文字の大きさ
大
中
小
95 / 231
4章 港湾都市アイラ編
161話 猛威
シンに縁のある女性であるカーシャが住む漁村、その日は朝からいつも通り、代わり映えの無い一日になるはずだった──。
水揚げされた魚のうち、指定された小魚は大きな木桶にまとめた後に魚が顔を覗かせない程度に海水を入れ、荷車に積んで内陸の醤油農家に輸送する。
中型以上の魚は女性陣総出で下処理を済ませ、これも海水を張って搬送用の船で市場のある街──ここからならアイラの街──に送り、そこで直接売ったり仲買人に卸すことで金銭を手に入れる。
もちろんいつも完売するはずも無く、売れ残った魚は村に戻るとそのまま食卓に上がったり干物などに加工され、さらに街に送られる事もある。
2日前に夫と義父を漁に送り出したカーシャも、女衆と一緒に慣れた手つきで魚を捌きながら談笑をしていた。
「そういやカーシャ、アンタの昔馴染みのシンちゃんだっけ? あの子が村に顔を出さなくなってもう2ヶ月以上経ったねぇ。今はどうしてるのかねぇ……」
「そうそう、あんな子が薬を売りながら一人で旅だなんて、今まで大丈夫だったかもしれないけど心配でしょうがないよ!」
村の漁師達と比べると幾分か小柄で、特に大柄なアリオスとセットで歩いている所を何度も目撃されていたシンは、童顔でもあったために女性陣の間では、村にいる間は子ども扱いを受けていた。
シンも普通に身長170以上はあるのだが、これに関しては比較対象が厳つい漁師だったり本職の軍人の為どうしようもない。実際シンも、昔から周りの同い年の子供達よりも1~2才下に見られていた。
そんな訳で、シンがあれでも成人済みの17才だと知ると村の住民は意外そうな顔をし、その中でも男盛りの男衆などからは、優しい眼差しを向けながらその肩をポンポンと叩く光景がよく見られたものである。その度にシンは困ったような乾いた笑いで返していた。
「どうだろね。まあ、あの子は見た目がちょいと幼い分、頼りなく見えるかもしれないけど、たまに村に顔を出す兵士連中なんかより強いから心配する必要はないよ」
「へー本当かい?」
「本当さ、ああ見えて昔から頭も腕っ節も大人顔負けだったからね」
「ひとは見かけによらないもんだねえ」
そんな他愛も無い時間を過ごす中、全員の会話が一斉に途切れ──俗に「妖精が通った」などと言われる無音現象──周囲に静寂が訪れる。
その時、誰かがその違和感に気付いた。
普段であれば会話が途切れた後も耳に届くはずの潮騒、浜辺に打ち付けられる波の音が聞こえない。
「──────あれ?」
振り向けば、いつもは10メートル先にあるはずの波打ち際が今日はひどく遠い、30メートルは離れているだろうか……?
違う、離れているのでは無い、今現在も離れつつある。
「────みんなっ!!」
「ちょっと、まさか!?」
「急いでみんなに知らせるんだよ!!」
カンカンカンカン──!!!!
早鐘が打たれ、家の中にいた村民も外へワラワラと顔を出すと、目の前の異様な光景に息を飲み、すぐに何が起きてるのか事態を把握する。
「逃げろーーーー津波が来るぞーーーー!!」
誰かのあげた一言で、その場に固まっていた全員が一斉に内陸に向かって走り出す!
村の地形は砂浜から続く緩やかな斜面の大地に家屋を建て、内陸との境界には高さ5~6メートルの崖が左右に広がり、所々に上に通じる道がある。
いわば天然の防波堤のようなものだが、無論これでは漁村は全て波に飲まれ、壊滅の憂き目に遭う。
しかし全ては命あっての物種、誰も彼もが取るものも取り敢えず、身一つで逃げながらとにかく上を目指す。
老若男女問わず達者な漁民が、それでもゼーハーと息を切らして蹲るほどに逃げた先は付近の小高い山の斜面、魔物はいないが野生の獣は多く生身で立ち入るのは危険な山ではあるが、獣の方こそ現在の危機に敏感であり、周囲に生命の気配は感じられない。
「みんな! 逃げ遅れたやつは居ねえか!?」
「どうしよう!? コギーんとこの倅が寝たきりの婆さんを連れてくるって、途中で引きかえしてったんだよ!!」
「ホントか!? ……ダメだ、とても間に合わねぇ」
男が見つめる視線の先、そこには水平線に重なるように真っ直ぐ伸びる1本の線──津波が徐々に迫ってくる。
ここ30年ほどこの辺に津波が発生したことは無く、村の中にも津波を体験した者はそう多くない。
しかし、老齢にさしかかろうという男の目にはかつての津波の威力が思い出され、そしてその経験からアレでは誰も助からない、そう結論付けた。
「──大丈夫だ! あの大きさならここまで波が届く頃には勢いも無くなってるはずだ!」
──せめて希望を持ったままで、絶望の中最後を迎えるのは辛かろう──そんな思いが男の口から紡がれる言葉に嘘を差し込む。
そして──
ドドドドドドドド──!!
地の底から聞こえるかのような重低音が周囲に響き渡り、やがて浜辺ごと村が飲み込まれる──それはまるで、海が押し寄せてくる様でもあった。
ドドドドドド──!!
多少の勢いが落ちたものの村を飲み込んだ津波は崖を越え、そのまま内陸を侵食する。
「「きゃああああああああああ──!!」」
「「うわああああああ───!!」」
各所で上がる悲鳴、そんな中、覚悟を胸に目を瞑った男は、いつまで経っても来ない最後の時を不審に思い、薄目を開ける──。
「……………え?」
──男の気持ちが天に届いたかどうかは分からない、確かな事は、今回の津波は地殻変動や大地震の影響で発生した自然現象ではなく、怒りに震える海竜の魔力によって引き起こされたものだった、その為、最初の到達時の破壊力はともかく、内陸に浸透する持続力は無かったのかもしれない。
勢いを急激に失った海水は、山の斜面を遡ろうとはせず、左右に分かれながら緩やかに遡上してゆく……。
「た、助かった…………」
へたり込む男はその場で静かに嗚咽し、生き残った事に喜び、そして身体の不自由な祖母とそれを助けに行った若者、村とアイラの街を行き来する為の船の乗組員──逃げ場も無く津波に襲われた者達の冥福を祈り涙する。
そして──
ゆり戻しの第2波が来ないことを不思議がるも、これ以上ここに留まる事も出来ない彼等は日が暮れる前にはかつて村があった、陸地全てを海底の泥に覆われ、異臭を放つ浜辺に戻ってくる。
「コイツは……酷いね」
長年住んだ我が家の場所を忘れるはずも無く、全てを流され泥に覆われた更地のような自宅跡で呆然と立ち尽くす村民達、しかしその顔には悲壮感はあっても絶望に染まってはいなかった。
「ま、海を相手に生きてりゃ、こんな事もあるさ。確かに犠牲は出たけど全滅した訳じゃない、それに──」
津波なら沖に出た夫達は無事のはずだ──そんな想いがカーシャの目に力を取り戻させていた。
「とはいえ、コイツはどうしたもんかねえ……」
何も持たずに手ぶらで逃げた手前、この臭い泥すら撤去する事も叶わない。途方にくれるには充分な仕打ちである。
そんな所に、
「はいは~い、お困りの方はいませんか? 旅の薬師がくすりは勿論の事、ちょっとした生活用品までご用意いたしますよ♪」
「シン坊!? あんた!!」
「や、カーシャ姉さん……無事でよかった……」
おどけながらも心の底から安堵した、そんな優しい眼差しでカーシャを見つめるシンの姿がそこにはあった。
水揚げされた魚のうち、指定された小魚は大きな木桶にまとめた後に魚が顔を覗かせない程度に海水を入れ、荷車に積んで内陸の醤油農家に輸送する。
中型以上の魚は女性陣総出で下処理を済ませ、これも海水を張って搬送用の船で市場のある街──ここからならアイラの街──に送り、そこで直接売ったり仲買人に卸すことで金銭を手に入れる。
もちろんいつも完売するはずも無く、売れ残った魚は村に戻るとそのまま食卓に上がったり干物などに加工され、さらに街に送られる事もある。
2日前に夫と義父を漁に送り出したカーシャも、女衆と一緒に慣れた手つきで魚を捌きながら談笑をしていた。
「そういやカーシャ、アンタの昔馴染みのシンちゃんだっけ? あの子が村に顔を出さなくなってもう2ヶ月以上経ったねぇ。今はどうしてるのかねぇ……」
「そうそう、あんな子が薬を売りながら一人で旅だなんて、今まで大丈夫だったかもしれないけど心配でしょうがないよ!」
村の漁師達と比べると幾分か小柄で、特に大柄なアリオスとセットで歩いている所を何度も目撃されていたシンは、童顔でもあったために女性陣の間では、村にいる間は子ども扱いを受けていた。
シンも普通に身長170以上はあるのだが、これに関しては比較対象が厳つい漁師だったり本職の軍人の為どうしようもない。実際シンも、昔から周りの同い年の子供達よりも1~2才下に見られていた。
そんな訳で、シンがあれでも成人済みの17才だと知ると村の住民は意外そうな顔をし、その中でも男盛りの男衆などからは、優しい眼差しを向けながらその肩をポンポンと叩く光景がよく見られたものである。その度にシンは困ったような乾いた笑いで返していた。
「どうだろね。まあ、あの子は見た目がちょいと幼い分、頼りなく見えるかもしれないけど、たまに村に顔を出す兵士連中なんかより強いから心配する必要はないよ」
「へー本当かい?」
「本当さ、ああ見えて昔から頭も腕っ節も大人顔負けだったからね」
「ひとは見かけによらないもんだねえ」
そんな他愛も無い時間を過ごす中、全員の会話が一斉に途切れ──俗に「妖精が通った」などと言われる無音現象──周囲に静寂が訪れる。
その時、誰かがその違和感に気付いた。
普段であれば会話が途切れた後も耳に届くはずの潮騒、浜辺に打ち付けられる波の音が聞こえない。
「──────あれ?」
振り向けば、いつもは10メートル先にあるはずの波打ち際が今日はひどく遠い、30メートルは離れているだろうか……?
違う、離れているのでは無い、今現在も離れつつある。
「────みんなっ!!」
「ちょっと、まさか!?」
「急いでみんなに知らせるんだよ!!」
カンカンカンカン──!!!!
早鐘が打たれ、家の中にいた村民も外へワラワラと顔を出すと、目の前の異様な光景に息を飲み、すぐに何が起きてるのか事態を把握する。
「逃げろーーーー津波が来るぞーーーー!!」
誰かのあげた一言で、その場に固まっていた全員が一斉に内陸に向かって走り出す!
村の地形は砂浜から続く緩やかな斜面の大地に家屋を建て、内陸との境界には高さ5~6メートルの崖が左右に広がり、所々に上に通じる道がある。
いわば天然の防波堤のようなものだが、無論これでは漁村は全て波に飲まれ、壊滅の憂き目に遭う。
しかし全ては命あっての物種、誰も彼もが取るものも取り敢えず、身一つで逃げながらとにかく上を目指す。
老若男女問わず達者な漁民が、それでもゼーハーと息を切らして蹲るほどに逃げた先は付近の小高い山の斜面、魔物はいないが野生の獣は多く生身で立ち入るのは危険な山ではあるが、獣の方こそ現在の危機に敏感であり、周囲に生命の気配は感じられない。
「みんな! 逃げ遅れたやつは居ねえか!?」
「どうしよう!? コギーんとこの倅が寝たきりの婆さんを連れてくるって、途中で引きかえしてったんだよ!!」
「ホントか!? ……ダメだ、とても間に合わねぇ」
男が見つめる視線の先、そこには水平線に重なるように真っ直ぐ伸びる1本の線──津波が徐々に迫ってくる。
ここ30年ほどこの辺に津波が発生したことは無く、村の中にも津波を体験した者はそう多くない。
しかし、老齢にさしかかろうという男の目にはかつての津波の威力が思い出され、そしてその経験からアレでは誰も助からない、そう結論付けた。
「──大丈夫だ! あの大きさならここまで波が届く頃には勢いも無くなってるはずだ!」
──せめて希望を持ったままで、絶望の中最後を迎えるのは辛かろう──そんな思いが男の口から紡がれる言葉に嘘を差し込む。
そして──
ドドドドドドドド──!!
地の底から聞こえるかのような重低音が周囲に響き渡り、やがて浜辺ごと村が飲み込まれる──それはまるで、海が押し寄せてくる様でもあった。
ドドドドドド──!!
多少の勢いが落ちたものの村を飲み込んだ津波は崖を越え、そのまま内陸を侵食する。
「「きゃああああああああああ──!!」」
「「うわああああああ───!!」」
各所で上がる悲鳴、そんな中、覚悟を胸に目を瞑った男は、いつまで経っても来ない最後の時を不審に思い、薄目を開ける──。
「……………え?」
──男の気持ちが天に届いたかどうかは分からない、確かな事は、今回の津波は地殻変動や大地震の影響で発生した自然現象ではなく、怒りに震える海竜の魔力によって引き起こされたものだった、その為、最初の到達時の破壊力はともかく、内陸に浸透する持続力は無かったのかもしれない。
勢いを急激に失った海水は、山の斜面を遡ろうとはせず、左右に分かれながら緩やかに遡上してゆく……。
「た、助かった…………」
へたり込む男はその場で静かに嗚咽し、生き残った事に喜び、そして身体の不自由な祖母とそれを助けに行った若者、村とアイラの街を行き来する為の船の乗組員──逃げ場も無く津波に襲われた者達の冥福を祈り涙する。
そして──
ゆり戻しの第2波が来ないことを不思議がるも、これ以上ここに留まる事も出来ない彼等は日が暮れる前にはかつて村があった、陸地全てを海底の泥に覆われ、異臭を放つ浜辺に戻ってくる。
「コイツは……酷いね」
長年住んだ我が家の場所を忘れるはずも無く、全てを流され泥に覆われた更地のような自宅跡で呆然と立ち尽くす村民達、しかしその顔には悲壮感はあっても絶望に染まってはいなかった。
「ま、海を相手に生きてりゃ、こんな事もあるさ。確かに犠牲は出たけど全滅した訳じゃない、それに──」
津波なら沖に出た夫達は無事のはずだ──そんな想いがカーシャの目に力を取り戻させていた。
「とはいえ、コイツはどうしたもんかねえ……」
何も持たずに手ぶらで逃げた手前、この臭い泥すら撤去する事も叶わない。途方にくれるには充分な仕打ちである。
そんな所に、
「はいは~い、お困りの方はいませんか? 旅の薬師がくすりは勿論の事、ちょっとした生活用品までご用意いたしますよ♪」
「シン坊!? あんた!!」
「や、カーシャ姉さん……無事でよかった……」
おどけながらも心の底から安堵した、そんな優しい眼差しでカーシャを見つめるシンの姿がそこにはあった。
感想 497
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【老化返却】聖女の若さは俺の寿命だった〜回復魔法の代償を肩代わりしていた俺を追放した報いだ。回復のたびに毛が抜け、骨がスカスカになるが良い〜
「寿命を削って回復してやってたのに……感謝すらしないんだな」
聖女パーティの荷物持ち兼回復術師だった俺は、ある日突然パーティを追放された。
理由は「回復魔法のコストが寿命で、もうすぐ死ぬ無能はいらない」という勝手な思い込み。
だが、彼らは知らなかった。
俺の正体が、この世界の生命を司る世界樹の根源そのものだったことを。
俺の寿命は無限であり、俺がパーティにいたからこそ、彼らは「若さ」と「健康」を維持できていたのだ。
「俺がいなくなったら、誰が君たちの老化を止めるの?」
俺がいなくなった途端、聖女たちの身体に異変が起きる。
回復魔法を唱えるたびに、自慢の金髪はバサバサと抜け落ち、肌は土色に。
若さに溺れていた彼女たちは、骨がスカスカになり、杖なしでは歩けない老婆のような姿へと変わり果てていく。
一方、解放された俺は隣国の美少女皇女に拾われ、世界樹の力で枯れた大地を森に変える「現人神」として崇められていた。
「今さら戻ってきて? ……悪いけど、そのハゲ散らかした老婆、誰だっけ?」
すべてを失ってから「俺」の価値に気づいても、もう遅い。
これは、恩を仇で返した連中が、自らの美容と健康を代償に破滅していく物語。
クラス全員で異世界召喚されたが、俺だけ教室に取り残されたのでとりあえず帰宅した
クラス全員で異世界召喚されたが、先生と俺が残っていた。
魔法もチートスキルもステータス画面すら表示されない、ただの「残され損」
異世界に行けなかった俺を待っていたのは、世知辛い現実だった。
AI使用状況
GoogleのGeminiさん使ってます〜
誤字脱字チェックと調べ物お願いしてます
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。