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まずその前提を消そうか?

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黒「…は?」
愛「だから」

愛「その俺がふたりの事を恋愛的に好きである前提を消そうか?」
黒「」
愛「いや、うん。黒百合はどっちのプレイが気持ちよかったのか気になるだろうよ。でもさ、俺…普通にキモかった!」
黒「…、」
愛「そもそも俺は、確かにトランスジェンダー心は乙女(笑)だけど、言ってもただの腐男子なんよ!
俺は、男好きだけどぉ!だからって!推しに!好かれたい訳では!ねぇんだよぉおおお!!!」
黒「ぁ…」
愛「俺にとって、黒百合と白百合は!二人揃っての推しなの!その尊い景色を俺は傍観したいの!言っちゃえば挟まるなんて言語道断!!!殺されるべき存在になるよ俺は!」
黒「……あーと…つまり……お前の俺らに対する好きは…俺ら個人のものではなかったということか?」
愛「いや!別にそういうわけじゃない!そういう訳ではないんだけどぉ!なんか、その…!」
黒「……まぁ、言ってしまえばお前は俺に恋愛面で興味はないということだな」
愛「白百合にもな!」
黒「……そうか……なるほど…これは……」
愛「え?何?どした?」
黒「いや、ちょっと予想外だったなと…」
愛「予想外…!?」
黒「…分かった。この一週間。お前を口説く」
愛「はい?」
黒「一週間後に答えを聞く。その時に教えてくれ。もしだめなら……諦める」
愛「………まじで?」
黒「ああ。無理だと言うなら、お前の望むように白百合と一緒にいるようにするよ」
愛「まじで!?(あ、でもついで感はちょっと……まぁいいか。)」
黒「だから…覚悟してくれ…」
愛「あー…うん。分かった(つまり拒否したらこの薔薇は公式のものとなる…と!!!)」


愛「(よーし!絶対拒否してやるー!!!!!)」

白「(盛大にフラグ立てたなこいつら…)」
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