険はなさそうですけどね。
では、いよいよ出発です。
「あれ? 前から多くの騎馬隊がやってきたよ」
そして、セルカーク直轄領まであと三十分くらいのところで、何故か町の方からたくさんの騎馬隊がやってきました。
部隊長さんが相手方と話をしていたけど、馬車の窓から見ると僕も知っている人がいました。
僕は、思わず馬車から飛び出して駆け寄りました。
「セレンお姉さん! ナナリーお姉さん! カエラお姉さん!」
「「「レオ君!」」」
大人っぽくなった三人のお姉さんに、僕は勢いよく抱きつきました。
三人のお姉さんも、僕のことをギュッと抱きしめてくれました。
「うぅ、会いたかったよ……」
「私たちも、レオ君に会いたかったわ」
「あの小さかったレオ君が、こんなにも大きくなるなんて」
「すっかり大きくなったわね」
僕はセレンお姉さんに抱きついたままずっと泣いちゃったけど、その間三人のお姉さんは僕を抱きしめてくれたり頭を撫でてくれました。
こうして僕は涙が止まらなかったけど、暫くしてようやく気持ちも落ち着きました。
「ご、ごめんなさい。ずっと抱きついちゃって……」
「いいのよ。ふふ、そういえば前にもこんなことがあったわね」
そういえば、セルカーク直轄領の守備隊に保護された時も、家族のこととかを話したらセレンお姉さんに抱きついて泣いちゃったよね。
ちょっと恥ずかしくなって顔が赤くなっちゃったけど、セレンお姉さんは問題ないって言ってくれました。
すると、守備隊に新しい人が入っているのに気が付きました。
「あっ、マヤさん、セラさんです! 守備隊に入れたんですね」
「レオ君、私たちのことを覚えてくれたのね。とても嬉しいわ」
「二年前に守備隊に入ったのよ。レオ君が頑張っているから、私たちも負けないように頑張ったのよ」
マヤさんとセラさんも、別れた時から背が伸びていました。
スラッとしたスタイルの良さが目を引く、とっても美人さんになっていました。
きっと、二人とも物凄く強くなったんだね。
他にも、もしゃもしゃの髪の人は相変わらず髪がもしゃもしゃだったし、スキンヘッドの人もスキンヘッドのままだった。
「あれ? 守備隊長さんは?」
「隊長は、セルカークの町でレオ君たちの到着を待っているわ」
そっか、セラさんが教えてくれたけど守備隊長さんは町を守らないといけないもんね。
守備隊の全員が、僕の迎えに来たら大変です。
あっ、そうだ。
守備隊の人に、ジェシカさんたちを紹介しないと。
ちょうど、僕の後ろに集まって来ていますね。
「皆さんに紹介します。とってもお世話になっているジェシカさん、スライムのシロちゃん、コボルトのユキちゃん、サンダーホークのピーちゃん、モリヤマネコのムギちゃんです」
「おーおー、こりゃ美人の侍従がいるな。レオはいいご身分になったもんだ」
「なんたって、宮廷魔導師な上に男爵様だもんな。あの小さな魔法使いが、本物の魔導師になったもんな」
もしゃもしゃの人とスキンヘッドの人がニコニコしながら僕の頭を撫でていたけど、そういえば昔は小さな魔法使いっていう二つ名だったもんね。
最近だと、ずっと黒髪の天使様って言われていて、黒髪の魔術師とは言われなくなったよね。
そして、ちょっと気になったことがあります。
「あの、何でオープンタイプの馬車があるんですか?」
「そりゃ、レオが来たと町の人に知らせるために決まっているだろうが」
「もう、たくさん人が集まっているぞ。そら、乗った乗った」
僕は、スキンヘッドの人に脇を抱えられてオープンタイプの馬車に乗せられちゃいました。
もう、何が何だか分からないですよ。
あっ、そうだ。
ジェシカさんやシロちゃんたちも一緒に……
バタン。
馬車の方を振り返った瞬間、ジェシカさんとシロちゃんたちが馬車に乗り込んでドアを閉めていました。
絶対にオープンタイプの馬車には乗らないという、断固たる決意を感じました。
いや、僕だってこんな馬車に乗るとは思っていないんですけど。
「それでは、これから宮廷魔導師ポラリス男爵様の護衛を開始する。町をパレードして、代官邸に向かう」
「「「はっ」」」
えっ、パレード?!
もしゃもしゃの人がセレンお姉さんたちに指示をしているけど、とんでもないキーワードが聞こえて来たよ。
あわわ、とんでもないことになってきちゃった。
わたわたしている間に、馬車が発車しちゃいました。
取り敢えずセレンお姉さんたちに会えたこととか、オープンタイプの馬車に乗ってパレードすることになったと通信用魔導具で報告したら、お世話になったお姉さんに会えてよかったねとの返信の他に、パレードくらい当然だろうという返信も多数ありました。
僕はセルカーク直轄領にとって恩人なのだから、パレードしても何も不思議ではないと陛下が返信してきました。
うん、誰もパレードはおかしいとは言ってくれませんでした。
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