「「たぶんアンタがオレの運命っ!!」」

そらも

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06 今日から「まーくん♡」と「カナ♡」で♪



「……んんっ♡ ん、ぁん……はふぅ♡♡」
「んっ……は、ふっ♡ …ねねっどうビッチちゃん? オレのキス気持ちいいって言ってくれたけど、さっきここ来るまでに話してくれた今までの歴代彼氏たちに比べたらどんくらい気持ちいーい?」
「ビッチ言うな!! 言っとくけど、オレ彼氏できたらその人だけにめっっちゃ一途だったんだからねっ」
「ふ~ん? …じゃあ『つーくん』とやらにも一途だったんだ?」
「そうっ一途でした! …そっちこそ家にお邪魔する前に教えてくれた内容からすると、そうとうのヤリチン野郎だったみたいだけど?」
「なっ!? っ違いますぅ、オレだって彼女が出来たらその子だけしか目に入らないしっ浮気なんて絶対しないでリコちゃん一筋でした~」
「! …ふ~ん、前カノ『リコちゃん』って言うんだぁ…可愛い名前の子なんだねぇ」
「……なんでちょっと怒ってる感じなの?」
「……そっちこそ、なんかちょっとキレてない?」
「…別に、キレてないけどね」
「…オレだって怒ってないし」
「……」
「……」

大好きな長めのキスでお互い気持ちよくなったと思ったら、
何故か過去の恋人についてのあれこれで急に機嫌が同時に下降する二人。
それでも、二人はまた

「…とりあえず、もっかいキスしない?」
「! …する。でも」
「ん?」
「次はもっと濃厚なちゅう…まーくんにしてもらいたい、かも」
「!! …まーくんって、もしかしなくも…オレの呼び名?」
「…うん。名前、政峰でしょ? だから、まーくん…ダメ?」
「っ…ダメ、じゃないけど…『つーくん』っとかぶっててなんか……いっ、いやっつーくんのことはもう忘れろっオレ!! …んじゃ、オレも奏多のこと、カナって呼んでいい?」
「!! …カナ…」
「あっ嫌だった?」
「ううんっ嫌じゃないけど…なんか、ちょっと『リコ』っぽい感じがして……って、全然っ全然しないってのっ何言ってんだオレは!! …こ、コホン。わかった、カナでいいよ」
「おう、…じゃあ、カナ」
「んっ、」

ちゅっ

「へへ…ご希望の濃厚なキス、たっぷりお見舞いしちゃうから覚悟しとけよ?」
「! …うんっ。いっぱいいっぱいオレにちゅうのお見舞いしてね、まーくん」
「……でもオレ、案外嫉妬深いんだっての…今日、初めて気づいたわ」
「……オレも、自分がこんなに嫉妬深いだなんて…今までまったく知らなかったよ」
「何でだろうな?」
「何でだろうね? …ねっ、それよりまーくんお見舞いまだ?」
「! ははっ、はいはいっ腰抜かせるほどのをお見舞いしちゃるからなっ…っと!」
「そうこなくっちゃ♡」


……自分たちの今まで隠れていた『嫉妬深い』という思わぬ性質が突然露になったことに驚きながらも、
お互いの気持ちをトントンと急上昇させることのできる魔法のアイテムである『キス』を、
これでもかと激しく濃厚にお見舞いしあったのだった。


時刻は、午後の三時十五分近く。

――まだまだ二人のセックスタイムは、ほんのちょっと始まったばかりなのである。 


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