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美雪と早紀
13 遠藤スミレ2
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ある日、総司さんが慌てて私に言いました。娘さんが事件に巻き込まれたみたいだと……。
総司さんは、それまであまり家に帰らず、仕事以外は、私につきっきりでした。娘さんは完全にホッタラカシ状態だったのです。
娘さんは地元の岐阜県で一人暮らしをしていて、大学生とのこと。総司さんの奥さんは、すでに亡くなっていたのでした。
私、そんな娘さんのお父さんを、盗っちゃっていた・・・。
悪い事したな…。
こんなままじゃ、ダメよね…。
私は、一人だけになった部屋の掃除をしてみました。
それまで、私は掃除もしていなかった・・・。
総司さんの寝室の隅に積んであった雑誌…。その中に「高橋舞衣」の名前のある三冊を見つけました。
最初の一冊を読んでみると、酷い書かれ様。舞衣さん可哀想…。
次のは、かなり好意的内容。でも、第四夫人まで居るって…。舞衣さん、大丈夫なのかな…。
最後のは、もう、舞衣さんは神様扱い。やっぱり、凄いや…。
発行年を見てみると、三年前。私が引き籠りに入ったころ。
今は、どうなっているんだろう? でも、私は舞衣さんには、合わせる顔が無い・・・。
総司さんは、翌日に帰ってきました。もっとゆっくりしてきてもよかったのに…。
娘さんは大丈夫だったみたいです。仲の良い友達もいて、良くしてもらっているとのこと。
そして、総司さんは、綺麗になった部屋を見て驚いていました。
掃除したことを、喜んでくれたみたいです。
もっと、総司さんを喜ばせたい……。
私は、毎日掃除をするようになりました。徐々に、食事の用意も…。
すると、総司さんは、更に喜んでくれました。
私も嬉しい! もっと喜ばせたい!
食事準備のために、買い物にも出るようになりました。
そんな風になってある日、買い物の際、年配の奥様に声を掛けられました。時々、顔を合わす人で、私が元アイドルだということは、知らないみたいです。
その人、私のことを、「若奥様」だって…。
「御主人は幸せね」ですって…。
御主人…。総司さんが?
私が「若奥様」?
・・・。
それ、良い…。
そうなりたい・・・。
彼は奥さんを亡くしている。つまり、今はフリー。だから不倫でも何でもない。
彼なら、私の、この変な体も受け入れてくれるはず。
私、彼の奥さんになりたい!!
その晩、私は彼が寝ているベッドへ潜り込みました。
彼は驚き、大いに戸惑っていました。
それは、そうでしょう。私、彼の娘さんと同年代ですから…。
でも、彼は受け入れてくれました。
一つ、少しだけ…。ほんの少しだけ残念だったのは、彼、生でしてくれなかったこと。
私、彼の子なら妊娠しても良い。というか、彼の赤ちゃんを産みたい!
この体で、産めるかどうか、分からないけど・・・。
それから、毎日、私と彼は肉体関係を持ちました。
でも、彼は、必ず避妊します。
やっぱり、娘さんと同年代の妻って…。駄目よね・・・。
半年くらいして…。
掃除の時、私はゴミ箱から、薬の袋を見つけました。
彼の物です。中には、薬がそのまま入っています。飲まずに捨てたの?
それに…「癌センター」って、どういうこと?
その晩、彼を問い詰めました。
彼は癌に侵されていました。もう手術しても難しい段階って、何それ!
そんな段階だったら、痛くて堪らないんじゃないの?
判明したのは、約半年前って、私の体を受け入れてくれた頃…。
だから、彼、必ず避妊していたんだ。
彼も、伯母と同じように癌で死んでしまう・・・。
私はショックで、声も出ません。
でも、彼が言うには、私とセックスするようになって、進行が止まったようだって…。
それまであった痛みも無くなり、薬を飲む必要も無くなったから捨てた?
薬は、痛み止めでした。
飲んで治る薬じゃない。だから、必要無いから捨てた?
…どういうこと? 私とセックスすれば、治るの?
そんな事、あるはず無いじゃない!
何バカなこと言っているの!!
でも、彼を失いたくない…。
本当にそんなことで治るのなら、一日中でもしてあげる!
その晩、私たちは激しく交わりました。
それまでは、普通に男と女の交わり…。彼が私に挿入して…という。
でも、その日は、彼はじっくりと私のアレを愛撫し、口にしっかり咥えて・・・。
今までは、先の方を舐めるだけだったのに・・・。
そして、私もビックリ!
私のアレから、男の人のような液体が出るなんて…。
こんなの、産まれて初めての体験です。
彼は、私が彼の口に放出したその液体を、ゴクッと飲み干しました。
美味しいなんて…、嘘よ~。
でも、すぐに彼が言葉を続けました。
「なんだあ、熱い・・・。君の体液が、腹にしみこんでいくような感覚だ」
彼は目を瞑り、気分良さそうな顔をして、暫く動きを止めました。
私は、そんな彼を見守ります。
「ねえ、ホントに? あんな変なモノ飲んで、気持ち悪くないの?」
「いや、その逆だ。凄く気持ち良い! もしかして、これか?
今までは、少し舐めてただけだったけど、今日は飲み込んだ。これで、俺の癌が治っている?」
「そんな馬鹿な・・・。でも、そんなんで治るのなら、もっと飲んで!」
再度彼に咥えてもらって、私も頑張って放出、またゴックンしてもらいました。
やっぱり、飲むと気分が良くなる気がするそうです。
それから、彼には毎日二回ずつ、私の体液を飲んでもらいました。
三回以上が無いのは、私が二回までしか続けて出せなかったからですが…。
二週間後。
彼に付き添って病院へ行きました。定期検査です。彼はそれまで、一人で行っていたのです。私がずっと引きこもって、自分のことも、まともに出来ない状態だったから…。
本当に、ごめんなさい・・・。
検査を終え、彼と一緒に、お医者様の前へ。
奇跡が起きました。
彼の癌が全て消えていたのです!
お医者様も、奇跡としか他に言いようがないと…。
間違いじゃないかと、何度も確認したが、間違いじゃないと……。
その晩は、いつものようなゴックンは一回だけ。続いて、彼は初めて、生でしてくれました。彼の精液が、私のお腹の中へ染み込む・・・。嬉しい!
少し休んだ後は、恥ずかしそうにリクエストする彼に答えて、彼のアナルへ私のモノを…。彼の要望だったら、何でも叶えてアゲマス!
次の日からも、毎日、同じような感じ…。
一年後、私は、体の異変を感じました。ちょっと気持ち悪い。それに、生理がこない…。もしかして・・・。
私は妊娠していました。
彼の赤ちゃんを授かったのです!
彼に話すと、喜んでくれました。そして、私と正式に結婚したいと言ってくれました。
とっても、嬉しい!!
ただ、娘さんに話さないと…。
私は、彼の娘さんと同年代。いや、よく聴くと、同い年…。自分と同年齢の母親なんて、受け入れてくれるかな…。
それに、私は普通の体じゃない…。普通の分娩が出来るかどうかも、分からない…。
彼は、私が襲われた時に力になってくれた、親友の探偵さんに相談してくれたようです。
そういったことに最適の研究所があるということで、紹介してもらうことが出来ました。
研究所の場所は、岐阜県。
彼の実家も岐阜県。
娘さんとの顔合わせも兼ね、紹介された研究所へ行くことになりました。
そして、岐阜県と言えば…。舞衣さんです。
ずっと、気にかかっていた・・・。許してもらえないかもしれませんが、舞衣さんに、一言謝りたい。
舞衣さんが引退するきっかけになった事件。その下剤の入ったジュースを運んだのは私。
もちろん、私はそんなことは知らなかった。単に運ばされただけ。
だけど・・・。
舞衣さんは怒ってるだろうな・・・。
彼が娘さんと連絡を取り、研究所の方も予約を入れてくれました。
驚くことに、娘さんが指定した場所は、舞衣さんの神社のすぐ近く。そして、研究所も比較的近くにあるとのこと。三つの用事が一緒に済んでしまいます。
一番の難題は娘さん。きっと、猛烈に反発される…。
でも、彼の話では、娘さんは物分かりの良い人みたい。それに、娘さんも自分の結婚の許可を貰いたがっているとのこと。それも、詳しいことは分かりませんが、ちょっと複雑な関係のよう…。だから、互いに許すという形で収まるんじゃないかと…。
更には、私はもう妊娠している…。反対も何もなく、彼がその責任を負って結婚するってことで大丈夫だって…。
そんな、それじゃあ、彼が悪者になっちゃう!
体の関係は、私の方から求めたのに!
総司さんは、それまであまり家に帰らず、仕事以外は、私につきっきりでした。娘さんは完全にホッタラカシ状態だったのです。
娘さんは地元の岐阜県で一人暮らしをしていて、大学生とのこと。総司さんの奥さんは、すでに亡くなっていたのでした。
私、そんな娘さんのお父さんを、盗っちゃっていた・・・。
悪い事したな…。
こんなままじゃ、ダメよね…。
私は、一人だけになった部屋の掃除をしてみました。
それまで、私は掃除もしていなかった・・・。
総司さんの寝室の隅に積んであった雑誌…。その中に「高橋舞衣」の名前のある三冊を見つけました。
最初の一冊を読んでみると、酷い書かれ様。舞衣さん可哀想…。
次のは、かなり好意的内容。でも、第四夫人まで居るって…。舞衣さん、大丈夫なのかな…。
最後のは、もう、舞衣さんは神様扱い。やっぱり、凄いや…。
発行年を見てみると、三年前。私が引き籠りに入ったころ。
今は、どうなっているんだろう? でも、私は舞衣さんには、合わせる顔が無い・・・。
総司さんは、翌日に帰ってきました。もっとゆっくりしてきてもよかったのに…。
娘さんは大丈夫だったみたいです。仲の良い友達もいて、良くしてもらっているとのこと。
そして、総司さんは、綺麗になった部屋を見て驚いていました。
掃除したことを、喜んでくれたみたいです。
もっと、総司さんを喜ばせたい……。
私は、毎日掃除をするようになりました。徐々に、食事の用意も…。
すると、総司さんは、更に喜んでくれました。
私も嬉しい! もっと喜ばせたい!
食事準備のために、買い物にも出るようになりました。
そんな風になってある日、買い物の際、年配の奥様に声を掛けられました。時々、顔を合わす人で、私が元アイドルだということは、知らないみたいです。
その人、私のことを、「若奥様」だって…。
「御主人は幸せね」ですって…。
御主人…。総司さんが?
私が「若奥様」?
・・・。
それ、良い…。
そうなりたい・・・。
彼は奥さんを亡くしている。つまり、今はフリー。だから不倫でも何でもない。
彼なら、私の、この変な体も受け入れてくれるはず。
私、彼の奥さんになりたい!!
その晩、私は彼が寝ているベッドへ潜り込みました。
彼は驚き、大いに戸惑っていました。
それは、そうでしょう。私、彼の娘さんと同年代ですから…。
でも、彼は受け入れてくれました。
一つ、少しだけ…。ほんの少しだけ残念だったのは、彼、生でしてくれなかったこと。
私、彼の子なら妊娠しても良い。というか、彼の赤ちゃんを産みたい!
この体で、産めるかどうか、分からないけど・・・。
それから、毎日、私と彼は肉体関係を持ちました。
でも、彼は、必ず避妊します。
やっぱり、娘さんと同年代の妻って…。駄目よね・・・。
半年くらいして…。
掃除の時、私はゴミ箱から、薬の袋を見つけました。
彼の物です。中には、薬がそのまま入っています。飲まずに捨てたの?
それに…「癌センター」って、どういうこと?
その晩、彼を問い詰めました。
彼は癌に侵されていました。もう手術しても難しい段階って、何それ!
そんな段階だったら、痛くて堪らないんじゃないの?
判明したのは、約半年前って、私の体を受け入れてくれた頃…。
だから、彼、必ず避妊していたんだ。
彼も、伯母と同じように癌で死んでしまう・・・。
私はショックで、声も出ません。
でも、彼が言うには、私とセックスするようになって、進行が止まったようだって…。
それまであった痛みも無くなり、薬を飲む必要も無くなったから捨てた?
薬は、痛み止めでした。
飲んで治る薬じゃない。だから、必要無いから捨てた?
…どういうこと? 私とセックスすれば、治るの?
そんな事、あるはず無いじゃない!
何バカなこと言っているの!!
でも、彼を失いたくない…。
本当にそんなことで治るのなら、一日中でもしてあげる!
その晩、私たちは激しく交わりました。
それまでは、普通に男と女の交わり…。彼が私に挿入して…という。
でも、その日は、彼はじっくりと私のアレを愛撫し、口にしっかり咥えて・・・。
今までは、先の方を舐めるだけだったのに・・・。
そして、私もビックリ!
私のアレから、男の人のような液体が出るなんて…。
こんなの、産まれて初めての体験です。
彼は、私が彼の口に放出したその液体を、ゴクッと飲み干しました。
美味しいなんて…、嘘よ~。
でも、すぐに彼が言葉を続けました。
「なんだあ、熱い・・・。君の体液が、腹にしみこんでいくような感覚だ」
彼は目を瞑り、気分良さそうな顔をして、暫く動きを止めました。
私は、そんな彼を見守ります。
「ねえ、ホントに? あんな変なモノ飲んで、気持ち悪くないの?」
「いや、その逆だ。凄く気持ち良い! もしかして、これか?
今までは、少し舐めてただけだったけど、今日は飲み込んだ。これで、俺の癌が治っている?」
「そんな馬鹿な・・・。でも、そんなんで治るのなら、もっと飲んで!」
再度彼に咥えてもらって、私も頑張って放出、またゴックンしてもらいました。
やっぱり、飲むと気分が良くなる気がするそうです。
それから、彼には毎日二回ずつ、私の体液を飲んでもらいました。
三回以上が無いのは、私が二回までしか続けて出せなかったからですが…。
二週間後。
彼に付き添って病院へ行きました。定期検査です。彼はそれまで、一人で行っていたのです。私がずっと引きこもって、自分のことも、まともに出来ない状態だったから…。
本当に、ごめんなさい・・・。
検査を終え、彼と一緒に、お医者様の前へ。
奇跡が起きました。
彼の癌が全て消えていたのです!
お医者様も、奇跡としか他に言いようがないと…。
間違いじゃないかと、何度も確認したが、間違いじゃないと……。
その晩は、いつものようなゴックンは一回だけ。続いて、彼は初めて、生でしてくれました。彼の精液が、私のお腹の中へ染み込む・・・。嬉しい!
少し休んだ後は、恥ずかしそうにリクエストする彼に答えて、彼のアナルへ私のモノを…。彼の要望だったら、何でも叶えてアゲマス!
次の日からも、毎日、同じような感じ…。
一年後、私は、体の異変を感じました。ちょっと気持ち悪い。それに、生理がこない…。もしかして・・・。
私は妊娠していました。
彼の赤ちゃんを授かったのです!
彼に話すと、喜んでくれました。そして、私と正式に結婚したいと言ってくれました。
とっても、嬉しい!!
ただ、娘さんに話さないと…。
私は、彼の娘さんと同年代。いや、よく聴くと、同い年…。自分と同年齢の母親なんて、受け入れてくれるかな…。
それに、私は普通の体じゃない…。普通の分娩が出来るかどうかも、分からない…。
彼は、私が襲われた時に力になってくれた、親友の探偵さんに相談してくれたようです。
そういったことに最適の研究所があるということで、紹介してもらうことが出来ました。
研究所の場所は、岐阜県。
彼の実家も岐阜県。
娘さんとの顔合わせも兼ね、紹介された研究所へ行くことになりました。
そして、岐阜県と言えば…。舞衣さんです。
ずっと、気にかかっていた・・・。許してもらえないかもしれませんが、舞衣さんに、一言謝りたい。
舞衣さんが引退するきっかけになった事件。その下剤の入ったジュースを運んだのは私。
もちろん、私はそんなことは知らなかった。単に運ばされただけ。
だけど・・・。
舞衣さんは怒ってるだろうな・・・。
彼が娘さんと連絡を取り、研究所の方も予約を入れてくれました。
驚くことに、娘さんが指定した場所は、舞衣さんの神社のすぐ近く。そして、研究所も比較的近くにあるとのこと。三つの用事が一緒に済んでしまいます。
一番の難題は娘さん。きっと、猛烈に反発される…。
でも、彼の話では、娘さんは物分かりの良い人みたい。それに、娘さんも自分の結婚の許可を貰いたがっているとのこと。それも、詳しいことは分かりませんが、ちょっと複雑な関係のよう…。だから、互いに許すという形で収まるんじゃないかと…。
更には、私はもう妊娠している…。反対も何もなく、彼がその責任を負って結婚するってことで大丈夫だって…。
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