あと少しのところが足りない。

そらも

文字の大きさ
38 / 44

足りなさその38、 やまっちのあほあほあほぉぉ!!

しおりを挟む




迎えた4回目の宅飲み、もといオレとやまっちの――勝手にオレが決めた――勝負の日。




「くっ、はぁっうぁ♡♡ あっ、ああっ頼人っ…頼人の手、すごい気持ちいっ♡♡ 頼人の手でシコシコされてっ、
うっ、あああっ♡♡♡」
「……っ、ん…♡」


ちゅこちゅこ、ちゅぷちゅぷじゅぷ♡♡♡


やまっちは寝てるオレの手を使い、何故か予め用意していたっぽい感触的にタオルらしき物を巻いた状態の自らの勃起したおちんぽを握らせぐちゅぐちゅと動かす、所謂手コキで気持ちよくなっていたのだった。


――う~ん変態っ!!
もしかしてオレの手が汚れないようにってな感じで気を使ってタオル巻いたのかもしれないけど、逆にコレっめちゃくちゃ変態チックだからね!?
違うっ、紳士な部分発揮する場所全然違うよやまっち!!


ほんともうっ、相変わらず『あと少しのところが足りない』男だなぁ…!!



……あと、オレ的にもむしろそこはやまっちのおちんぽを直接自分の手で感じたかったですっ……そうすればアナニーの時にやまっちのおちんぽの感触思い出して、もっともっと気持ちよくなれたと思うのにっ、もうっもうっ!!!





「っ、何が心配、だ……んくっ♡ は、はぁ……ほんと、最低な嘘、っすぎるだろ、ぐ…うっああ♡♡」



シコシコシコシコっ、タオル越しにたっぷりとオレの力の入っていない手を操り人形みたいに動かしながら、やまっちは息を乱し自分のおちんぽの気持ちよさを高めていく。


心配、最低な嘘……なんのことだろう? と一瞬思ったけど、けれどすぐに理解する。
この前の3回目の宅飲みの翌朝に聞いたオレの問いかけに対して『俺が心配なだけだから』とやまっちが答えたあのことだな、と。



「嘘、ついてごめんなっ……優しくなんてない、俺は、くっ…ただの、クズなっ……あっ♡ ああっイクっ、頼人の手の中に、精液出るっ、うぐイクっ♡♡♡」
「……は、んぁ♡♡♡」



謝り、自分を卑下しながらも、オレの手を使ってやまっちは思いっきり射精をし。
その後すぐに、半勃ちになっていたオレのおちんぽもいつも通りびゅっびゅとイかせてくれたのだった。






「――…んああっ、あぁっ♡♡♡ あっ、お尻っ…おまんこに、やまっちのおちんぽ握った指キてるのぉ♡♡♡ 奥ぅ、奥いいのぉ♡♡ あっ、ああっじゅぽじゅぽダメぇ♡♡♡ おまんこっ、オレのおまんこイクぅっ、イっちゃううぅぅぅっ♡♡♡」



どぴゅっ、びゅっびゅびゅうぅ♡♡♡


4回目の宅飲みの翌日の夜。

家に帰ったオレは、やまっちのおちんぽの感触が残ってるうちに――といっても、タオル越しだったから直接触れたわけじゃないんだけど…――と、着替えもそこそこベッドへと足早へ向かい、やまっちのおちんぽを握らされていた指をぐちゅぐちゅ…自分のおまんこに挿入し、じゅぽじゅぽずぽずぽと一心不乱に喘ぎ乱れまくったのである。


乳首ズリだけではまだ無理でも、後ろを弄り前立腺を刺激すればおちんぽに触らなくてもすっかり射精できるようになってしまったオレの身体。
それぐらいにアナニーをしている証拠、と共に、



「っ、それだけ…やまっちのおちんぽを待ってるってコト…なのに……なのにもうっ、やまっちはぁ…!!」



ぼふんっ、ベッド上の枕に顔を強く押し付け、オレは結局今回も懺悔の言葉を吐きつつもなんだかんだと好き勝手にオレの身体を味わい尽くした『大好きな人』の玄関前で別れた時の優しい笑顔を思い出して、ううっと恨みがましい声を漏らす。


「ふ、ふんっ…毎度毎度あんなかっこかわいい笑顔で最後に見送ったからって、その前までにしていたコトが帳消しになるわけじゃないんだからねっ……っていうかごめんごめん言うなら早くオレに告白してスッキリしちゃえばいいでしょっ!! もぉーーっやまっちのあほあほあほぉぉ!!」


ぼふぼふっとベッドの上で身体全部をジタバタさせながらも、



「くっ、絶対にもうすぐやまっちはオレのおまんこにおちんぽ挿入れたくなってくるはずっ…!! それまではそれまでは我慢っ、我慢アンドファイトだよ頼人っ!!」




まだまだ勝負は始まったばかりっ…とオレは5回目の宅飲みに向け、1人下半身にいっぱいのえっちなベタベタな跡を付けたまま闘志を燃やすのであった。



しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

お兄ちゃん大好きな弟の日常

ミクリ21
BL
僕の朝は早い。 お兄ちゃんを愛するために、早起きは絶対だ。 睡眠時間?ナニソレ美味しいの?

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

処理中です...