小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十一章 冒険者学校

第七百六十三話 謁見の日になりました

 翌日は謁見なので、僕も朝からキチンとした服に着替えます。
 マヤちゃんもゼノバース子爵家当主として謁見に参加するので、綺麗なドレスに着替えています。
 そして謁見後に軍の施設で治療を行うので、クリスちゃんも綺麗なドレスを着て準備を行います。
 準備が整ったら、馬車に乗って王城に向かいます。
 今日は、ジェシカさんも一緒についていくことになりました。
 最初にグレッグちゃんのところに行って、一緒にルーちゃんのところに向かいました。

「あうあう」
「「「こっちみたー!」」」

 三人は、早速ルーちゃんが寝ているベビーベッドに向かいます。
 ジーっとルーちゃんが三人を見ているようで、もう三人とも笑顔が止まりません。
 一週間で、こんなにも反応が出るようになるんですね。

「シロちゃん、色々ありがとうね」

 僕はベビーベッドにちょこんと乗っているシロちゃんに声をかけたけど、ルーちゃんがすくすくと育ったのはシロちゃんの存在が大きいですね。
 これからは、日中王城に通う様になるらしく、その際はソラちゃんかピーちゃんと一緒に来るそうです。
 ユキちゃんも毎日赤ちゃんを眺めていて、もう可愛くて仕方ないみたいですね。
 ユキちゃんの護衛任務も今日で終わりの予定で、明日からは近衛騎士がグレッグちゃんの護衛につきます。
 ピーちゃんとソラちゃんの空からの巡回は、もう少し続く事になりました。
 というのも、今日の謁見を受けて何かあるかもしれないからです。
 同様の理由で、ムギちゃんの贈り物確認も続きます。
 今日の謁見で贈り物に関する話が出てくるので、どんな贈り物を送ってきたのか確認が続くからです。
 特にムギちゃんに関しては一ヶ月はいて欲しいらしいので、当分は王城勤務が続きそうです。

「僕はもう直ぐ冒険者学校が再開しますけど、みんなはソラちゃんやピーちゃんに乗れば王城に来れます。もしくは、ギルバートさんと一緒に馬車に乗っていくかになりますね」
「レオ君のお友達は、自分で行動できるのはありがたいわ。これだけのことをしてくれるのだから、普通なら王家から迎えを寄越さないといけないわ」

 僕は王妃様と色々と話をするけど、それだけ僕のお友達が行なっていることは凄いんだって。
 王家専属侍従ともシロちゃんたちは仲良しだし、近衛騎士とも顔見知りです。
 それに、グレッグちゃんが寂しくないようにしてくれるのも良い事だそうです。

「グレッグも、レオ君がいてくれて本当に良かったと思っているわ。淋しくないように常に側にいてくれるし、陛下もとても助かったと言ってくれたわ」

 僕も勉強をしながらグレッグちゃんの側にいたけど、クリスちゃんやマヤちゃんみたいな年齢の近い人がいたのも大きいかもね。
 僕の目から見ても、グレッグちゃんは本当に大きく成長したと思うよ。
 当のグレッグちゃんは、やっぱりお母さん大好きなのでたまに抱っこしてもらっているけどね。

「さあ、そろそろ謁見の時間よ。ルーカスのことはヒルダ様が見てくれるけど、クリスちゃんもルーカスのことをみてあげてね」
「頑張ります」

 王妃様も謁見に参加するみたいだけど、出産後なのでグレッグちゃんと共に短時間だけいて直ぐに戻るそうです。
 それでも、元気な王妃様の姿をみるだけで多くの貴族も安心するよね。
 ユキちゃんもルーちゃんの側にいるし、シロちゃんがいればゴブリンキングやオークキングが現れても簡単に倒せます。
 そろそろ謁見の時間なので、僕とマヤちゃんも王妃様とグレッグちゃんと一緒に移動します。

「クリスちゃんもユキちゃんも、ルーちゃんをよろしくね」
「お兄様、頑張ります」
「アオン!」

 クリスちゃんとユキちゃんがふんすってやる気をみせると、僕だけじゃなく王妃様もニコリとしちゃいました。
 いいタイミングでヒルダさんもやってきたし、これでルーちゃんの安全もバッチリですね。
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