フォースと共にあらんことを

わろし先生

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フォースと共にあらんことを

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舞台はUSJの一角。早朝。花壇に水を撒こうとするスタッフが二人

先輩「フォースと共にあらんことを」

とてつもないエコーがかかって

後輩「いや、だからこれホースですから」

先輩「これ言わな始まらんやろ?ほら水撒き水撒き」

後輩「もう3日連続ですよ。変わってください」

先輩「つべこべ言うな」

後輩「朝は調子でなくて…」

先輩「そういう時はフォースを感じろ」

後輩「もう辞めたいですわー(と言いつつ水を撒く)」

先輩「贅沢言うたらあかん。俺なんか辞めさせられそうやねんぞ」

後輩「えぇ…なんでまた」

先輩「パークサイドパワーや」

後輩「は?」

先輩「パークサイドの圧力でや!」

後輩「なんかやらかしたんですか?」

先輩「なんもしてへん」

後輩「スターウォーズ好きやからちゃいますか」

先輩「別にそんなやで」

後輩「そこ否定するんや…もうディズニーリゾート勤めたらどうですか」

先輩「あかんあかん、フォースが足らん」

後輩「フォースに足らんとかあるんですか」

先輩「ここや!ここ!水撒ききれてへんやろ」

後輩「あぁ、すんません」

先輩「そんなんやったら、いつまでも俺らのジェダイ(以後ジェダイの発音=時代)はこーへんぞ」

後輩「え?」

先輩「ええか。今は俺らのジェダイじゃない。耐え凌がなあかん。ジェダイが来るまでな」

後輩「あ、時代っすか」

先輩「パークサイドパワーは恐ろしい。生半可な気持ちで首を突っ込んだらあかん」

後輩「大丈夫…ですけど」

先輩「俺は止められんかった…この気持ちを。毎年毎年、なんや!新しい事始めて。なんや!クールジャパンて!伝統もクソもない!あのジュラシックパークでさえも今はフライングダイナソーに人が流れてしもた。俺はあの単純な重力との格闘が好きやった…」

後輩「まさか、それ全部…」

先輩「もちろんや。声を大にして言わせてもろた。パークサイドは恐ろしい。数々の星を喰らい尽くしていきよる。でも俺は、俺たちジェダイ(ここだけジェダイそのものの発音)は自分らの星を守らなあかん!そのために闘うんや!ってな」

後輩「そうか、僕らも(USJの最新施設:ここではミニオンパークとする)ミニオンパークへ移動ですもんね」

先輩「せや。でも上の奴らには相手にしてもらえへんかった…意味わからへんと」

後輩「そりゃそうだ…」

先輩「それから、なぜか俺のロッカーが無くなり、ネームプレートも毎回分かりにくい所に置かれる始末」

後輩「やばいですやん…」

先輩「パークサイドは強大な力を持っとる。一人の力じゃどうにもならん」

後輩「でも、その力を何倍にも増幅させる方法、知ってますよ」

先輩「お、お前…まさか力を…」

後輩「いいえ。あなたはやはり千葉へ行くべきだ。そこでなら力を生かせる。生き生きと生活することができる」

先輩「お前…しかし…」

後輩「僕は大丈夫です。皆も。先輩の頭のなかには銀河が広がっている。それに比べたら大阪千葉間なんてちっぽけなもんです。僕らは繋がっているんです。(ニコッと笑い)はいっ、水撒きは隅々まで完璧ですっ!先輩、フォースと共にあらんことを!」

先輩「お前…しかし…しかし、あれやな。(USJの最新施設:ここではミニオンパークとする)ミニオンパーク…ええな」

全てを水に流すかの様にスターウォーズのテーマが流れ出す-END
(引用。STAR WARSシリーズ)
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