一進一退夫婦道

Emi 松原

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この人馬鹿なんかな?

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私が友人時代にいっとくさんに抱いていた感想。それがタイトルまんまです。


出会う前の若き日にくも膜下をし、透析患者になり、糖尿病や心臓にも影響が出ているいっとくさんは、恋愛や結婚を全て捨て、お仲間さんと趣味に生きている人でした。


そう、その趣味というのが、この私には???なものだったのです。

それはサバゲーとドローン。

いや、どちらの趣味も分かるんです。なんなら私が趣味活動に理解があることが結婚へ発展した事実もあります。


でも、でも……。

「20万する水中ドローン買った」

しばらくして

「よく考えたらこれ沖に出ねえと運用できねえ機能ばっかだな。ユーチューバーにでも寄付するか」


……この人、馬鹿なん??


そしていっとくさんと私の共通の趣味が人へのプレゼント。
だけれどいっとくさんは桁が違う。


「旅行行くから山形牛送る」
「伊勢海老送る」
「白エビ送る」


そんな呆れる話が多々ありつつ。

なんだかんだで楽しそうに趣味活動をするいっとくさんが憎めず。



だったのですが。



私は考えていなかったのです。


とことん趣味を楽しんだいっとくさんの彼女になってしまった。

つまるところ、いっとくさんの趣味が私に移行してしまった。


そうするとどうなるか。


そう、私にお金を使おうとして、プレゼントの嵐が訪れた……!!


年齢的にも体的にも色々含めて、付き合うと同時に結婚の話をしていた私たち。



すぐさま私へのプレゼント禁止令を出しました。

いや、現実的にね、お金を貯めなきゃいけない時期でしたし。


しかしここで始まる悪知恵合戦。


「お土産なら良いんだろ?」

お仲間さんと旅行に行く直前のいっとくさんから最早恐怖とも呼べるLINEが。

しかし私も負けはしない。

そう、金額制限をつけてしまえば良い!しかも送料込みで!!


結局この時の悪知恵合戦は私が勝利し、いっとくさんはちゃんと範囲内で嬉しいお土産をくれました。




後日談ですが、この旅行に行ったお仲間さん、いっとくさんと30年の仲の先輩さんなのですが(ここから先も出てくると思うので先輩さんとします)

先輩さんも、彼女にどうぞと私にお土産をくれたんです。

それが同じお店でもいっとくさんよりセンスが良く、値段も高いものだった……!!(お菓子)


いっとくさん、先輩さんにブーブーと文句を言い。
私が金額制限をつけたからだとブーブーと。


今ではみんなの笑い話です。


今では私がお金を管理しているので無茶なプレゼントはなくなりましたが、それでも私に徹底的にお金を使おうとする姿を見ながら、幸せだけれど。めっちゃ幸せだけれど。


この人、馬鹿なん……??


と思わずにはいられないのです。
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