異世界召喚出来ました。嬉しいけど親友も一緒!?

まぁ

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第一話

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「凄い……」
「真樹?」
「レティって本当に凄い人何だね!僕絶対に魔法使えるようになりたい」
「真樹!お前こいつに何されたかわかってるのか?」
 つい数分前の事などどこへやら。真樹はレティから魔法を習いたい一心で目を輝かせ、それまでの事など頭の中から消えてしまったようだ。
「君は馬鹿なの?僕にどんな事されたのかも覚えてないの?」
「でもそれはレティにとって何か理由があったんだよね。だったら僕は怒らないよ!」
「はぁ……頭痛い」
 これは何を言っても無駄なパターンだと思ったレティは、「わかったよ」と言って真樹に魔法を教える事を承諾した。
「なんかうまい具合に話まとまったみたいだし、そろそろ日も落ちる。町に戻ろう」
 こうしてレティを新たな仲間に加え、四人は町へと戻って行く。


 町に戻りギルド商会に行って依頼の終了と報酬を手に入れた。銀行はもう閉まっているので次の日に借金の返済をする。報酬から借金を引いたお金がカイや真樹に全財産となったが、とりあえずもう一度真樹の服を新調し、宿と夕飯を食べるくらいには貯蓄はあるが、また依頼を受けないとすぐに底をつくだろう。
「別のとこに行く前にもう少し蓄えておきたいからなぁ」
「それだったらさっき教えてもらった依頼をこなすのはどうだ?今のカイなら大丈夫だろうし」
 夕飯は宿と隣接したレストランでとる事にした。カイとフェイは次の依頼やこれからの事を話している。レティは静かにサラダを食べていた。
「ねぇレティは巨大スライムの依頼、ギルドで依頼を受けたんじゃないの?」
「僕の依頼はとある人からの依頼なんだ」
「とある人?」
「そっ。その人が惚れ薬が欲しいって言ってたから、どうしても興奮した巨大スライムの体液が必要だったんだ」
「な、成程……惚れ薬って作れるの?」
「レベル四くらいの調合薬かな」
 さすが異世界。なんでもあれなのだろう。だが惚れ薬とはまたベタなものだなと思いつつ、そんなものが作れるならばハーレムも夢ではないのではと思った。
「ねぇ、それ僕にも教えてよ」
「はぁ?魔法のまの字も使えないのに何言っているの?まずは基礎を作ってからだよ」
 ツンを見せるレティだが、決して悪い人ではないのだとわかった。カイやフェイのような明るいタイプよりも、レティのように大人しく知的な人物の方が馴染みやすい。けれど問題はある。このパーティ、自分以外はみんな顔が良すぎる。
(何これ?顔面偏差値やばいよね?)
 レストランに来ていた女性客達は先ほどからチラチラとこちらを見ている。馴染みやすそうなイケメンフェイに、中性的な美貌を持つ美少年レティ。そして真樹の知る限りのスパダリで爽やかイケメンのカイ。
(この世界って乙女ゲーとかの世界じゃないよね?どうしてこうも顔がいいのばっかり)
 もし登場人物がまた増えるなら、今度はイケメン以外でお願いしますと、真樹は心の中で願った。
 そして一夜を送り、翌日もギルドの依頼をこなす事になる。
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