小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十一章 冒険者学校

第七百十三話 軍の施設で押収品の精査開始

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 軍の基地に戻ったら、さっそく押収品の精査を行います。
 勿論、交代で捜索を行った犯罪組織の拠点の警備も行います。
 もしかしたら、たまたま外にいた犯罪組織の構成員が戻って来るかもしれないもんね。
 因みに、犯罪組織の構成員は全員牢屋に入れていて、起きた人から順に取り調べを行う予定です。

「しかし、レオ君の魔法はとんでもない威力だね。これだけの人数を、一気に眠らせるのだからね」

 軍の施設にはナンシー侯爵とシロちゃん達も別の犯罪組織の拠点から帰ってきていて、僕達の対応を聞いてちょっと呆れていました。
 とはいえシロちゃん達も大立ち回りをしたらしく、拠点に潜入して身体能力強化魔法を使って一瞬で犯罪組織の構成員を全員倒したそうです。
 拘束してからシロちゃんとソラちゃんが適度に治療をしたみたいだけど、最近のシロちゃん達もとんでもなく強くなっていますね。
 そして程なくしてブラウニー伯爵が率いる部隊も軍の施設に戻ってきたけど、こちらも歯向かってきた犯罪組織の構成員をボコボコにして拘束したそうです。
 ブラウニー伯爵は適度にポーションを使ったから治療はいらないと言っているけど、きっと捕まった犯罪組織の構成員も結構な怪我をしているかも。
 そう思うと、僕の率いた部隊が一番平和な拠点の制圧だったのかもしれません。
 ついでなので、各部隊で押収した物の分析を僕とムギちゃんで纏めて行うことにしました。

 シュイン、もわーん。

「ミー」
「うーん、例の七家とのやり取りを示す書類で、間違いなく七家から出されたものですね。しかも、大教会や軍の施設、王城も襲撃対象になっています」
「こいつを見ると、まだまだ犯罪組織がいそうだな。午後から、もう一回拠点の在処を突き止めて制圧しないとならないな」

 書類を手にして難しい表情をしているブラウニー伯爵だけでなく、ナンシー侯爵も押収された武器などを苦々しく見ていました。
 直ぐに空きの牢屋などの調整に入り、更にピーちゃんと怪我をした兵の治療から戻ってきたシロちゃんとソラちゃんが、押収物から得た情報を元に再び偵察に向かいました。
 フランソワーズ公爵家を襲うという情報もあったので、僕の友達はみんな犯罪組織や捕まった七家の貴族に対して凄く怒っていました。
 その為、今回は徹底的に犯罪組織をやっつけようとみんな気合を入れていました。
 こうして僕とムギちゃんが押収物の確認を進めている間に、シロちゃん達が新たに三つの犯罪組織の拠点を見つけたそうです。
 その他にも、今回の件とは関係ない二つの犯罪組織の拠点も見つけたそうなので、ついでに制圧することにしました。
 先ずはお腹をいっぱいにしないといけないので、軍の食堂にみんなで向かいました。

「「「ハグハグハグ」」」

 シロちゃん達は、いっぱい動いたのもあってかいつもよりもたくさん昼食を食べていました。
 まるで、もりもり食べているって表現が相応しい程ですね。

「レオも、いっぱい食べないと大きくならないぞ」
「友達に負けないように食べないとな」

 僕ももしゃもしゃとサラダを口にしていたら、ブラウニー伯爵とナンシー侯爵が僕のことを少しからかってきました。
 僕だって、昔に比べればいっぱい食べられるようになったんだもんね。
 普通サイズの定食なら、何とか完食できるようになりました。
 流石に、まだ大盛りを完食するのは難しいけどね。
 こうして昼食を食べて元気いっぱいになったら、少し休憩してさっそく午後の作業を始めます。
 またまた、僕、ブラウニー伯爵、ナンシー侯爵の部隊に別れて行動することになりました。
 メンバーも午前中と一緒なのだけど、僕と一緒だと分かった兵は明らかに安心した表情をしていました。
 ブラウニー伯爵、ナンシー侯爵の部隊は実戦があったみたいだし、僕の部隊だと安全だと思ったのかもしれません。
 でも、危険な魔導具が隠されているかもしれないので、その点は要注意ですね。
 シロちゃん達が行った偵察情報も通信用魔導具に入力したし、いざ出発です。
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