4 / 5
負けない少女
しおりを挟む赤髪で赤い目をしてらっしゃる可愛い少女が制服を着て私に話しかけられました。
「どうしましたか?私に何か御用がありますでしょうか?」
「あ、あのっ!」
「はい」
「えーと、、、いきなり不躾な質問失礼いたします」
「私で答えられることがあれば何でも仰って下さい」
「では、す、好きな人はいらっしゃいますか?」
「えぇ、私は王女様をお慕いしております」
「そ、そうですか。そうですよね。わかってました。それでしたらアレス様の好きな食べ物を教えて下さい」
「私ですか?私はハンバーグが好きですね。デミグラスソースをかけて食べると口の中で肉汁が広がり、デミグラスソースがより良いアクセントで凄く美味しいです」
「ハンバーグが好きなのですね!私も大好きなんです!よ、良かったら私がお作りしますが、ご迷惑でしょうか?」
「良いのですか!是非いただきたいです!」
「アレス様...。私頑張ります!」
「楽しみにしてます」
「えぇ。アレス様期待しておいてください」
き、緊張しました。アレス様が目の前に居るとつい思ったことを口走ってしまいますわ。まさかす、好きな人を私が聞くなんて思ってもみなかったわ。あぁ、アレスはやはり王女様がお好きなのですね...。絶世の美少女とまで言われる王女様ですもの、私なんか、私なんか、、、いえいえ弱気になってはダメですわ!先程セーリアから背中を押してくださいましたもの私負けるわけにはいきません!絶対アレス様を振り向かせて見せるんですから!それにアレス様は優しかったです。ハンバーグを私がお作りしますと言ったらあんな輝いた目で快く承諾してくださるもの。嬉しすぎます。
アレス様は整ったお顔、純粋な目、綺麗な鼻全てが美しいですわ。
胸が昂っておかしくなりそう。
俄然やる気が出ましたわ!リリカ頑張ります!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる