小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十一章 冒険者学校

第六百八十話 いよいよ冒険者学校入学式です

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 いよいよ、冒険者学校の入学式の日になりました。
 僕は、朝食を食べたら冒険者服に着替えて準備をしました。

「シロちゃんたちも、とっても楽しみにしているんだね」

 僕のお友達も一緒に入学式に参加するけど、みんなどきどきわくわくしていました。
 ユキちゃんとピーちゃん、それにムギちゃんとソラちゃんは、綺麗なバンダナをジェシカさんに身に着けて貰っていました。
 僕も、準備完了です。

「お兄さま、いってらっしゃーい!」
「いってらっしゃーい!」
「気をつけて行ってくるのよ」

 クリスちゃん、マヤちゃん、ターニャさんに見送られながら、僕たちを乗せた馬車は出発しました。
 そして、程なくして王都冒険者ギルドに到着しました。
 今日は、冒険者ギルドの二階にある大きな部屋で入学式を行うそうです。
 ジェシカさんも、後ろに並ぶのなら大丈夫ってことでシロちゃんたちと一緒に向かいました。

「はい、レオ君はここに座ってね」

 受付のお姉さんが僕の座る場所を指示してくれたけど、僕は一番小さいから一番前の真ん中に座ります。
 すると、僕のことを知っている人が声をかけてくれました。

「よお、レオ」
「レオ君、おはよう。可愛い冒険者服を着ているのね」

 最初に声をかけてくれたのは、ゴーリキーさんとセリーナさんでした。
 二人とも、とってもカッコいい冒険者服を着ていますね。
 そして、もう二人僕に声をかけてくれました。

「おはよう、レオ君」
「おはようございますわ」

 トールさんとミユさんも僕に声をかけてくれたけど、二人とも騎士服みたいなカッコいい冒険者服を着ています。
 四人とも剣士なので、剣を身に着けていますね。
 すると、トールさんとミユさんがあることを僕に話してきました。

「そういえば父上から話を聞いたけど、レオ君は初級官僚試験にも無事合格したんだってね」
「流石はレオ君ですわ。その年で、官僚試験を受験することだけでも凄いことですのよ」

 トールさんとミユさんのお父さんは軍人貴族なので、僕のこともよく知っているそうです。
 それに、試験結果は普通に公表されているし、貴族なら知っているはずだよね。

「まあ、馬鹿では冒険者学校の試験にも受からないだろう。結局、騒いでいた奴は駄目だったみたいだな」
「軍の採用試験も不合格だし、初級官僚試験もカンニングでつかまったんでしょう? 冒険者の間でも、稀に見る馬鹿って噂になっていたよ」

 ゴーリキーさんとセリーナさんが例のフーバー男爵家の三男の話をしていたけど、特にカンニングしていた件はかなり町の人にも広まっているそうです。
 というのも、初級官僚試験を受けた人には町の人もたくさんいたし、フーバー男爵家の三男がカンニングで連行されたのを多くの人が見ています。
 更に、大教会でもフーバー男爵夫妻が教皇猊下にたてついたという大暴挙に出たので、町の人はいわゆる自分勝手なことをする貴族に対してかなり心情がよくないそうです。
 自分勝手なことをする貴族は他の貴族からも嫌われているし、どうしようもない気がするよ。

「まあ、俺たちは勉強するだけだ。特にレオはまだ小さいし、勉強することはたくさんあるはずだ」
「ふふ、そうね。多くの人と接して、色々なことを吸収しないとね」

 ゴーリキーさんとセリーナさんがニコリとしながら僕の頭をポンポンとしていたけど、僕はまだまだ勉強することがたくさんあるもんね。
 思わず、ふんすって気合を入れちゃいました。
 ちなみにちょこっとだけ後ろにいるジェシカさんたちの方をみたけど、僕が色々な人とお喋りしているのをシロちゃんたちが羨ましそうに見ていました。
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